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【感想】西野 亮廣 (著)「新世界」

こんばんは。皆さんはオンラインサロンに入っていますか?
僕は数ヶ月前から、キングコング西野さんが運営している「西野亮廣エンタメ研究所」に所属しています。

最初は、”オンラインサロン?なんだそれは?とりあえず、どんな仕組みなのか理解するために、月1000円で入れるし、入会してみるか?”という軽い気持ちで入会してみました。すると、そこはまるで、

新世界

のように、西野さんの企てるワクワクの渦に多くの人が「お金を払って」巻き込まれていて、現代のメインストリームであるスーツを着て時間をお金で売る人々の集合体である社会とは、また違う社会がそこに存在していることに衝撃を受けたのを今も覚えています。

そんな感じで、サロン面白いな〜と傍観していたのですが、つい先日、西野さんの新書がまさに新世界というタイトルで販売されていたので、今日購入してみました。(しかもサイン本というプレミア感!)

そして、2時間で読破したので、さくっと備忘録も兼ねて感想をメモします。(以下ネタバレ含みます)

まず、この本を読んで西野さんの思想や行動が、時系列ごとに纏められていて、これからオンラインサロンに入ろうかな?と興味がある人にはピッタリな本だと感じました。要約すると、以下のような感じでしょうか。

① 西野さんは絶え間ぬ努力の結果、全国的に認知度が高い芸人となった
② そして、”嘘をつかない”というポリシーを貫き信用度も高い人となった
③ さらに、「クラウドファンディング」という”信用を換金する装置”を活用して資金調達し、人の手に価値を届けることを徹底したことで、今まで他の芸人が実現出来ないようなことを成し遂げた
④ また、「オンラインサロン」という”信用に人が集まる仕組み”を活用して資金&人材を調達し、更に大規模なプロジェクトを進める土台を作っている
⑤ その土台から生まれた1つの企画が「レターポット」であり、今まで数値化出来なかった信用の数のみならず、”深さ”を定量化することで、信用ポイント(深さ×数)を可視化できるようにした
⑥ さらに、③④⑤を「エンタメ研究所MAP」と組み合わせることで、信用ポイントに基づいた経済圏(新世界)を2019年に作ろうと考えている

はい、もし解釈がズレてたらすみません。

そして、「信用経済」について、「お金」の歴史の変遷を含めて、ここまで噛み砕いて読者に伝えられる本はなかなか無いなと感じました。「クラウドファンディング」「オンラインサロン」といったものの正体を、西野さんご自身の体験から、かなり分かりやすく記されています。

さらに、僕のようにすでにオンラインサロンに入っている人間にとっても読む価値ある本だなと率直に感じました。今まで知らなかったエピソードや、

大丈夫。いけるよ。

といった背中を押してもらえる言葉が散りばめられていて、「おわりに」を読み終えたときには、情熱の炎を焚きつけられてしまったので。

個人的には、中でもこの文章が強く心に残りました。

「キューブリックが描いた未来に心を奪われた子供達が、キューブリックが描いた未来を形にした」
心を奪えば奪うほど魅力的な未来予想図は現実化する。


新世界、おすすめです。

2018.11.18


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