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ジュラシックワールド・新たなる支配者/本当の支配者とは?

▷『ジュラシックワールド 新たなる支配者』 映画館

▷90点/賛否両論あるが、僕は大好きな展開ばかりだった。

▷あらすじ
『前作では、恐竜を世界に放ち恐竜と人間が一緒に共存する世界が出来てしまったが、全てが上手くいくはずもない。恐竜を密猟をしたり、高額に売り払ったり、傷をつける密猟グループがいた。そして、オーウェンとクレアとメイジーは共同生活を送っていたが、メイジーは指名手配犯のように世界から注目を浴びてました。それを匿うようにオーウェンとクレアは彼女を世から離れている場所に住んでいますが、メイジーは外に出たい欲や反抗期を迎え、外に頻繁に出ますが、そこを狙った密猟者はメイジーとブルーの子供を誘拐。果たして、オーウェンとクレアは彼女とブルーの子供を救えるのか?そして、もう一つの軸も動き出していた。』

▷徹底感想
今回でジュラシックワールドのシリーズが終わりを迎えました。まずは、完結おめでとうございます。

ではでは、今回の映画を3つの言葉で紹介するとこの言葉が当てはまります

『虫』『共存の対価と恐怖』『え?これで終わり?』です。

まず、『虫』ですが。今回この映画は虫が異様なほど出て来ます。初めて観る人は、この映画は『ジュラシックワールド』ではなく、『インセクトワールド』だと思うでしょう(笑)。それくらい虫が出て来ます。

何故虫が出ると言うと、近年イナゴが世界の食物を食い荒らす報告をたびたび受けたエリー博士が、この問題にはある大企業が関わっていると推測し、自分一人ではこのことを報告しても、影響力が無い事や証拠が不十分なので、ジュラシックパークで鋭意奮闘したイアンとアランを仲間に引き入れ大企業に潜入し、真相を暴きに行くということをします。これがもう一つの軸の正体です。

しかし、この虫の話、正直要らないんですよね。後半まで、全く恐竜と関わらないし、後凄く虫が気持ち悪いしデカい。もっと違った方法の方が良かったと感じます。絶対に恐竜の変異種が大企業から出ていたり、その大企業の販売から何か異変がある方が面白いのですが、これでは弱いか(笑)。

次の『共存の対価と恐怖』は、これは人間側と恐竜側当てはまります。
人間側は、恐竜といきなり共存する生活が始まります。いつ食われるか?いつ家が壊されるか?分からない状態にいつもいます。今回の映画でも少しだけ出ていますが、密猟者のグループが改造した恐竜を意のままに操るシーンが多々あるのですが、これが民衆に当てられるだけで殺されてしまう事や、他にもブラキオサウルスが工事現場に来るのですがそれだけで仕事を止めなければならないことが起きます。これはこれで恐怖ですよね。そして、止めることが出来ないというね。何とも難しい環境です。

そして、恐竜側も同じです。恐竜も暴れ散らかす恐竜もいますが、密猟されたり、違法に売り払われたり、怪我をしているのに何もしないこと等が起き、恐竜側も人間側に被害を被っています。だから、恐竜と人間両方に被害が出てしまい、どちらも共存できていないんですよね。
そして、共存には金と労力が掛かりすぎている。。ここの問題も大きい。

本当に共存という言葉は人間社会でもたびたび問題視されますが、それが恐竜となったらさらに難しいことが分かります。

最後に『え?これで終わり?』ですが、本当にこの言葉に尽きます。
最終的には、全ての物事が上手くいき、物事が収まるのですが、最後にやっぱし共存だよね!!みたいな感じで終わるのですが、いやいや共存するためには何が必要なのかを少しは提示してくれないのかよ!

そして、ここで終わらせるとまだ謎が残ってしますし、もし次のジュラシックシリーズはこの続きを使うのかな?それとも、それを解決して、新たなシリーズを作るのか?だから、ここを解決しなかったことを後悔すると思うんですよね。うーん、これもう一本作って欲しいですね。Part2みたいな感じで。

▷まとめ
他にも、素晴らしいシーンがありますよ。新たな恐竜テリジノザウルスがカッコ良すぎることや、オーウェンとメイジーの恐竜の収め方が、超カッコ良くて、ケイラとバリーも結構活躍してたり、恐竜と人間の勝負も熱い。
テーマを無視すれば滅茶苦茶面白いので、頭を空っぽにしてみて頂ければ幸いです。

それでは、次の作品で会いましょう。。。



 

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