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【助け合いの精神】


私は千葉の地方が大好きなんです。

だってそこには「助け合うのが当たり前」という精神が根付いてるから。
それを実感したエピソードについて今回はご紹介出来たらと思います。

千葉の地方、市原市より下に下ると急に自然が人工物を上回ってきます。
手つかずの美しい自然が残っているのです。

だから最近は市原市より下の方へ頻繁に出かけています。

でも中高大と都会の中心地で過ごしてきた私は自然の脅威を知らなかったのです。

ここでは2つほど大きな助け合いの精神を感じたやらかしエピソードをご紹介したいと思います。

まず一つ目。
これは嵐の日に冒険だ!と言って舗装されてない道に入った時でした。

ぬかるみにハマってどうにもこうにも車が動かない。

終わったと思いました。最悪、車はどうなっても良いから私の身の安全だけでも確保せねば💦

何かしらの直感が働いて私は車から降りて避難場所を探しました。

すると民家が。
その方に事情を説明したら「ばかやろう。もう〜何やってんだ」と言いながら何やら近所の人に電話し始めました。

すると、近くのおじさんがやってきて
「ちょっと様子見てくるから〜」と行ってしまいました。(何度も危険かもしれないので無理しないでくださいと叫びました)

待つ事30分ほど、なんとおじさんが牽引して私の車を引き連れて戻ってきてくれました🥺

最初に助けを求めて電話した業者さんは「20万くらいかかるかもしれませんよ」と。

それがなんと無料で戻ってきたのです。

まさか無傷で戻ってきてくれるなんて🥺

恐れ多いのなんの、感謝の心でいっぱいでした。
その時お土産用に買っておいたもの持てるもの全てを渡してお礼させていただきました。

でも田舎ではよくある事。こうやって助け合ってるとの事でした。

もう一つ。
これは夜の広くて真っ直ぐな田舎の県道を走ってる時のことでした。(昨夜💦)

急に衝撃を感じ目の前を遮るものが。
そして急ブレーキをかけましたが、接触してしまいよろけながら走り去っていくものを見てイノシシだとやっと分かりました。

一瞬の出来事に心臓が飛び出すかと思いました。

そして路肩に停めるため走行すると違和感が。
停めて見てみると接触した部分がバリっと剥がれてタイヤに巻き込まれてしまっているのです。

これはもうダメだと思い、途方に暮れた私は藁にも縋る想いで通りかかった車に手を振りました。

停まってくれなさそうだったのでダメかぁと心折れそうになってた時、100m遠くの辺りで停まってくれました。

そして小学生のかわいい息子さんとお父さんが出てきてくれて、事情を説明した所

すぐに地元の車屋さんに電話してくれました。
「いつでも対応可という事です」と教えてくれました。

でも保険に入ってるならそっちの方がという事でチューリッヒに電話しました。

なかなか繋がらない間、息子さんがいろいろと話しかけてくれるんです。

「うちのパパがイノシシ避けて走ったのを見たことあるよ。
今日はバスケ帰りだったんだよ。
車無くなっちゃったらどうやって帰るの?
サーフィンの板がある!」

素直にすごい子だなと思いました。
人の事本当によく見てる。
10歳にして人を助ける視点がしっかりある子だなぁと。

そしてチューリッヒが来てくれるという事でそれまで車内で待つ事にしました。

「あーやっちゃったなぁ😮‍💨何かの天罰かしら」なんて考えながら過ごしていると

後ろに車が停まりました。
えっ?!と思って振り返ると先ほどのお父さんがお母さんと一緒にやってきて食べ物の差し入れをしてくださったのです。

どんなご飯よりも久しぶりに美味しかったです。

さらに、「チューリッヒは多分、同乗出来ないから家まで送って行くよ。サーフボードもあるし大変だよ」なんて言ってくださいました。

恐れ多過ぎて「最寄りの駅まで送っていただけたら十分です」とお断りしましたが

うちは近くだし全然大丈夫だからと。

結局本当に家族全員で22時半〜1時間以上かけて私を実家まで送り届けてくださいました。

なんとこのご夫婦、高校3年生の頃から付き合って
そのままご結婚されたとか😊
「人生の半分は一緒に過ごしてる」
そう言い放ったご主人、素敵過ぎました✨


もうなんてお礼をお返ししたら良いか分からなくて謝礼金はお渡ししましたが、
他に何かお渡し出来るものがないかと悩みました。

でもそれだけ「困っている人がいたら当たり前に助ける」精神が根付いてるんだなと思いました。

イノシシに接触してしまったのは不幸かもしれませんがこんな素敵な経験をさせていただいたのかと思うと感謝しかありません。

何かお渡し出来る品物を家に常備しておきたいなと思ったり😅

関わってくださった皆さん、本当にありがとうございました😭🙏💓

せめてもの恩返しの想いを込めて記させていただきます。

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