補足用記事(まとめ)

作品の補足用の記事です。
今回、9作品応募しております。

漫画原作部門の参加企業様の出逢いたい作品像を拝見する限り、大きく『新規性重視』と『売れ筋重視』に分かれると思います。

下記の作品紹介順は自分なりに思う『新規性重視順』になっています。
今回のコンテストにおいて私は新規性をテーマに取り組んだので、簡潔に言うと『作品紹介順=おすすめ順』になります。

また、あくまで参考ですが、「③相棒はV」についてはWorldMakerでネームも作成しています。




①終末配信フロンティア!

【キーワード】
近未来、終末、前向き、開拓、配信
シリアス度:★★★☆☆

【テーマ】
テーマは『前向きな終末もの(こんなポジティブな終末もの見たことない!)』です。
入り方こそ、やや狂気を感じさせるものなのですが、本質は「失うモノはもう全て失った。あとはいいことしか起こらない!」みたいなノリです。

少しずつ開拓しながら、生存者を見つけたり、天使の謎を追及したり、バリケードを広げたりして人間の領地を取り戻していきます。

全体を通してポジティブなイベントを多くする想定です。

【補足】
本作における配信は『エンタメとして気丈に振舞うことで明るさをもたらす』+『SOS』の二つの役割を担います。
配信というのは本来、多数の人に観せることが目的のコンテンツであり、ストーリーにおいては、視聴者が爆増させることで盛り上がっていくのが基本的な考え方だと思います。
なので、人が滅んでしまっている終末世界観とは一見、相性が悪そうなのですが……
遠くの関係にありそうな二つの要素を掛け合わせてみたら、謎のシナジーを発揮して、独特な世界観とキャラクターが生まれました。
加えて、分かりやすいカタルシスもちゃんとある作品が出来上がったと思っています。


②PTAぇええ!?

【キーワード】
現代ファンタジー、PTA、親子、大人
シリアス度:★★★☆☆

【テーマ】
かっこいい大人達。
『大人の少年漫画』を目指しました。

読者親子が

子「父ちゃん、ファントムと戦ってるの?」
父「そうだよ」
子「嘘付け」
父「本当だよ、子供は忘れてるだけだよ」

的なノリの冗談を言い合うことを想像しつつ、それができるギリギリのラインの設定で設計しています。

大人達が技名を叫んだり、結構、シュールなのですが、恥ずかしがらずに全力でシュールを突っ走ります。

また、現実ではバトルをしているわけではないですが、それぞれの職場や活動の舞台において、『大人達は日々、戦っているというのはフィクションではない』という裏のメッセージもあります。

偶然の産物ですが、ヒーローとヒロインが最初から結婚してて子供もいるというのは新しいかもしれません。

かつてPTA会長であった父を思いながら書きましたが、なんだか独特な雰囲気を持つ作品に仕上がりました。


③相棒はV

【キーワード】
現実世界、VTuber、バディ、ヒール主人公
シリアス度:★★☆☆☆

【テーマ】
実在するVTuberのキャラ付が濃くて面白い方が多く、そのキャラを反映した能力を持たせて戦わせたら面白そうだなとふと思ったのが本企画の始点です。
『VTuberとして演じてる自分のアバター』と『中の人』をバディにしてバトロワしたら面白いんじゃないか? という単純シンプルな発想の作品です。

【アピールポイント】
ありそうでない『Vアバターが相棒』

単純シンプルだけど、有名な作品がまだないアイデア(ありそうでなかったアイデア)は希少と考えています。
バディもののバトルで超有名な作品といえば、
「金色のガッシュ」「Fate」「シャーマンキング」「ジョジョ」などです。
バディの組合せは、基本的には、人間+〝何か〟なのですが、
それぞれ……魔物、英霊(実在)、英霊(オリジナル)、自己投影した能力 という王道中の王道です。
もはや上記は、これらの作品のイメージが強すぎてどうしても既視感がチラついてしまいます。じゃあ、バディとして、完全にオリジナルな概念を持ってくるのはどうでしょうか?
例えば「ポメノンス」というオリジナルな概念を考えたとしましょう。これはアイデア出しとしては実は比較的簡単です(自分のルールに持ち込めばいいので)。ですが、読者の共感を得るのはやや難しいと考えます。
読者共感を得るには、ある程度、共通認識のある王道である必要があると考えています。しかし王道は王道であるがゆえに、すでに使われてしまっていることが多いです。だから、ありそうでなかったアイデアは希少と考えています。
VTuberのアバターについては最近、浸透し出した概念なので、鮮度も抜群です。
自分が〝演じていた〟キャラというのもミソで、キャラのギャップを作りやすいです。
結論として、本作のアイデアである『Vアバターが相棒』は非常におすすめです。

【設定・今後の展開など】
●ストーリー全体の方向性
人死にが出る程のシリアスではない。
ただし、別れの切なさはある。
基本は濃いキャラとの交流をメインとしたワイワイガヤガヤ系に進む想定です。

●Vの設定
・NPC自動生成(これは元々、メタバースで使われていた)
・ジョン・エックスの会社が秘密裏に開発していたバーチャルモデル現実重畳技術(要するに受肉技術)

の二つが生み出した存在です。
基本的に中の人が演じていた性格となりますが、中の人の深層心理や願望も反映されている。

●Vの生き残りの目的
・完全受肉
・現実世界への干渉を許可

●敗退後のV
メタバースのNPCとして実装される(ただし、戦いの記憶は除去される)

●ジョン・エックスの目的
ネクスト人類計画。
バーチャルモデル現実重畳技術によるバーチャルな人間を生命と認め、より多様的を方法で人類の繁栄に寄与するネクスト人類計画。
そのために有能なVを選定するのが、アクティビティ開催の目的。
(本人は本気で人類の繁栄を願っている)

●サバイバルゲームのこと
しばらくすると、配信などを通して、実施中であることが全世界に知れ渡る

●空(主人公)の目的意識
金 ⇒ シキ(や仲間のV)を消させない
に変化していく。
ただし、ジョンの目的がわかり、勝者のVの思想が今後の人類に大きな影響を及ぼすと分かってからもこの目的は大きくは変わらない。
大きな目的は持たず、仲間のために戦う。

●今後の展開
○大枠
最初の100人サバイバルはあくまでも地区予選。
地区予選を勝ち残った者達で次のアクティビティに進んでいく。
ルールもチームバトルにしたり、報酬も少しずつ変えたりする。
とはいえ、まずは地区予選が一区切りとなる。

○地区予選(3話後の展開)
★ドルVの天上ミカルを助けちゃう展開
空は狩りに出る。結構、順調に討伐数を稼ぐ。
※くりゅうはあまり戦わない生存戦略を取るということで一度別れる

一方その頃、ドルVの天上ミカルは何者かに追われている。
※3話の最後で余裕だったミカルとは一転して焦った様子
天上ミカルは行き過ぎたファン「中が見たいなぁ」みたいな感じの人に狙われて、窮地に陥る。

そこへ空が助ける(かっこよく)。
理由は〝顧客のよしみ〟である。
実は1話冒頭のニャルちゃんの暗殺依頼をしてたのが、天上ミカルだった。
空は去っていった後、
天上ミカルのV具現化が解ける。(読者だけが見れる状態)
中身は地味な女の子。頬を染めて、空へ好感があるような表現。
※1話で背景モブとして出しておきたい。

だが、その後も天上ミカル(No.044)が積極的にキルしている描画。
天上ミカルはキルの様子を配信して、再生数を稼いでいた。
※この頃から、サバイバルゲームが認知され始める。

サバイバルは進んでいくよ、みたいなコマで、主要キャラの様子を1コマで描く。
その中で、1話で空を助けたイケメン碓氷も積極的に戦っていることを印象付けるコマを入れる。

★天上ミカルから連絡が来て交流する展開
お忍びデート的な展開に。
この時、シキとミカルは互いに正体を明かし、空はミカルの中身が地味な女の子であることを知る。
互いに秘密とする約束をする。
(ただし、地味の女の子は頑張って、ミカルに相談などをしつつ、おしゃれをしており、初登場時より可愛く見せる)

★純が天上ミカルに狙われる展開
終了時間が近づき、居られるエリアも狭くなってくる。
積極的にキルしていたミカルの魔の手が純に及ぶ。
配信されている。
空も他人事で観ていた。

すると、劣勢となっていたシロクマ男の具現化が解け、正体が純であることが判明する。
純はシロクマ男(フェン)を失いたくないと懇願する。

目ん玉が飛び出る程驚いた空は慌てて純を助けに行く。(エリアが狭いのでわりとすぐ行ける)

しかし、空が助けに入っても、天上ミカルは攻撃の手を緩めることはない。

空と天上ミカルのガチンコバトルとなる。

空はなんとか勝利する。

と、天上ミカルの具現化が解ける。
中から出てきたのは、イケメン碓氷であった。

すると、なんと!もう一人の天上ミカルが現れ、空を止めようとする。
ここで配信を停止する。

天上ミカルは二人いて、碓氷兄妹であったのだ。
バトル担当の兄とトーク担当の妹で天上ミカルは成り立っていたのだ。

しかし、二人同時にいること、中身が男であることがばれたことから、
碓氷兄は自身を偽物として、妹に倒されるところを配信で流すことで、戦いから去り、
天上ミカルの存続を妹に託すことを決める。

碓氷兄とミカルの別れは切ないものとなる。(二人のミカルはそれぞれ少し性格が違う)
(空も負けたらシキとの別れがあることを強く意識するきっかけとなる)

しかし、天上ミカルの偽物を倒したブラックダイヤモンドとして、空は思いがけず噂になってしまうのであった。

ここで、大体、地区予選終了。

【キャラクター】
●空
標準的な高校生だが、FIREしたいという疲れた社会人のような願望を抱いている。
一方で、向こう見ずなところがあり、トラブルに突撃していく。
名前の由来として空からとも掛けており、あまり設定は盛っていない。
それ故に、戦いの色々な経験を吸収して、人間的に成長していく。
本質的には、何者かになりたい普通の男の子。

●シキ
空のV。俺様キャラのイケメン、仮面姿、闇の炎の剣、おまけに邪気眼という中二病設定を詰め込まれている。
空を僕しもべと呼んでおり、尊大な態度。しかし、空のことを気にかけていたり(ツンデレ)、料理が得意だったり家庭的な面もある。
仮面を被っていたことと邪気眼で定期的に相手から記憶を抹消していたことが影響しているのか、実は恥ずかしがり屋で空以外の前では仮面を外したくない。
(人間界では、仮面をつけてる方が目立つことに気付いていない)
人間のことを下に見ているが、戦いの経験を経て、空(や人間)のことを認めていく。

●純
空の幼馴染で、子供の頃に空が守ろうとしてくれたこともあり、なんだかんだ空のことが気になっている。
空はオタクだと思っており、漫画の影響でオタク君が好むファッションに寄せており、人工的なオタク君に優しいギャルっぽくなっている。
(人工的なオタク君に優しいギャルというフレーズが作者ながら結構気に入っている)
基本的には優しい女の子。
最近、お父さんが他界していて、シロクマ男(フェン)はお父さんの姿が投影されている。

●碓氷兄妹
二卵性の双子。イケメン兄と地味妹。
天上ミカルというアイドルVを二人で運営していた。
バトル担当の兄、トーク担当の妹。
妹はVになると、人が変わったようにトークできる。ライバルVの暗殺依頼を出すなど腹黒いところも……
兄妹二人で運営していたので、天上ミカルが二人になってしまっていた。

●くりゅう
癒し枠。黒幕とかではない。


④祓魔師とシガナイくん

【キーワード】
現代、バディ、年下逆転、祓魔師、アンドロイド、天使
シリアス度:★★★★☆

【テーマ】
アイデアを組み合わせのアプローチで考えました。
「和の古いにしえを感じさせる祓魔師」×「科学技術の進化の象徴アンドロイド」の組合せです。

【アピールポイント】
①年下逆転バディ
同バディの中で、年下で小さかった男の子が経年により、サイズ感が男女逆転するという(作者が大変好みな)要素を含んでいます。かつ、男性側だけがそれを知っているが明かすことができないという変化球の両片思い的な要素も混ぜ込んでみました。

②顔隠し
顔の一部が隠れたキャラというのはどんな顔なんだろう……という魅力があると思います。目を隠したり、鼻を隠したり……
そこで、なにかオリジナリティのある仮面要素がないか考えました。
シガナイくんは本当の顔がわからないという仮想的な仮面属性も持たせてみました。(子供の時の顔はわかるので、そこからある程度の想像は可能)

③AI×天使
現代のエンタメはキャラクター重視になっております。しかし、なんだかんだ言って、どんな世界観にするかの新規性はかなり大事だと思っています。
私は世界観のテーマはある程度、大衆に親しみのあるものの方が良いと考えています。オリジナルの概念やマイナー過ぎるものだと、どうしても共感のハードルが上がってしまうためです。
ですが、海賊、忍者、鬼、巨人、ヴィラン、悪魔、怪異、怪獣、魔女、死神、英霊など、親しみのあるテーマの多くは、あまりにも有名な作品により、すでに使われてしまっています。これらをテーマとすると既視感が強くなります。
そんな中で比較的、狙い目なのが〝天使〟と〝機械(AI)〟だと思っています。探せば、同じテーマがすでにあるかもしれませんが、超有名作品(歴代100位以内くらい)と被らないことが重要と思います。
※上記から私の応募作には天使とAIの関係性を入れ替えたような作品がいくつかあります。


⑤ワールドイズゲーム!!!

【キーワード】
現代、兄弟バディ、ブロマンス、武器化、天使、AI、ゲーム
シリアス度:★★☆☆☆

【テーマ】
わかりやすい世界観に魅力的なキャラクターというシンプルな構成です。
「優秀な弟」と「一見、ダメな兄」。
だけどお互いに認め合い、必要としている。みたいな兄弟依存関係が好きです。そんな兄弟バディを強くてかっこいい上位ランカー達で固めます。
テーマは「兄弟バディ成り上がりブロマンス!」
奇抜性はないですが、作者は少年漫画において、ブロマンスこそ王道という宗派に属しており、極めて真っ直ぐな作品です。
ターゲット読者は少年と女性。

【アピールポイント】
いくら王道を目指すとは言え、面白さのアクセントとなるポイントがないとただのありきたりになってしまうと思います。

本作のアピールポイント
①天使×AI
現代のエンタメはキャラクター重視になっております。しかし、なんだかんだ言って、どんな世界観にするかの新規性はかなり大事だと思っています。
私は世界観のテーマはある程度、大衆に親しみのあるものの方が良いと考えています。オリジナルの概念やマイナー過ぎるものだと、どうしても共感のハードルが上がってしまうためです。
ですが、海賊、忍者、鬼、巨人、ヴィラン、悪魔、怪異、怪獣、魔女、死神、英霊など、親しみのあるテーマの多くは、あまりにも有名な作品により、すでに使われてしまっています。これらをテーマとすると既視感が強くなります。
そんな中で比較的、狙い目なのが〝天使〟と〝機械(AI)〟だと思っています。探せば、同じテーマがすでにあるかもしれませんが、超有名作品(歴代100位以内くらい)と被らないことが重要と思います。
※上記から私の応募作には天使とAIの関係性を入れ替えたような作品がいくつかあります。

②兄弟間の認知に差がある
兄は弟であると分かった状態だが、弟は兄であると分かっていない状態であること。
弟は兄と知らずに兄への尊敬が滲み出る感じで、それ俺なんだけど、、、みたいな照れくさい感覚が得られることを狙っております。

【王道作品を目指すとして意識(注意)していること】
①主人公が最強ではない
(主人公より人気なキャラがいてもよい)
②恋愛要素は基本的になし
(ゆえに女性メインキャラ(ミカ)は男性に媚びないタイプ)
※この二つの要素は昨今の男性向けラノベでは、あまり見られない少年漫画の傾向と考えています。


⑥大人の楽しい魔物狩り……狩られ

【キーワード】
近未来、オフィス、スーツ、OL、スキル、ミステリ、グロ
シリアス度:★★★★☆

【テーマ】
「オフィスまるごと拉致して、リーマン、OLにパニック系のスキルバトルさせる」のがコンセプトです。
スーツの渋いおじさん達が活躍し、クールでかっこいいOLがヒロインなので、実は結構、女性向けのプロモーションの方が向いていると考えています。

【アピールポイント】
○誰がいつ死ぬのかわからないハラハラ、スリリングもの。
 ┗メインキャラも結構死ぬ。何もできないまま死んだり、味方のために死んだり様々。
  基本的に捕食されて死ぬため、グロ・怖いもの見たさを刺激する。

○役職下剋上もの。
 ┗現世での役職に応じたスキルを与えられる設定。
  有能な者が有益な能力を得るわけだが、主人公は平社員で平凡スキルながら、上位職者を下剋上していく。
  現世での役職に応じたスキルを与えられる設定により本来の力関係を可視化し、下剋上関係もわかりやすくしている。

○世界観そのものに対するミステリ要素。
 ┗物語序盤はどこで何のために戦わされているのかが謎であり、少しずつ明かされていく。
  謎要素により、続きが気になる構成を意識している。

○ヒロイン全員クーデレ。
 ┗社会人設定ということで落ち着いた(クールな)雰囲気の女性キャラが多い。

【キャラクター】
○平吉
主人公、男性、35歳、平社員
平凡な『ダウナー系サラリーマン』。スーツ姿。
最近、主任への昇進試験に落ちて若干すさんでいる。
業務スキルは高いが、リーダーシップやコミュニケーション能力に難ありとされている。
(実は業務スキルは上位職からも高く評価されているが、本人は知らない)
かなりのゲーマー。
ダウナー系ではあるが、決めるときは決めてくれる!

○白川さん
ヒロイン、女性、20代
拉致された当日にプロジェクトに参画したらしい謎の美女。
透き通るような肩の辺りまでの髪(銀髪っぽい描画を想定)。スカートスーツ。
序盤、あざとい系のキャラで、その不運を可哀そうに思われ、平吉に誘われ共に行動する。
しかし、正体は案内人のファシリテイター。
ファシリテイターばれしてからは、クール系になるが、意外と冗談が好きなのか、ぼそりとブラックジョークをつぶやき、場を凍りつかせる。
立場上、非情であるように見えるが、実際にはちゃんと感情がある。
物語が進むにつれて、少しずつ平吉との信頼を築いていく。
氷を少しずつ溶かしていく系のクーデレだ!

○宇佐さん
女性、20代
くせっ毛、ジト目のアンニュイ系女子。ゆったりとしたオフィスカジュアル。
ロケット定時退社することからロケット宇佐ちゃんと呼ばれていた。
その実、平吉に匹敵するゲーマーである。
戦いが始まってからもマイペースを貫き、拡散レーザーのスキルを得て、レーザーを乱射するやばい女。
不思議ちゃん系のクーデレだ!

○早海さん
女性、20代
黒髪、ロング。かっちりとしたオフィスカジュアル。
仕事がめちゃくちゃできることから疾風の早海さんという恥ずかしい二つ名をつけられていた。
しかし序盤でトラウマ的な出来事が発生してしまい、ポンコツ化する。
その際に平吉に助けてもらったこともあり、子犬状態と化す。
だが、とある出来事をきっかけにトラウマを克服し、覚醒する。
そこからは平吉に従順な頼れるキャラクターとなる。
氷が蒸発してしまうアッチアチのクーデレだ!

○日比谷部長
男性、40代前半、部長
短髪で渋い顔立ちをしており、いわゆるダンディなおじさん。
フロア200名のトップである部長。
非常に有能な人物であり、拉致された状況においても落ち着いた対応をする。
フロア全員の顔と名前を覚えている上位職の鑑だ。
でも少しきなくさい。そんなミステリアスダンディおじさん。

○キメラ
戦う相手。
人間の下半身にカエルの上半身を持つカエルマン。
人間の子供の姿に魚の顔を持ち、大量発生するカワハギマン。
恐竜の姿にウツボのカをを持つウツボ恐竜。
など、個性豊かなきもくて強いモンスター達だ!

○3話までに出てくるキャラクターのざっくり紹介
・役職(偉い順)
 部長>次長>課長>(管理職の壁)>係長>主任

・登場人物
 平吉・・・主人公、35歳、役職:平社員
 友沢・・・平吉の同期で友人、33歳、役職:主任

(七曜の管理職)
 日比谷部長・・・40歳、役職:部長
 火野次長・・・51歳、役職:次長 早海さんに切られた。
 水谷・・・平吉の同期で最速で課長に昇格、35歳、役職:課長

(美女四天王)
 星野さん・・・キラキラ星野さん
 宇佐さん・・・ロケット宇佐ちゃん
 早海さん・・・疾風の早海さん

(その他)
 白川さん・・・ゲーム開始の日に参画したらしい美女

【3話以降の展開等】
以下、ネタバレありの今後の展開です。
3話の後、インターバルと呼ばれる休憩時間となる。
その間に、殺人が発生する。
後に、殺した相手のスキルを奪えることが発覚する。(この件について、誰が殺した等の展開があるが、ここでは割愛)
ミッション2において、平吉は白川さんに助けられる。白川さんがファシリテイターであることが判明する。
しかし、ファシリテイターはあくまでも参加者の一人であるという。
その後、ミッション3以降、平吉と白川の信頼関係が構築されていく。
そして白川から、この世界が8年後の未来であり、この戦いが人類滅亡の未来を変えるために、AI主催の元、行われていることが告げられる。
最終ミッション後に、平吉は次のファシリテイターを選ぶことを迫られる。自身を選ぼうとしていた平吉であったが、白川は洗脳のスキルで、平吉を操作し、再び、白川自身をファシリテイターとする。
そして、過去へ戻ることとなった平吉にいつかきっと助けに来てくれと微笑む。


⑦ゴブリンでもわかるゲームプログラミング ~読むだけでゲームプログラミングがなんとなくわかるようになる謎のファンタジー小説~

【キーワード】
異世界、魔法、プログラミング、教養
シリアス度:★☆☆☆☆

【テーマ】
一芸に秀でた実力のある平民が偉い人に気に入られて、褒められながら成り上がっていく。

上記の定番の型を使いつつ、主人公が強くなる手段が『魔法をハッキングし、コードを解析する』という方法。
その過程で、『実際のプログラミングコード』を用いるのが、本作品の特徴的な点です。
主人公と一緒にプログラミングを解析し、楽しみながらゲームプログラミングの雰囲気を掴むことができます。

【キャラクター】
○ユキ・リバイス
主人公、男性

・転生前
35歳、社畜プログラマー
社畜だが、本質的にプログラミングが好きなため、無自覚系社畜。

・転生後
15歳、平民

見た目はオーソドックスな主人公タイプ。
物語序盤に魔法に対して無才であることが発覚する。
しかし、無才用の魔法補助具を狂ったように解析したことで、魔法がプログラミングに類似したコードで構成されていることを発見。
そこから更なる修練の結果、魔法コードの改変に到り、魔法業界に革命を起こす。
要するにプログラミングバカ。

○アイシャ・イクリプス
ヒロイン、女性、16歳
王立学園高等部の制服であるえんじ色のブレザーを着用。
髪は透き通るような白銀で、意志の強そうな青い瞳に、極めて均整の取れた顔立ち。

王立学園高等部の生徒会長。
氷属性の魔法を扱い、クールなことから『氷の魔女』と呼ばれている。

直属の研究開発室を持っており、魔道具の研究を行っている。
そこで、ユキに冷蔵庫を作れと指示する。
(これは実は猛暑による飢餓に苦しむ市民のためであり、彼女の優しさと国レベルの視野を持っていることを暗示している)

他の生徒からめちゃくちゃ崇められている謎の多い女性だが、ユキのことをめちゃくちゃ評価しており、ユキにだけ笑顔を見せてくれる。

※実は……このヒロイン3話までに出てきません!
これは序盤を丁寧な成長パートに費やしているからです。
成長パートで、『この主人公が活躍する舞台が揃ったらどうなっちゃうのだろう』という期待値をひたすら上げていく手法です。
もちろん成長パートの中にも、新たな発見をしたり、ざまぁの種まきをしたりとしっかり引きは作っています。


⑧辿り着きたい〝バッド〟エンド 〜ハッピーエンドをぶち壊したい悪役の物語〜

【キーワード】
異世界、悪役、脳内バディ、ループ、努力、不屈
シリアス度:★★★☆☆

【テーマ】
悪役主人公が苦労&工夫しながら、なんとかバッドエンドに辿り着くというテーマになります。
ターゲット読者は基本的には男性。
ただ、男バディ要素もあり、女性にもリーチできると思います。

【アピールポイント】
○本来の主人公を倒すとループする
 ┗死に戻『され』ものとしている理由です。
  本来の主人公は物語の主人公なので、倒されるとコンテニューが発動して、セーブポイントに戻ってしまいます。
  序盤は戻らされるのですが、途中からは、むしろ積極的に利用していくことになります。
  『悪役である』ことを生かした設定で、ループのチート感を緩和します。

○脳内バディもの
 ┗本作は転生先の悪役の脳内に転移します。
  そのため悪役の人格がそのまま残っています。
  本来の悪役との友情、悪役が成長していく様をより丁寧に描くことができます。

【キャラクター】
○アクヤ & レヴィ・フィル・レオン
・アクヤ
悪役貴族レヴィに脳内転移してしまう男。25歳。
平凡な男性だが、逆張り性でかなりのゲーマー。
逆張り性ゆえ、本作のストーリーの軸となるⅦ(セブン)というゲームにおいて、敵サイドに感情移入していた。
序盤、レヴィに脳内転移したのは夢だと思っており、吹っ切れた行動を取っている。
知識チートでレヴィをサポートする……はずだったのだが、特定の条件化で、レヴィの動作主体の入れ替わりが発生し、矢面に立つことに。

・レヴィ・フィル・レオン
黒髪短髪の緩いウェーブのきいたヘアスタイル、極めて整った顔立ち。
黒い正装。
切れ長で怒っているかのような鋭い目には真紅の瞳を宿している。

ラスボスの側近にして恵まれたキャラデザ。
なぜか公式ガイドブックに記載されていたラスボスに匹敵する力を有するという肩書…からは想像もつかないほどストーリーに関与しない。
同クラスのボス達がゲーム終盤に第二形態を解放する中、こいつだけ第二形態を解放することなく、終盤での戦闘すらなし。
故に、悪役う貴族(あくや空気ぞく)などと揶揄されていた。

実際は、ラスボスのゼロスに対し、高い忠誠心を持っている。
しかし、才能だけでゼロス側近に上り詰めており、努力のやり方など知らない。

○ゼロス
ラスボス系ヒロイン。
白銀の長い髪、意思の強そうな青い瞳。
造りモノのような均整の取れた顔立ちをしており、美しいボディラインを荘厳なモノトーンのドレスで隠している。
主人公側勢力の民への残虐非道な行いなどから、プレイヤーからヘイトを集めている。

実は、民のために51を救うために49を殺す修羅の道を進むと決めた人物。
儚げで弱さも持つ。レヴィのことを信頼しており、レヴィの前ではすぐゲロを吐く。

○セリア
ヒロイン、ラスボスの側近(立場的にはレヴィと対等)
スミレを思わせる淡い紫のドレスに身を包んだ小柄な少女。
金の髪、パープルの瞳をしており、穏やかで優しげな顔立ち。

敵勢力とは思えない程、穏やかな性格……だが、実は大のカエル愛好家で部屋におびただしいカエルを飼っている。
また第二形態になると
二足歩行で直立するドレスを着たカエル……の口から、まるで食われているかのように生気のない人面のようなものだけが出ている。
というきもい姿となり、プレイヤーからはリアル蛙化現象と呼ばれていた。
実際には、そのきもい部分はフードのような構造になっていて、中から人の形をしたセリアが出てくるのだが、性格がメ○ガキになる。

○関係性
レヴィはゼロスのことを尊敬する対象と見ており、恋愛対象とは見ていない。
どちらかというと幼馴染のセリアのことが好きである。
そのため、レヴィ(レヴィの人格)×セリア、レヴィ(アクヤの人格)×ゼロスという倫理的にギリOKな二股構造になる。
なお、ストーリー的に先にセリアが死ぬので、序盤はセリアが死ぬのを止めるために奔走する展開となる。

【3話以降の展開等】
以下、ネタバレありの今後の展開です。
3話まででは書き切れていませんが、死に戻り(ループ)ものです。

主人公ドラカンを倒すと、主人公ドラカンの死を原因としたタイムリープが発生します。
物語の主人公が死ぬとコンテニューになるという理屈です。
そこから主人公ドラカンを倒さずに運命ストーリー(セリアやゼロスが死ぬ展開)を変えようと奔走するという物語に発展していきます。

例えば、「虐殺を止める」とか「シスターの殺害を止める」とか、試行錯誤しながら徐々に運命ストーリーを変えようとするのですが、それを邪魔する存在がいて、なかなかうまくいきません。

原作に登場しないキャラクター(いなかったはずの四天王マルクなど)が運命ストーリーを保とうとする存在として、邪魔をしています。それらを暴きつつ、最終的にゼロス生存ルートを目指します。


⑨TS転移した友人、現地の男性にモテるが「俺は男を貫き通す!」とか言ってる。けど、時々、俺にだけ女の武器を使ってくるのはなんで?……というラブコメの側を被った異世界バトロワ……なんだが、無視して現地の人と仲良くしてたら、強くなり過ぎてごめんなさい

【キーワード】
異世界、TS、親友ちゃん、無双、あまり緊張感のないバトロワ
シリアス度:★★☆☆☆

【テーマ】
タイトルの通りのコンセプトの作品です。
(コンセプトをそのままタイトルにした)

ターゲットは男性。
(精神的BL要素もあるので、それが好みな女性も狙えるかも)

【アピールポイント】
主人公とTSしてしまった親友くんのバディ&ラブコメ(微エロあり)
┗親友くんはハイスぺで現地(異世界)でもモテるが、相手にしない。なのに、主人公にだけはなぜか女を見せてくる。
 (なお主人公くんも現地の女性にモテる模様)

バトロワ設定だが無双して、主人公サイドに緊張感はほぼない(ストレスフリー)
┗元々、強い設定に加え、現地の人との交流で優位性を持ち、手が付けられない状況に。

【キャラクター】
○アオイ
主人公、男性、高2
目つきが悪く怖がられているが、内面はダウナー系。
だが、いざとなると勇気がある。
作中のゲーム『ユナイト』において天才。
完璧な防衛システムを構築し、無敵。
異世界の守備魔法を融合し、更に手が付けられない存在に。
オムライスに対し、異常な執着を見せる。

○ハル
親友、男性⇒女性(性転換)、高2
ハイスぺの親友くん。
女の子に告られまくるが全て振っている。
アオイが女だったらなぁなどと言っていた(自分が女になるのだが)。
ハイスぺゆえ『ユナイト』でも強い。攻撃的なプレイヤー。
ゲーム開始時、女の子になってしまう。
黒のミディアム。
現地でもモテるが、「俺は男を貫き通す!」などと言って、男性を拒否。
しかし、なぜかアオイにだけは女の武器を使ってくる。

○ユシア
現地の勇者、女性、18歳
茶髪のボブ。
絶滅危惧種の普通にかわいい勇者。
まじで普通に性格のいい勇者。
普通過ぎて一周回って新鮮!?
現地では人種最強の一角で、守備魔法が得意。
トカゲが苦手。
少しずつアオイに惹かれていく。
圧倒的『普通力』でハルの対抗馬となれるか!?

○天王洲 海 ※3話までには名前しか出てきません
バトロワ参加者、女性、17歳
ポニテ、ブレザー姿。
アイドルデュオ『シーサイド』のメンバー。
元アイドル。
アオイ達を殺しに来たところ、いろいろあってアオイに従属化され、正に『なんでもしますからぁ』状態に。
それ以降はもっともアオイに明確に好意を示す存在に。

【3話以降の展開等】
なんと3話までで未だにバトロワ展開が始まっていませんが、しっかりと有利な状況を整える描画を入れることで、無双の期待感を高めていきます。(WEB小説ではよくある手法です)


(おまけ)作者のプロフィール


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?