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休みまでがんばろうは今すぐ止めよう

最近、めちゃくちゃひさしぶりに風邪をひきました。
そこには、メンタルケアの基本が隠されていたなと思い、今日の記事を書こうと思います。
題して「休みまでがんばろうは今すぐ止めよう」。

①体からのサイン

風邪をひくまで、たしかに業務がかなりきつかった。そして、明らかに日常と違ったことは3つ。
①背中が痛い日が一週間ほど続いた
②寝付けない日や眠りの途中で目が覚める日が一週間ほど続いていた
③少しまとまった休みが取れる日が近づいていた

②通用しなかった「休みまでがんばろう精神」

「少しまとまった休みが取れる日が近づいていた」、ということが何を引き起こしたかというと、「休みまでがんばろう精神」。
これが非常にまずかった。
「休みが来ればゆっくりできる」
「休みが来ればリセットできる」
「休みがくれば回復できる」
これらの思いとともに、まるでフルマラソン後にゴールに倒れこむように(とまで言うと大げさですが)、休みを迎えました。

③なんとかがんばるための目先の期限

「この山さえ乗り越えれば・・・」
「今週さえがんばれば・・・」
「このプロジェクトさえ終われば・・・」
「あと何日過ごせば長期休暇・・・」
そんなふうにして、自分に喝を入れることってないですか?

もちろんそれが悪いわけといいたいわけではありません。

たとえば、「○○という試験に受かるために、この一年は何としてもがんばる」とか、期限を決めることによって自分を奮い立たせることも必要なときはあります。
なぜなら、ゴールがみえないと人は走れないから、です。
だから、「○○という目標に向けて、いついつまでにがんばる」、はありです。

でも、
「この山さえ乗り越えれば・・・」
「今週さえがんばれば・・・」
「このプロジェクトさえ終われば・・・」
「あと何日過ごせば長期休暇・・・」
というのは、さっきの「○○という目標に向けて、いついつまでにがんばる」とはちょっと違うと思うのです。
別に目標はなくて、なんとかがんばるために目先の期限を設けている、というだけのこと。伝わりますか・・・?
だから来週になれば、「このプロジェクトさえ終われば・・・」と言ってがんばるんだけど、たとえそれでプロジェクトが終わっても、また新しいプロジェクトがくる。会社なんてそんなものですやん。
「いや~今回プロジェクトよくやってくれたから、しばらく休んでいいよ」なんて言ってくれん。
「はい、じゃあ次のプロジェクトがんばってね」で終了。
そしたらまた、「このプロジェクトさえ終われば・・・」が始まるわけですよ。エンドレス。
「○○という目標に向けて、いついつまでにがんばる」と「なんとかがんばるために目先の期限を設けている」とは、大きく違うのです。

ここまで読んでいただけるとお分かりかと思います。
「休みまでがんばろう精神」はなんとかがんばるための目先の期限にすぎないのだと。

④普段のケアが大事

身体からのサインが現れたとき、明らかにしんどい仕事を引き受けていました。それ自体は私がやることで何ら問題はありません。
ただ、背中の痛み、眠れない、に対しては、もっとアプローチできたと思います。
・同僚に仕事をふる
・同僚に仕事の大変さを聴いてもらう
・自分だけで何とかしようと思わない
・眠れるような工夫をしてみる
などなど。
とにかく大事だったことは、しんどいときこそいかにそれ以外のことを普段に近づけるか、ということ。そして、しんどいときにやりがちなことに気づきそれをやめる、ということ。

みなさん、ありませんか?
私はしんどくなると
・無駄に活動する
・あれこれ溜まっている物事を自分ひとりで片づけようとする
・人にやさしきできなくなる
めちゃくちゃ端的にまとめると、一人で殻に閉じこもると危険なんですよ。
めちゃめんどくさい人間だ苦笑
みなさんは、いかがでしょうか?
しんどきときにやりがち、なりがちなことってないですか?

⑤小さな出来事で済むうちはいいけど


これね、小さなできごと、たとえば「風邪」レベルで済めばましです。
私も結構あぶなかったと思う。
昔、病気したときの精神って、結局これやったと思うんです。
「身体にも精神にも無理がきてんのに、ここまでは何とかと思って、ゴールに倒れこむように仕事にケリをつける。そして立ち上がれなくなる」

みなさんもご自身にあてはめてほしいんです。
「無理がきてんのに、自分でなんとかと思って、帰宅後倒れこむように仕事をこなしている。」
そんな状況だったら、今すぐStop!
自分を労わって。あなたは十分がんばっている。

急に寒くなってきました。秋はなんとなくさみしいと思って、気分が下がることもあるかもです。無理せず、自分にやさしくきましょう。

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