小島優介
ITエンジニア向け月刊誌「Software Design」2022年4月号から連載している「リモートワークでも楽しいチーム開発をめざすハピネスチームビルディング」の連載記事を、本誌掲載の2ヶ月後に順次公開していくマガジンです。
本記事はデブサミ2020関西(Developpers Summit)でベストスピーカー賞1位を受賞した「組織と個人が内発的動機により継続的に成長するための施策」の発表資料を公開しています。 概要は、1年以上の期間をかけて、生産性倍増+成長し続けるチームに変わることができた施策の紹介です。 発表資料は読んで理解してもらえるように、発表時の状態から改訂しています。 スライドを全画面で表示する際はこちらから該当ページを表示ください。 上記施策の活用方法発表資料は、たくさんの施策
この記事の初出は、Software Design 2022年6月号です。 はじめに今回は、チームで定期的に行う振り返りについてのお話です。 私のチームでは、数週間に1度のタイミングで、チームの皆で過去の出来事を振り返って、良かった点や改善点を挙げてチームを少しずつ改善していく活動をしています。 振り返りは、チームの皆が積極的に自分の考えを発言し、チームをよりよくするための次のアクションを決める事が重要だと思います。 しかし、チームの皆がなかなか積極的に自分の考えを発言しな
この記事の初出は、Software Design 2022年5月号です。 はじめに私のチームは、アジャイル開発をしており、毎朝チーム皆で集まって今日やることなどを話す会議をしています(現在は全員リモートワークです)。 朝に行う会議は「朝会」「デイリースクラム」「スタンドアップミーティング」などがありますが、今回の話はどれにも共通する内容のため、ここでは「朝会」と呼びます。 朝会が、マネージャーへの報告会になってしまう事は無いでしょうか? 私のチームの朝会はまさにそういう状
この記事の初出は、Software Design 2022年4月号です。 はじめに私は、開発チームのエンジニアリングマネージャーとして、今までチームの皆と一緒に楽しいチーム開発をするための様々な施策を試してきました。 それらの施策は、チームの皆が主体的に提案したものであり、これが楽しく開発する原動力となっています。 そのように皆で提案する活動の事を「ハピネスチームビルディング」と名付けて、私のチームでは大切にしています。 その内容を記事やカンファレンスで発信した結果、役にた
多くの人がSNSを活用する今の時代(詳細はこちら参照)、会社でも個人でもSNSで発信する重要性は高まっています。 ITエンジニアの業界では、フリーランスでなくサラリーマンであっても、SNSでの発信で、自分の価値を高めていくことは重要です。 また、趣味での創作活動をするにしても、SNSでの発信は重要です。 しかし、SNSアカウントを作っても、それをどうやって育てていけば良いのかよく分からない人も多いと思います。 (私も最初はどうすればいいのかよく分からず迷走しました) そ
はじめにこの記事は、私が友人に対して楽天証券でインデックス投資の始め方を伝えるために、ITエンジニアの私が実践した手順と実績を書いた記事です。 せっかく一生懸命 書いたので公開しました。 まず前提として、あまり投資について知らない普通の人が資産運用を始める上で、以下の「99点記事」が、とても有名で参考になります。 投資にあまり時間を使いたくないけど、銀行預金は損しているみたいでモヤモヤするという人は、以下の記事を読むことをオススメします。 (記事を書いた人はGoogleのエ
はじめに本稿は、私がITエンジニアの友人に対して、資産運用の基本を学ぶのに役立った記事や動画を紹介するために書いた記事です。 せっかく一生懸命 書いたので公開しました。 私の家は、平均的な世帯年収と同程度あるので 「資産運用なんて面倒なことしなくても良い」と思っていました。 しかし、その考えはとてもリスクが高いことに気付きました。 思っていた以上に、銀行貯金のみで生きていくことの方がリスクがあると分かったので、資産運用を始めて良かったと心底思っています。 実際、資産運用で
はじめに書籍「ビジネスマンのための新教養 UXライティング」を読んだので、そこで学んだことを書きます。 UX ライティングとは書籍には「ユーザー体験(UX)に合わせた言葉の使い方や文章表現」とありました。 私の解釈としては、あるサービスを利用する一連のユーザー体験の中で、ユーザーがどう感じるかを考慮した上で、ユーザーとつながり、行動を促すような文章だと思います。 書籍に書いてあった例としては、スマホの英語学習アプリで、ユーザーに通知の許可を確認する画面で「役立つお知らせ
1年半前の私は、IT系の会社に努めている30代後半の平凡なサラリーマンでした。 ITエンジニアでありながら、技術記事を書いたこともなく、社外イベントで発表したこともなく、社外の勉強会に参加したことすら1度もありませんでした。 そんな私が「発信活動」を始めたことで、とても楽しいエンジニアライフが過ごせるようになりました。 なぜ「発信活動」を始めたことで、そうなったのか振り返ってみたいと思います。 (長いので要点を知りたい人は太字のみお読みください) ◆ ◆ ◆
はじめにITエンジニアは、成長するために、学んだことをアウトプットすることが推奨されています。 そのアウトプットの代表例は、技術記事投稿だと思います。 私の会社では、技術記事投稿に対して興味がある人は多いのですが 「書きたいと思うことと同じ内容の記事がすでに世の中にあるので、書くネタがない」 という人がたくさんいました(技術記事を書いたことのない若手20人くらいに聞いたところ、ほぼ全員がそんな感じでした)。 今回は、その際に私がその20人に説明して 「それを知って投稿のハ