いい予感

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いいね!が溢れる日本語空間演出家です。(日本語教師) 趣味は、スポーツ、ドラマ鑑賞、仮想通貨、読書などです。 将来の夢は、豊かな人生を送るためのお手伝いができる人になることです。 よろしくお願いします。

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20年の日本語教員生活を振り返って

自己紹介がてら、これまでの日本語教員生活を振り返ってみました。 私が初めて日本語教師として働いたのはトルコの大学でした。 その大学は日本語学科が立ち上がって5年ほどで、8名の教師全員が日本人、授業は完全直接法という特殊な環境でした。 入学者は毎年30~40名ぐらいで、8割程度は1年でN4合格レベルになります。残りの2割は留年して、そのうちの8割程度は翌年N4合格レベルとなりますが、それ以外の数名は退学を余儀なくされます。 日本語教師経験が全くないひよっこの私が、いきなりそ

    • 『大きな嘘の木の下で』Part5       新しいことへのチャレンジ

      #読書感想 #大きな嘘の木の下で #チャレンジ #日本語教育 「行動を起こせる人になるためには、 毎日違うドリンクを選べ!」🥫🥤🍹 恐らくこの本の中で、もっともキャッチ―なフレーズで、 その意図を聞いて納得する人も多いのではないでしょうか。 筆者が言わんとしていることは、 我々は知らず知らずのうちに 毎日判で押したように同じ行動をとっており、 ほとんどの人は、 リスクを恐れて必要な時に動けず、 結局それまでの惰性でしか生きられないということです。 私も筆者に同感です。

      • 書評 『大きな嘘の木の下で』 Part4 「目的」「目標」「手段」について②

        #書評 #大きな嘘の木の下で #日本語教育 #目的 #目標 #手段 #教育理念 まず注意すべきなのは、 「目標」についてです。 多売型の営利企業における「目標」は、売り上げ〇〇億円、新規顧客〇〇人獲得などとなっているのが一般的です。 これらの目標は企業側でほぼ自己完結できるもの(【自己完結型目標】)となっています。 目標達成のためには、顧客側にもお金を支払ってもらったり契約書にサインしてもらったりしなければなりませんが、 顧客側が売り上げ○億円を目指して商品を購入

        • 書評 『大きな嘘の木の下で』 Part4「目的」「目標」「手段」について①

          #書評 #大きな嘘の木の下で #日本語教育 #目的 #目標 #手段 「目的」「目標」「手段」の辞書的な意味  「目的」実現しよう、成し遂げようとする目指す事例。最終的に到達すべきこと。 「目標」意図している事柄を達成する為に設けた目当てで、具体的に達するべきこと。 「手段」目標に到達する為に、取るべき具体的な方法。 著者の会社の「目的」「目標」「手段」 「目的」関わる人たちを豊かにする。 「目標」売り上げ1000億円、利益100億円。 「手段」メガネを販売する。世界的

        20年の日本語教員生活を振り返って

        • 『大きな嘘の木の下で』Part5       新しいことへのチャレンジ

        • 書評 『大きな嘘の木の下で』 Part4 「目的」「目標」「手段」について②

        • 書評 『大きな嘘の木の下で』 Part4「目的」「目標」「手段」について①

          書評 『大きな嘘の木の下で』 Part3「仕事」について

          #読書感想 #大きな嘘の木の下で #日本語教育 「仕事」とは、誰かの願い(真のニーズ)を叶えるために、自分ができる限りの価値を提供すること。 「労働」とは、体を使って働くこと、特に、収入を得る目的で、体や知能を使って働くことを指す。 これを読んで皆さんは何を感じたでしょうか。 私は、ここまで明確に仕事と労働の意味をきちんと定義していませんでしたし、この定義に、筆者の物事の本質を見抜く力を感じました。 仕事がつまらないとか大変だと言っている人の多くは、「仕事」ではなく

          書評 『大きな嘘の木の下で』 Part3「仕事」について

          書評 『大きな嘘の木の下で』 Part2「幸せ」について

          #書評 #大きな嘘の木の下で #日本語教育 「幸せ」ということばは状態を表すものではなく、瞬間、瞬間に感じる感情を表すものである。 そもそも、他人の感情をコントロールすることに無理がある。もしそれができたとしても、感情というのは相対的なものなので、24時間365日ずっとその感情を継続させることなんてできない。 誰かを幸せにしようと思っている人は、思い上がりで、自分の幸せ基準を相手に押し付けているに過ぎない。 これは目から鱗でした。 確かにそうですよね。 私はこれまで

          書評 『大きな嘘の木の下で』 Part2「幸せ」について

          書評 『大きな嘘の木の下で』 Part1「訴える力」

          #書評 #大きな嘘の木の下で #日本語教育 私は自己啓発系の本を好んで読んでいますが、多くのものは自己啓発書のバイブルとなっているような本の焼き直しで、表面的な部分をまとめたり、切り口を少し変えただけのものです。 しかし、この本はそうではありません。 著者はかなりの読書家だと思いますが、そこから得た知識を自分の中に落とし込んで行動し、完全に自分のものとしています。 そして、独自の発見も多く交えながら、筆者自身のことばとして私たちに熱く語りかけてくるため、非常に説得力があ

          書評 『大きな嘘の木の下で』 Part1「訴える力」