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火星にパープル(紫)な生命痕跡が!?

地球外生命体といえば「火星」、火星といえば赤く乾いた大地、そんな連想を打ち砕く衝撃的なニュースを見つけました。
こんなタイトルを見ると、なにがあっても反射的にクリックしますね☺

火星は戦後何度も探索に挑戦した結果、1970年代から写真撮影に成功し(バイキング号が撮った人面岩とか当時話題になりました)、直近では2021年2月に、今回の調査立役者「パーシビアランス」が到着しています。
同じくNational Geographicが美しい火星写真群を公開しています。

さて、火星ですが、以前の探査からすでに、川の跡など生命に必須の「水」を示す痕跡は発見していました。
今回の記事によると、今回見つかった紫色の被膜は、数十億年前のクレータ-跡で関係者が当惑するほどあちこちで見つかっており、酸化鉄やマグネシウム、そして水素などを含んでいる可能性があるそうです。特に水素があると、水との反応によるものと考えられます。

同記事にも記載がありますが、実は地球の太古(数十億年前)もこういった被膜形跡があり、当時はシアノバクテリアという微生物が関与していたのだそうです。
この微生物は、地球の生命体の破壊と創造をもたらした「酸素」をもたらしたことで有名です。地球の歴史にはかならず登場しますね。
ちなみに「破壊」といったのは、それまでの微生物が「嫌気性」と呼ばれる酸素を「猛毒」とするもので、シアノバクテリアの光合成で、酸素をより上手くエネルギーに代えられた生物が新しく台頭してきたという流れです。
なかなか今の常識だと想像しにくいですが、我々が今まで快適だった家の外に出たら呼吸が出来なくなったようなイメージでしょうか。

火星に話を戻すと、細かい元素組成物が地球とは異なるので早計ですが、粗削りにいえば生命が誕生していた可能性が高まったといえそうです。
これからの同探査車による調査結果にますますの期待が寄せられます。
ちなみに、今回は過去最強の計測機器が搭載され、その1つは「シャーロック」と呼ばれてるのはご存じでしたか?

もはや推理は、ベイカー待の安楽椅子から地球を超えた現場に代わっているようですね。

もし火星探査に興味を持った方は今回参考にした下記ニュースやNASAサイトがおすすめです。


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