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鬱になった友人が退職しない理由

はい、どーも、りゅうパパです。 
このブログは、子供が寝静まったあとにパパが本音を話すブログとなっております。
本日は、こんなお話です。

友人が鬱になりました

1年ぐらい前でしょうか…中学校のときの同級生が鬱になりました。
彼の話を聞くと、あるとき、電車も車も乗れないほど気持ち悪くなり、倒れたと言う。

その後、彼は休職して、今は休職と復帰を繰り返し、僕が知る限り3度目の休職中かと思います。最初は、彼も1ヶ月ぐらいお休みして復帰するようなことを話していましたが、現実はそんな甘くはないようです。

僕も息子のことで多少はそのへんの話には敏感で、そう簡単に治る病気ではないことぐらい知っています。

それにしても、比較的、僕も頼まれたら断れないような真面目な性格で、仕事を頑張り過ぎてしまう節があるので、明日は我が身だと思うし、これをキッカケに鬱になりやすい人とは、どんな人なのか?そうならない為に気を付けることはあるのか?など考えてみたいと思います。

彼と僕の学生時代を振り返る

同級生だった彼の過去を思い返してみると、中学生のとき、僕は学校一厳しい部活であったバスケ部に所属していたが、彼はお遊び程度のバドミントン部に所属していました(※バドミントンそのものはハードなスポーツだと思いますが、僕の中学のバドミントン部がユルそうだったという話です)。

彼とは高校も同じであり、僕は中学と同様にバスケ部に所属し3年間の青春を過ごしたが、彼は帰宅部でした。

高校卒業後、彼は就職して、僕は1年浪人をし、多摩美術大学に入学。

同じ高校に行くぐらいなので、あえて言わせてもらいますが、ここまでの彼は、まともな受験もスポーツなりで努力した経験も、僕が知る限り、ないと思います。

仮に、「否、バドミントン部はしんどかったんだよ」と言うのであれば、おそらく自分が思っている努力のレベルが低い可能性もあります。

もっと言ってしまうと、せめて週に1回でもジムに行くとか、時間を忘れて夢中になれる趣味も聞いた記憶がありません。

僕も彼と同じぐらい頭は悪いが、スポーツで努力した経験も仲間もいる、スポーツでの成功体験だってある。勉強は出来ないが、受験を経験し、1浪とは言え、それなりに有名な美大にも入学できました。

別に自分のことを自慢したいわけではなく、本来なら鬱になる可能性がある自分との差を、客観的な事実として振り返ってみました。

鬱になる人は真面目な人が多いと聞きますが、なんなら、僕のほうが真面目だと思うわけです。

僕も鬱になりかけ、予定もないまま退職した

実際、僕も鬱になりかけたことがあります。人に誘われても飲みに行く気にもなれず、休日さえ憂鬱な気持ちで過ごした時期がありました。

そのとき、僕は結婚もしていたし子供もいましたが、僕は次の職場も未定のまま、退職しました。とんでもない野郎です。また、それを許してくれる妻もたいしたものです。

まあ、既に30代後半でしたが、今よりは若く、なんとかなるだろうと言う気持ちはあったかと思います。

今後も退職の予定がない彼

彼の話に戻すと、彼は身体を壊すほど職場に不満やストレスがありながら、辞めることもなく、また、話を聞くと、今後も辞める気がないから驚きます。

それは、年齢的にも転職を諦めて、辞める勇気もなく、現状維持が出来れば万々歳、そんな感じのようです。

しかし、休職から1年ほど経った最近の話を聞くと、個人的には、鬱病が治るどころか、拗らせてると言うか、より職場への恨みのような気持ちを強くしているような気さえします。

僕はその道のプロではないですが、おそらくこのままでは、彼の鬱病が治ることはないでしょう。

確かに、命を懸けてでも関わりたい仕事も世の中にはあるかもしれませんが、僕ら一般人であればそこまでの仕事と出会うことはそうそうないでしょう。このまま鬱病が治らず、場合によっては命に係わる可能性さえあると思うと非常に心配です。

退職すれば、まだ治ると言うか、鬱が現状よりはマシになる気もしますが、彼はそれを選びません。なぜでしょう。子供もいないのに。

彼が退職をしない理由を考える

彼が退職をしない理由を僕なりに考えてみると、上述のとおり、彼は、過去に大きな成功体験がないのが原因ではないでしょうか。自分に自信がなく、自己肯定感か低いため、「どうにかなるさ」とは思えないのかもしれません。

彼は、ただ漠然と不安になるが、自分に自信がないから、リスクのある新しい行動、新しい環境にチャレンジすることができない、だから、仕事が辞められない。まさに、負のループ、僕はそう勝手に解釈しています。

異常に緊張しいなのも、そんな理由だと思います。

これから…

こらからの時代、学歴は不要かもしれませんが、何かを一生懸命必死に勉強したとか、スポーツで結果を出したとか、それらの成功体験が、自信と経験になり、また新しいチャレンジにも繋がるのかもしれません。

最近、我が家の問題児である息子が少年野球を始めました。身体がスリムになり、早起きができるようになった、人に感謝するようになったなど、既に様々な変化が起きました。これからも、大好きな野球を通して、仲間と共に沢山の経験をしてもらい、成長と変化をしてくれたらラッキーです。

子供はキッカケさえあればすぐに変化でき未来を変えることもできるかもしれませんが、大人は年齢と共に変化することが年々難しくなるのが現実です。チャンスの機会も減っていくでしょう。

精神的に弱っている彼に、ここまでの強い言葉でアドバイスをすることは逆効果なので、今は見守ることしかできませんが、それでも、彼も何かをキッカケに少しでも前向きに変わってくれたらと…願っております。

追記
…と書いてみたものの、人に変わってもらおうなんておこがましく、ただただ少しでも鬱病が治り元気になることを陰ながらお祈りいたします。そして、僕だっていつ同じようになるか分からないので気を付けたいと思います。

宜しければ、サポートのほど、よろしくお願いいたします!