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仕事をサボるという大事なスキル

皆さん、仕事はサボっていますか?

皆さん、仕事をサボってる人をどう思いますか?

一般的に、仕事をサボると言うことはあまり良い意味を持たれないですよね。実は仕事をサボるという行動には、「悪いサボり」と「良いサボり」があります。この2つは大きく違っていて、「悪いサボり」は本当に良くないことなのですが、「良いサボり」は真面目にコツコツと働くよりも遥かに大事だったりします。

「悪いサボり」とは、沢山ある仕事の中から自分の主観で”やりたい仕事”と”やりたくない仕事”を分別し、”やりたい仕事”だけに集中して”やりたくない仕事”を適当に済ませます。例えばパワポ使ったお絵かきが大好きで時間かけて仕上げるけれど、エクセル使った業績管理は苦手だから適当に済ませるといった様子です。学生が勉強をサボるのもこれに似た感覚で、好きな科目ばかり勉強して嫌いな仕事の勉強をしないのは「悪いサボり」です。

それに対して「良いサボり」とは、沢山ある仕事の中から”大事な仕事”と”大事ではない仕事”を分別し、”大事な仕事”だけに集中して”大事ではない仕事”を適当に済ませます。例えば役員会議で答申する時の資料作成を時間かけて立派に仕上げるけれど、グループミーティングの議事録は適当に済ませるといった様子です。

この「良いサボり」は真面目にコツコツと働くよりも大事な働き方だと言われています。なぜなら人が使える時間は同じだからです。限られた時間を仕事に使う際に、”大事ではない仕事”に時間を割くのは勿体ないですよね。”大事ではない仕事”にも真面目に取り組むのは立派な姿勢かもしれません。ですが、それに使った時間を”大事な仕事”に使った方が良かったとも思えませんか?

例えば、同じような難易度の”大事な仕事”と”大事ではない仕事”が一つずつあり、その両方を8時間で完了させないといけない場合、真面目な人は”大事な仕事”と”大事ではない仕事”をそれぞれ4時間ずつ使って成果を出すかもしれません。ですが、”大事な仕事”に7時間使って、”大事ではない仕事”を1時間済ませる方が良いと思いませんか?なんなら”大事な仕事”に8時間使って”大事ではない仕事”は「すいません、やっていません」と未着手でも良いかもしれません。これが「良いサボり」です。

ここで大事なのが、”大事な仕事”と”大事ではない仕事”の見極めです。過去にこんなツイートをしています。

「良いサボり」ができる人は、もれなく仕事の本質を見抜ける人です。「この仕事のアウトプットは後々まで引き継がれる大勢が見るものだから大事な仕事だ」「この仕事は上司の立場を守るだけのものだから形さえあれば良い大事ではない仕事だ」といった感じで重要性を見極めるのです。実はこれは簡単なことではなく、一定の経験や勉強が必要になります。しかし、これができるとできないのは大きく違って、ちゃんと見極められるようになると、大事な仕事にだけ時間を使って、効率的に成果を出すことができます。

上手く見極められない人は、仕事をオーダーした人に「これは、どの程度頑張った方が良い仕事ですか?」素直に質問しましょう。ちゃんとした人が相手なら「とても大事な仕事だから本気で取り組んでほしい」とか「やった実績があれば良いだけだから適当で良い」とちゃんと教えてくれます。それをごまかしたり嘘を付くような人が相手だったら、信用できる先輩社員に質問しましょう。きっと正しく重要度を教えてくれます。そして、ちゃんと教えてくれる人は「仕事の重要性を見極めようとするなんて賢いな」と思います。絶対に「サボろうとするなんて悪い奴だな」なんて思いません。

社会人は沢山の仕事が目の前に積み上がっています。それら一つ一つに真剣に取り組んでいてはキリがありません。注力するべき仕事を見極めて、それだけを努力するようにすることをお勧めします。

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