読書の”とっておき”なテクニック
皆さん、読書は好きですか?noteを読んでいる人に読書が嫌いという人はあまりいない気がしますが「好きだけど時間がない」という人はそれなりにいる気がします。私もそんな一人で、読みたい本を買っては読まずに溜めてしまう、所謂”積ん読(つんどく)”になりがちです。
読書の大切さは皆さんご理解されていると思うので割愛しますが、そんな大事な読書を、もっと素晴らしい体験に変える方法があります。これは私自身が実践と修正を繰り返しながら作り上げた方法です。といっても物凄く特別なことをしている訳ではないので、同じ様なことをされている人は既にいるかもしれません。
その方法に必要なのはたった一つ、仲間です。
以前、この様なツイートをしました。
方法はツイートに書いた通りです。本が好きな人は1日に1冊以上読んだりしますが、仕事や家事・育児で忙しいと読書の時間を作ることも難しいですよね。なので、気持ちに余裕を持たせるためにも、1冊読むのに1週間の時間を確保します。本を読むスピードは人それぞれですが、ビジネス書の類であれば、1週間のうちの隙間時間で1冊を読むのは難しくないと思います。
実際に読んだら、その内容を2分間で仲間に紹介します。仲間は一人でも構いませんが、できれば多ければ多い方が好ましいです。この2分というのが個人的に絶妙な時間でして、1分だと魅力を伝えきれないケースが多く、3分だと言いたいことを全て言えてしまうのです。何度か繰り返した結果2分に落ち着きました。なお、この紹介はパワポや紙芝居などは使わず、必ず言葉のみの説明にしてください。
2分の紹介が終わった後は、紹介を聞いてくれた仲間からの質疑を受け付けます。この質疑は幾らでも時間を割いて結構です。なので2分の紹介で話す内容としては、あまり深いことまで話さずにに、聞いてくれている人に興味を抱かせる部分にフォーカスする話し方になってくる筈です。凄く良い本を話しの上手い人が2分で紹介すると、その後の質疑が終わらなくなることもあるので、職場であれば仕事に差し支えのない程度にしてくださいね。
この様な方法、如何でしょうか。おそらく多くの人は「たいしたテクニックじゃないな」と思われると思います。その感想は正しくて、表面上やっていることは大したことではありません。ですが、実は物凄いメリットが隠れています。それについては、以前このうようなツイートをしました。
まず、本を読む人は無理ないペースで本を読むことができるので、変なプレッシャーを感じずに読書という体験を習慣付けることができます。
また、「この後、人に紹介するんだ」という気持ちから、適当に読むことなく1行1行を真剣に読むので、本の内容を正しく理解することができます。
本を読んでいると、読みながら「ここはみんな食いついてくるだろうな」「ここはあえて伏せておいた方が盛り上がりそう」と考えるので、他人が興味を持つ部分を推測できる様になります。
読み終わった後は2分という短い時間で説明しないといけないので、本当に大事な部分だけを抽出する様になり、要約力が身につきます。
2分で紹介された側にもメリットは沢山あります。長時間かけて本を読まなくても、他人が読んだ本を短時間でざっくり理解することができるので、広く浅い知見を得ることができます。
そんな広く浅い知見を得られれば「もっと知りたい」「自分で読んでみたい」という気持ちが出てきますので、興味事を見つけることにも繋がります。
時間制限なしの質疑の場では、他人の意見や感想を知ることができるので、自分と同じ様な感覚の人や、話してみたら良い化学反応が起きそうな人を見つけることができます。そういった仲間を見つけることも可能です。
如何でしょうか。メリットだらけで是非やってみたいと思いませんか?ちなみに最近は本の要約サービスが流行っています。基本は人力での要約なのですが、最近はAI技術が発達してきて、AIによる要約も出てきました。これはこれで良いサービスなのですが、扱い方には要注意だと思っています。以前、このようなツイートをしました。
本の要約サービスの価値は本の内容を理解することではなくて、本に興味を持ってもらうことです。要約サービスだけを見て理解した気になっては駄目です。情報として頭に入るかもしれませんが、それを知識に昇華することはできません。
如何でしょうか。今回紹介したテクニックで必要なのは”仲間”だけです。職場仲間でも良いですし、クラスメイトでも良いですし、家族でもよいです。誰もが何かしらのコミュニティに属しているので、そこで是非始めて見てください。
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