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Uターン日記 2020年9月

1(火)
始発で帰るが途中でトイレに行きたくなって途中下車。
帰宅してご飯、少し眠って、友人の歯医者へ行き掃除をしてもらう。
帰宅してまた少し眠り、病院へ行きバネ指の様子を見てもらい、3ヶ月後にまた注射を打つ事にする。
100均とホームセンターへ。草刈り用の道具を買う。
帰宅して昼食。
新しいiPhoneとMacにデータの移行。てこづるがiPhoneとMacの言う通りに進める。移行の処理時間の間に昼寝。
昼寝が終わるとiPhoneは終わっていた。
夕食を済ませて、静岡へ来春のアートイベントの企画の話しをするために電車で向かう。家を出てから、SIMがちゃんと機能しておらず、電話はできるが、インターネットにはつながらないことがわかる。SIMを挿し直したり、再起動しても直らず。FREETELのSIMはiPhoneSE2には対応してないのか?ちゃんと打ち合わせ場所にたどり着けるか不安だったが、駅のWiFiに助けられて到着。獣害に関する展示とパフォーマンスを絡めた作品を作りたいという話。とても興味があるテーマだったので、是非参加させてほしいという話になったが、SPACの公演があるため参加が当日になってしまうのが不安ではあるが受けることにする。静岡に帰ってきてから初の個人としてのパフォーマンスになる予定なのでワクワクと不安が入り混じった感じ。
帰りに駅のwifiを使って、SIMがうまく作動していないのを調べて直す。
彼女と電話をしながら帰宅。
シャワー、就寝。

2(水)
起床、朝食。
パソコンのデータ移行がwifiでは上手くいかなかったので、HDDから移す。
移してる間に、市にコロナ対策としてパソコンを買った助成を受けるために資料を集めるのと、車の名義変更の為に必要な書類を集める。
車の譲渡者に印鑑をもらいに行き、市役所へ行き、助成を受けるために受付に行く。フリーランスの役者ということが前例がないということで、かなり時間がかかる。しばらく上と相談するということでピロティで待っていると、申請したパソコンはおっけーだがスマフォは持ち歩くもので設置するものではないので対象外と言われてまあそうだよなと思う。あと事務所が自宅ということで対外的にはどこにも住所を公表していないことがややこしいらしく、家の間取りにここを事務所として使っているとマークして持ってきてほしいということだった。帰りにドラッグストアに寄って助成を受けるためにマスクを大量に買う。
帰宅して昼食。
日差しが強いので15時まで事務仕事。
その後山パラの草刈りを日暮れまで。SPACのリハをしている間に大分伸びて、強くなっていたので手こずり全然終わらなかった。
帰宅してシャワー、夕食。
友達で演出家美術家のKがシアターコクーンでやって配信した「プレイタイム」を観る。動画配信のための演劇、とあったが、やはり当たり前で動画であり演劇ではなかった。森山未来、黒木華、北尾亘、華があった。そしてスタイリッシュ。最近ずっと地に這って生きているのでスタイリッシュな感じを忘れていた。同い年の10年以上の付き合いのKがこういうことやっているっていうのは刺激になった。あと演技もできて身体も聞いて著名でもあり同い年の森山未来、実際舞台上でできることは俺とは違うけど、SPACの現場に同じ条件で出せるなら、選ばれるのは間違いなく森山未来だろう。俺の役者としての存在意義とは?と思うが、俺は俺でやるぞ!そして身体性もとりあえずSPACではトレーニングしてがんばるぞと思う。
アニメを見つつ就寝。

3(木)
起床、朝食。
山パラの草刈り。昨日に引き続き手こずる。ここまで草が成長する前に草刈りをする様にしようと思う。コロナ禍で暇なときは気にせずともできたが、演劇が始まると忙しさで意識しないとできないことがわかる。
大量の汗で昼に終わる頃には靴の中に汗が溜まり歩くたびにチャポチャポいうほど。
帰宅してシャワー、洗濯。最後の紫蘇ジュースを飲み干すと、母にまだ赤紫蘇が生えているか聞かれたので、雨が降り出す前に収穫へ。ついでに栗と紫モチトオモロコシ、アワ、ひまわりも収穫。
昼食後、車の名義変更と、市役所に助成を受けるための資料を出しに行く。
帰宅して靴を洗って、友人のKちゃんとお茶をするため喫茶店ジュアンへ。
帰宅して、自家採取した種の整理。ヒマワリ、ゴーヤ、インゲン、アズキ、百日草、矢車菊、コリアンダーを袋に入れる。この前収穫して緑色だった藍を乾燥させていたら藍色っぽくなっていた。藍染発明した人すごい。
夕食後、打ち合わせの為静岡へ。
環境社会学部の大学教授Kさんの話を聞く。獣害に詳しく、40年間携わってきただけあり、さすがという感じ。聞けば何でも答えてくれる。そして自然環境の保全を考えるとやはり多肢にわたることがわかった。生物の多様性を守ることが一番の目的らしく、それに向けてkさんがやっている活動の一番は子供に昆虫標本を作らせることだらしい。家で虫を見つけて、まずスリッパを持つのではなく図鑑を持つ子にしたい、自分の周りにある自然環境を認知してもらうためらしい。素晴らしい。里山の一番の経済活動であり起源は、炭造りらしい。ともかくおもしろかった。この人と作品を作れることが嬉しい。
帰りに横浜で時々食べていたラーメンを食べる。店員がマスクせず大声で挨拶したりオーダー通していてヒヤヒヤする。今演劇の現場でマスクをしっぱなし、身体的接触なし、セリフもなし、という状況から考えると恐ろしい。それだけ、演劇を今やるということはハードルが高いんだと思い知る。
帰りの電車で今の現場の通訳Hさんから演出家のジャンから連絡があり、KOJIから感動的なメッセージをもらったと電話がきたとメッセージがくる。自分の気持ちの整理の為に一方的に送ったメールだったので心配だったが好意的に捉えてくれたならよかった。

駅から歩いて、スーパーで彼女に送る冷凍ハンバーグとソースを買って帰宅、シャワー、夕食。
彼女から眠気に勝てなかったと日をまたぐ前に誕生日おめでとうメッセージ。
就寝。

4(金)
起床、母と長姉家族からプレゼントをもらう。姪っ子たちの手紙を見て、字が上手で驚く。文字を書くこととは一生付き合うから、素晴らしいと思う。
野菜の苗づくりで種まき。
昼食。
蜂場へ行く。蜂が全然飛んでいなかったので暑さにやられて逃亡したかと思ったが、近づいたら外勤に飛んでいく蜂と戻ってくる蜂が少しいてとりあえず居てくれて安心。でも中の様子はわからないので内検。一発で写真がちゃんと撮れて新しいiPhoneの性能が上がっていることを実感。そして蜂たちもいい感じ。少し涼しくなったので採蜜までこの調子で頑張ってほしい。
次に蜜源の畑へ。草がぼうぼうだがマリーゴールドはその間でたくさん花を咲かせていたので無駄ではなかったと思う。セイタカアワダチソウが次の蜜源になるからとそのまま他の草と放置していたが、ここを残さなくても耕作放棄地はたくさんあってそこにたくさん生えているから、秋に花の蒔くためにマリーゴールドの種が出来たら一度全て草を刈ろうと思う。草は伸びて強く固くなると、後が大変だと山パラで学んだ。
山崎山へ行き草刈り。巨峰、シャインマスカット、ビワ(茂木)、イチヂク(ホワイトゼノア)は死んでいた。柿の木が茂り思ったより日当たりが悪い。あと一ヶ月強でクズが勢力を取り戻していた。やはり早め早めの草刈りが大事、その方が楽。
山崎山までに行く通り道の草が大分伸びて通りづらくなっていたのでそこも刈る。いつもは所有者のOじいさんが管理しているが、90すぎてるし何かあったかなと思う。
帰宅してシャワー。
ホームセンターと百均へ。
帰宅して夕食の準備をしていたら、荷物が届き、開けるとリクエストした彼女からの誕生日プレゼントで解体用の皮ハギ、骨ヌキナイフの二本組だった。うれしい、美しい、かっこいい、解体がはかどりそう、猟期が楽しみ。
彼女と電話をして夕食。
トマトと小豆の自家採取。
夕食後、海外に注文して届いていたフルーツの種12種の封を開け、何の種か明記されていないのでネットで種の画像と見比べながら見当をつけていく。一つアルミホイルに包まれているやつがあって、こんなドラッグみたいな感じで送ってよく海を越えて届いたなあと関心しつつ、けっこう税関は運次第でザルかもしれないと思う。
七間町ハプニングに向けて、先方に昨日の打ち合わせを経て考えたこと、過去の自分の出演作品の動画リンクを送る。
SNSのお誕生日メッセージに返信。
シャワーを浴びて就寝。

5(土)
起床、田んぼへ。
畔の草を刈り、出穂してきたのでイノシシ対策に電気柵を設置。大きなイノシシと、小さな何だかわからないタヌキみたいな足跡が残っていた。
その後、稲の周りに生えている雑草を刈り取る。水筒を二つ持っていったが途中で切れ、でも草刈りは昼までに終わらせたかったので自販機まで車で行きペットボトルを2本買う。自販機が近くにない。滴った汗で長靴の中がチャポチャポいうくらい汗をかくが、なんとか昼過ぎに全ての草刈りを終える。
帰宅して洗濯、シャワー、昼食。母が姉を駅まで送る間、昼寝している姪の子守。途中で目覚めたが、座って外を見ている。顔を覗き込むと涙を流していた。きっと母も姉もおらず甘えられる人がいないからぐっと堪えていたんだと思う。母が帰ってくるとまた眠る。
バテたので昼寝。
起きて家の前の畑に野菜の種まき。10種類くらい。
その後山パラへ行き、野菜とひまわりの収穫。
帰宅して、洗濯、シャワー、ホームセンターへ。昨日整理した海外の果物の苗を植える為に赤玉土を買いに行く。
帰宅して夕食。
果物の種の芽出しをする為にトレーに水を張り、キッチンペーパーを敷いて、種に水を吸わす。根が出てきたら植えようと思う。
ドライトマトをオーブンで作って就寝。

6(日)
起床、朝食。
山パラへ行き、草刈り。
雨が降るまでと思ってやっていたら17時まで降らず、ずっとやっていた。
帰宅して、シャワー、洗濯、遅めの昼食兼夕食。
Kちゃんとお茶。
帰宅してのんびりテレビを見ながらビールを飲んで就寝。
胸が苦しくて寝付けない。誕生日メッセージでやたらと健康に気をつけてというのがあったが染みる。うつ伏せになると楽になることを発見してやっと眠りにつく。

7(月)
起床、朝食。
雨が止むのを待って山パラへ。
種を播く為に畑の草刈りと整地。去年の11月から作っていた雑草堆肥が完成したので、種まきをするところの土にに混ぜる。カブトムシの幼虫が沢山出てくる。この間同じところでメスのカブトムシを見つけたので彼女の子供かもしれない。
ラッキョウ、人参、春菊、野沢菜、小松菜、カラシナの種を播く。
雨に濡れてしまっていたが、これ以上そのままにしておいてもかびると思うのでマリーゴールドの種を採り、乾燥。
家の前の畑のピーマンとナスの収穫。
15時から雨が降りそうだったので帰宅してシャワー、洗濯、遅めの昼食。
ちょっと横になって休む。夕食後、彼女と電話。素っ気なさすぎて笑ってしまった。来週あたりに掛川に来てくれるとのことで嬉しい。地元の行ってみたかった旅館をチェックしたりする。
のんびりして就寝。


8(火)
起床。
目覚ましを掛け忘れたら10時までまで寝てしまった。梅ちゃんの小屋の大掃除。
朝食。
フルーツの種のバニラが根が出てきていたので、ポットにすべて植え付ける。
極早生のタマネギをセルトレーに植え付け。ついでに去年もらったタマネギの種の芽が出るがテストする為15個ずつ播く。
掃除して水に漬けておいたヒョウタンのチェック。匂いが弱くなっていなかったので洗って漂白剤に再び漬ける。
切り干し大根作り。
籾殻燻炭を作るために籾殻を持って田んぼへ。去年山パラでやっていたら苦情が出たので、消化する水もあり、民家とも多少距離があり、なおかつ農家が多いので理解もある田んぼでやることにした。
籾殻が炭化するのを待ちながら、ついでに田んぼの草刈り。大分穂が出てきた。
火の番をしながらスマホで済ませられることを済ます。アートにエールを!からやっと動画受理の連絡が来たのでSNSにアップ。っていうかよく見たら9/2公開になっていて、昨日動画の賞味期限があるのでと催促して、連絡きたのが今日だから、ふざけんなよと思った。まあ委託された誰かがやってるんだろうけど、ひどい。これで9万もらっても抱えたストレスと魂を売った感で割りに合わないなあと思った。全然、エールを!じゃないなあと思った。
結局日が暮れるまでに間に合わず19:00に燻炭が完成して水門を開いてそこからじょうろで水を汲んで消火。明日の朝回収に行く。
帰宅して漂白剤につけていたヒョウタンを洗って逆さにして乾かす。
シャワー、洗濯、夕食。
アートにエールを!の動画を見てくれた人が連絡をくれたりして、やって良かったと思った。ありがとう。
洗濯物を整理していたら、ふじのくにエールアートプロジェクトに出していた企画の結果通知の封筒を見つけるが緊張して開けれない。
古いマックを母がレシピをプリントアウトする用にあげる。母が古いパソコンを、袋に入るから、と燃えないゴミで出そうとしていたのでお金を払ってでもリサイクルに出して資源にして欲しいと伝える。
色々落ち着いたのでエールアートの封筒を開けると予想外に採択されていた。初めて自分で企画書を書いて採択されて助成を受けられることになったのでうれしい、のと共に今年来年とSPACへの出演が決まっているなかでのドキュメンタリー映像作品の制作はスケジュール的に忙しくてやばそうだなと怖くもなるが、目一杯やり切ろうと思う。あと農業、狩猟、養蜂も絡んでくる。恐ろしい。
とりあえず採択されたということで、映像制作をお願いしたいYちゃんとH君に連絡して企画書を送る。
気持ちを鎮めるために風呂に入る。
テレビでニュースを見ていたら台風で佐世保の牡蠣小屋が全壊していた。コロナに異常気象に世の中大変だなあと、ふとweb通帳をチェックする。今日アートにエールを!に動画がアップされ近日に入金されると思う。SPACから稽古第一期の入金もそろそろされると思う。ふじのくにエールアートプロジェクトも採択された。地元に帰ってきてから実家暮らしということもあるがお金に恵まれている。コロナ禍ということもある。というかそれは大いにある。ふと、こんな状況のなかお金に今までよりも恵まれているというのは、僕の生き方、アーティスト活動がこれからの世界に求められているんじゃないかと強気になったりする。
ともかく不安定な生き方をしているので、これからも僕が考える良い世界になるようにがんばろうと思う。
そういえばMacのアカウント名が謎のyamazakiakirashiになっているのが本当に謎だったのが、新しいMacを買った時にどうしてそうなっているのかわかった。最初に名前を登録する時に、皓がコウだとなかなかでてこずアキラで漢字を出したからなんだとわかった。そしてzoomでその名前が出るのが嫌でアカウント名を変えようと何度もトライして、今日こそと思ってやったがやはりダメだった。もういい。気持ち悪いけど諦めた、デジタル弱者でいくわ。と思ったがzoomは今後たくさん使いそうなので、そこだけは変えられるようにがんばる。
ワインを飲んで就寝しようとしたが、経産省の持続化給付金の申請も忙しくなる前に済まそうと準備をしだす。
4:00に就寝。

9(水)
起床、持続化給付金のことを窓口に電話して不明点を聞く。担当者はよく知らないという感じの人で、僕の質問を取りまとめて電話を保留にして上のものに確認して、また話すということを繰り返して1時間掛かってしまった。ガキの使いだ。嫌な感じはしなかったし長々付き合ってくれてありがとうとも思ったが、向こうは派遣とかでお金もらって仕事でやってるんだよなと思うと当たり前かと思ってしまう。とにかく腰が低かった、クレームが多いんだろうと思う。
税務署に必要書類をetaxで手に入れるために聞くか、やはりicカードリーダーがないとマイナンバーカードを持っていても僕がやりたいことはできないらしい。
予想外に時間が掛かってしまったが田んぼへ。籾殻燻炭が昨日ちゃんと消化できていなかったようで、内部で燃え広がり半分ほど灰になってしまった。残念。持ち帰るつもりだったが、再度水を掛けて消化して放置。
帰宅して、ヤマパラへ。
粟の収穫。穂首が茶色く枯れるまでと思って半分ほど収穫せず待っていたが、ここ一週間ほどの雨でカビてしまってほとんどダメになっていた。収穫適期ってほんと難しい。
全体的に草刈りして整える。あとは種まき、苗の植え付けを適期にするだけ。やっとここまでこれた。草刈り中に誤ってスイカのツルも切ってしまう。来週来るかも
帰宅してシャワー、昼食。
昼食後、籾殻をもらうためライスセンターへ行く。看板がないとは聞いていたがJAの施設なのに本当になかった。最初にGoogleマップで向かった時は全然違う場所に着いたし、JAL大丈夫か?と思ったが、まあ地元の米作りしてる人しか使わないから問題ないのか、村社会、地域社会で成り立っていた昔はこんな感じだったんだろうなと思う。
多分ここだろうと思って、敷地内に入っていったがよくわからず、うろうろしていたら若いお兄さんが出てきて案内してくれた。半開きの倉庫みたいなところに噴出された籾殻が山のように溜まっていて、これからは声もかけないでいいし入って適当に持っていっていいですと言われた。初めて見る籾殻の山に興奮するがとりあえず持ってきたバケツと親戚のSおじさんがくれた特大の籾殻袋に詰める。4袋詰めたが欲が出て、事務所に行き袋を追加で3つ買う。ついでに事務のおばさんにライスセンターについて色々話を聞く。ここは周辺の農家さんが、同じ品種の米を脱穀して持ってきて一俵あたり1万いくらとかで買い取って、国に売り保有米になるところらしい。Sおじさんの米の育て方に納得。同じ時期に地域で同一品種の苗をJAから買ってそれを皆が同じ時期に収穫して納めるから、今ライスセンターに集まったお米は同種のコシヒカリになり、次はキヌヒカリになる。いつも何の品種か聞かれるがハッピーヒルと答えて、?となる。いつか地域の通りすがりの人とかに聞かれて、ハッピーヒルね!という人に出会えたら嬉しい。
新しくできたドンキホーテに行き、ジェノベーゼ用のパルミジャーノのブロックとicカードリーダーを探すがどちらもなかった。
家電量販店へ行きicカードリーダーを探すが一つしかなかったのでやめる。
帰宅して夕食。
夕食後icカードリーダーとパルミジャーノを探すが迷ってやめる。チーズをネットで買うなんて、ほんと地元に帰ってくるまでは考えもしなかった。せめてカルディがあったらなあと思う。
再び家電量販店へ行き、先ほどのicカードリーダーを購入。
帰宅して、持続化給付金の必要書類集め。今朝電話で問い合わせ際は結局話が通じず、答えが出なかったが、個人事業主(事業所得税)か個人事業主(雑、給与所得税)がやはり事業所得の方だろうと思い、明日また問い合わせることに。
就寝。

10(木)
起床、持続化給付金の問い合わせ。やはり個人事業主(事業所得)の方だった。数分で終わって今日は担当者に恵まれた。
籾殻を持って田んぼへ。煙を出すと近所迷惑か改めてSおじさん夫妻に聞いたら、みんな農家だし全然苦情も来てないし、逆に近所のお爺さんが俺が燻炭作りをしているのをみて俺もやりたいとなって燻炭器を買うって言ってたよと聞く。Sおじさんのお父さんもよく籾燻炭を作っていたらしく懐かしいとのこと。近所のお爺さんには燻炭器貸すから伝えといてと頼む。
田んぼで燻炭作りを始めるが、天気予報が変わり途中で雨が降りそうなので中止。
帰宅して、ヤマパラへ。
ピーマン、オクラ、唐辛子の収穫。唐辛子スプレーでキャベツ、ブロッコリーの防虫。元気なのもあれば、虫に食い尽くされてるのもある。
家の前の畑も防虫に唐辛子スプレー、そして青虫とモンシロチョウの捕殺。
帰宅して、シャワー。持続化給付金の申請を終わらせる。
自分のドキュメンタリー作りのために、Yちゃんと林君と電話で話す。とりあえず会って話したかったから明日明後日空いてるけど掛川こない?と誘ったものの都合がつかず、でもそんな感じで、明日とかどう?って感じでいいよと二人とも言ってくれてありがたい。農業一年目もそうだが、狩猟は出来たら獲れたときに来て欲しいってなると最悪今日どう?とかなると思う。とりあえず近々にあるイベントとしては養蜂の採蜜になると思うのでそれに合わせて、打ち合わせ兼撮影にきてもらうことに。
病院へエコーを撮りに行く。腎臓にポリープがあるけど何か聞いてます?とさらっと言われて一瞬ギョッとするが良性なので問題ありませんとのこと。基本何も問題ありませんとのことだった。血液検査の結果も特に問題ないが、尿酸値が高いと言われる。が、特に思い当たる節もなく、体質でしょうと言われる。肝臓の持病の為に、半年に一度血液検査、一年に一度エコーを勧められる。看護師の姉に聞いてこの病院にしたが、今後肝臓のかかりつけ医になってもらう予定だったので先生がいい感じで良かった。
帰宅すると畑仲間のM婆さんがうちの前で母と話をしていた。生姜を袋いっぱい持ってきてくれた。お返しにカボチャをあげる。ヒョウタンカボチャの種を欲しがっていたが、あげたカボチャは交雑した種だと思うからまた今度いいやつをあげると約束する。田んぼの様子を聞かれて、写真を見せる。今年はウンカがひどいから気をつけた方がいいと言われるが、農薬を使うしか対処法がないとのことなので運に任せるしかないなあと思う。
朝からエコーの為にご飯を食べていなかったからご飯を食べようと思ったが、養蜂の先輩Tさんが電話をくれた。掛川での採蜜の最適時期について聞きたかったので折り返し電話をくれて助かる。掛川は暖かく11月頃まで花があるので、それくらいまで採蜜しても冬越し用の蜜を残せば大丈夫だが、セイタカアワダチソウの蜜は匂いが強いからそれが咲く前までがいいと聞く。九月下旬にやろうと思っていたが、10月にしようと思う。あまり早いと蜜の糖度が低く冷蔵庫に入れないと発酵してしまうらしい。Tさんが採蜜する際は一度見学したいので教えてくださいと伝える。
急いでご飯を食べようと思うが、約束のお茶の時間に間に合わないと思い諦める。
出掛けに、エールアートプロジェクトの担当Yさんから電話があり予算書に不備があるので修正して戻してくださいとのこと。元SPAC俳優で同じ掛川出身のYさんが担当で気兼ねなく相談できるのでありがたい。修正案まで作ってメールをくれるとのこと。
Kちゃんとお茶する為ジュアンへ。結局5分遅れてしまう。最初に保険がらみの話で、技能実習生が工場のプレス機で手の半分ほどがぺっしゃんこになってしまう話を聞いてショックを受ける。夢を持って海外に来て、一生ものの後遺症害を持つことになるなんてかわいそうすぎる。1時間ほどお茶して帰宅。
帰宅すると姪が紙袋をくれたので見るとタバコが10個とスマートウォッチが入っていた。姉と姪からの誕生日プレゼントらしい。タバコには何の絵かわからないがぐるぐる色んな色で全てに絵が書いてあった。ありがたい。数日前に姉にスマートウォッチって知ってると聞かれたがあの時プレゼントを探してくれていたんだと思い、ありがたい。俺の誕生日のころ、姪が高熱を出していたから準備できなくてと言われる。俺は姉の誕生日に畑から人参の花を採ってきて食卓に飾っただけなのに、、と思う。長姉も俺に誕生日プレゼントをくれ、野菜いつもくれるからとの理由だったが、家族がいて家も建て一番お金に対してシビアな長姉を少しでも助けられるのであればと思っていたのにプレゼントでノースフェイスのTシャツとかQUOカードくれたら逆にマイナスじゃん、なんて思っていたが、今回姉からプレゼントをもらったことで、そこは損得勘定とかじゃなくあげたいからあげるんだ、俺も姉に何かあげたいと思うからあげる、あげたいと思う関係が作れている、それが大事なんだと思う。今お金じゃなく人に頼ろうと思って資本主義との距離感を図っている俺としてなんかこの関係が作れていることが嬉しかった。
夕食。SNSを見ていたら板橋駆谷が釣り番組に出たことをアップしていて、仕事で釣りなんてめちゃくちゃいいじゃんと思う。何年か前にダイワの釣りタレントに応募したが年齢制限を超えていたので熱い思いをメールしたが返信すらなかった。
ポテトタイム。だべるのは楽しい。そして嫌がらずに話を聞いてくれる文美さんとたまちゃん。ありがとう。
風呂に入って、ドキュメンタリー作りのため、ザ・ノンフィクション、情熱大陸、ノーナレを参考にしようと思ってみる。
ザ・ノンフィクションは、タクシー運転手の社員寮、貧困女子を見る。ノンフィクションだがディレクションがよりダメさや不幸さを助長していて、ちょっと嫌な感じ、結局上から目線というか生活に困ってない人が見て楽しむものの様に感じてしまう。
ノーナレの海外からの技能実習生のやつを見る。めちゃくちゃいい。ちゃんと問題を伝えた上で解決しようとしていて、何人かは実際に救い出した。有意義。今治のタオル工事がメインだったが、今治のタオル会社の全てがこうでは無いだろうが地域の名産品も、こんな労働力の搾取から生まれていると思うとおそろしい。何故人をここまでこき使うことができるのだろう。夢を持ってベトナムから来た子達は日本が大嫌いになったと思う。やるせない。僕が養蜂、狩猟をしている山の入り口にも海外技能実習生がたくさんいる工場があるし、街でもたくさんアジアからの人達を見かける。彼らがいい環境でちゃんと目的としている業種で技能を磨けていたらいいなと思うが、そうじゃない恵まれない環境で働いているのかもしれない。ともかくそういった事実が知れてよかった。
番組ではないが大井競馬場の予想師のものも見る。めちゃくちゃかっこいい。資本主義は搾取の構造で上のものが下のものから搾取する、だから稼いだ金より競馬で買った金の方が美しい、資本主義に対して、最後の純粋で美しい場所、みたいなのことをまくしたてて喋っていて素晴らしいと思った。
最後に情熱大陸で昔の小栗旬のやつ。小栗旬かっこよかった。今の俺が一つの演劇と農業だけで忙しすぎるとか言ってるのが恥ずかしくなった。そしてうだうだ言わずにやるってこと(言ってる間も寝る間ないくらいスケジュールびっしり)、SPACの演劇ひとつならやれないわけないじゃんとどうでもよくなる。蜷川幸雄が小栗旬は主役をやるべき役者で、サブカルチャーとかアイドルとかやるべきじゃないと言っていた。蜷川幸雄のオーディションを一度受けたが落ちたまま演出を受けることは出来なかった。東京にいるころ自分はメインストリームじゃなくサブカルだと思っていたが、今の活動はサブカルとは思っていない。世間一般から認められるメインストリームの俳優になろうとがんばっていて実現しつつある昔からの仲間、板橋駆谷や八木光太郎。俺がやるべきことは、メインストリームを目指すことではないが、メインストリームに通用するくらいの強度があるもので、しみったれてたらダメだ、かっこいいものを作ろう、そしてドキュメンタリーもそういうものにしようと思う。とりあえずドキュメンタリーを今日見てみて良かった。心意気とぶっちぎり。
就寝。

11(金)
起床、巣箱を作った際に残った木材をナタで薪にしていると、姪の幼稚園のお迎えバスの時間で姉や近所のお母さんが出てくる。姉が俺を見て、ここだけ時代が昭和だわ、と言って笑って通り過ぎる。目指すは江戸なんだけど、せいぜい自分が生まれて経験している昭和くらいが限界なのかと思う。
田んぼへ行き籾殻燻炭作り。今日は雨が降らないし時間もあるからたくさん作る。火の番をしながら、この日記を書く。昨日の昼過ぎから今に至るまで思い出しながら書くのに1時間ほど費やす。
まだまだ時間が掛かりそうなので、noteを更新しようとiponeでテキストを書き始める。これをどんな状況で書いているのかも大事かもしれないと籾殻燻炭の進み具合を写真で記録しながら書く。
結果14時頃まで掛かる。最後の水掛け、消化をして溜池の水門を止めに行った帰りにSおじさんに会う。
田んぼでお話。隣の田んぼも来年借りたいと思っていたが、あまり関係が築けていない人のようなので察してやめる。
米の脱穀のこともなんとなく探りを入れるが、ここまで自分で苦労して手作業でやってきたから、脱穀も足踏み脱穀機を修理して使える様にしてやると決める。
帰宅して昼食、ずっと外にいて疲れたので昼寝。夕方に目覚める。
夕食を済ませて、友人の元女優Tさんに連絡。おすすめのドキュメンタリーを聞こうと思ったが夏バテがひどいらしく電話はできなかった。が、LINEでやりとりしていたらドキュメンタリーのことを聞く前に向こうから「ビッグリトルファーム」という映画を勧められる。が、多分コロナ禍であまり上映しておらず近くで神奈川なので諦める。自分のドキュメンタリーを撮ろうと思っていると伝えるととてもいいと思うと言ってくれて嬉しかった。頑張ろう。
快快の梨乃さんに大学の恩師鈴木志郎康さんの詩で「歴史に残らない私の日常」ってフレーズはどの詩に出ていたか聞く。が、それは授業とかで言っていた言葉で詩じゃない気がすると聞いて、そんな気がしてきた。俺のドキュメンタリーもそんな感じと思ったから参考にしたかった。が、俺はまだ俳優だから色んな記録が他の人よりは残っているのかもなあと思ったりもする。
彼女から連絡がきて、どんな用意をして掛川に来たらいいかという連絡がきたので、すぐ電話をするが、あまり話したいテンションではなかったので、落ち着いて要件だけ話しているうちに移動が軽トラということに難色を示されて、本当に嫌ならばレンタカーを借りる、でもそれを俺は無駄な出費だと思うと言ってしまう。もやもやしたまま電話を終わる。
梨乃さんと話がしたくて、その旨を伝えると家事が終わったら連絡をくれるとのこと。急いで着替えて、冷蔵庫に眠っていた瓶入りのどこかの冷えた水と蚊取り線香とタバコを持って逆川沿いのベンチへ。
1時間ほど電話をする。なんとなく近所で催されたコンサートに行った話や、なんかイタリアでのR乃さんの話が聞けて良かった。ただR乃さんと話ができてよかった。
帰宅して、まだ眠気が来ないので、「カメラを止めるな」を観てみる。珍しく映画を見て結構笑った。おもしろかった。これが話題になったんだなあと思い、何がフィットしたんだろうなあと思った。
KREVAの曲も聞こうと思って聴きながら就寝。

12(土)
起床、朝食。
現場仕事へ行く準備をして友人が迎えに来るのを待つ。
工場へ行き、現場に取り付ける排気用のボックスを仕上げて、静岡市の現場へ。
窓を外して排気口を付ける準備。
昼食は近くの松屋へ。あまり松屋は馴染みがないが牛めしは後悔するくらい微妙だった。
現場に戻り、18時までダクトの配管を設置。
帰宅してシャワー、夕食、洗濯。
洗濯を待つ間に、ふと母が録画していた「君の膵臓を食べたい」を見だす。めちゃくちゃ涙してしまう。途中、LINEで彼女から昨日の軽トラの件を謝られる。大事なのはそこじゃないと言ってくれた。逆に寄せさせてごめんと思う。でもそう言ってくれたことが嬉しかった。
昨日河川敷で電話をしていた時、昔幼なじみのお父さんが車でなくママチャリに乗って移動していることを突っ込まれていたりしたが、最近よくあのお父さんは素晴らしいなあと思い出していた。外からどう見られるとかどうでも良くて自分が信じるものを大事にしていたんだと思う。俺も最近外からとかどうでも良くなってきている。ただ彼女にもそうなれと強要するつもりはなかったが、俺はどう見られるかを気にしすぎるのはつまらないことだと思うというのをわかっていてほしいだけ。
予想外に「君の膵臓を食べたい」で泣いてしまい、フィクションって凄いけど、で俺の何が変わってどう世界が変わるんだろうと思うとよくわからなかった。そういうことじゃないのか、とにかく感動するってことなのか?何高校生のキュンキュンな感じ見ておっさんが涙してるんだろう、今姉が居間に来てこの惨状を見られたら恥ずかしいと思った。
そのまま「宮本から君へ」も観てみることにする。池松壮亮さんが猟師の千松信也さんのドキュメンタリーのナレーションを「ノーギャラでもやりたい仕事」と言っていたこをTwitterで見かけ、俺は金を払ってでもやりたい思ったが、俺のドキュメンタリーでもやってくれないかなあと思ったのもある。そして凄い役者だと思っているから気になっていたというのもある。観た結果は、正直あまり何も感じなかったのでがっかり。それより板橋駿谷、新名くんとかが出ていたことに驚いた。みんな芸能界で頑張ってるんだなあと思う。
ともかく、あまりグッと来なかったので残念。「君の膵臓を食べたい」で泣きまくってたのに収穫がなかった。あと何て言ってるのか聞き取れないところが何回かあって、最後の蒼井優のセリフも聞きとれなくて、なんか心霊現象みたいだった。レイブされるシーンだけ辛すぎた。ほんとにレイプはダメ。昔から本当に嫌い。どれだけ人のことを傷つけるのか、殺人と一緒。気になってどれくらいの懲罰を受けるのか調べる。五年以上の有期懲役、軽いだろ。
寝る。

13(日)
起床、朝食。
山パラの野菜を収穫。3日ほど収穫をしていないうちに、ナスがだいぶ大きくなっていた。
トマトはもう終わりって感じを出している。
田んぼへ行き、完成して乾かしていた籾殻燻炭を回収。1日見ていないだけで、米の穂が一気に顔を出していて驚く。
帰りに空いた籾殻袋に籾殻を詰めにライスセンターへ。
大雨のなか帰路へ。途中に被差別部落だった地域を通る。うちからも近いし、土地がとても安いっていうから家賃も安いし、外から来るとウェルカムらしいし、もし彼女が来てくれるならここら辺にとりあえず家を借りて住むのもいいかもなと思う。
帰宅して雨が止むのを待つ。
待ちきれず、洗車、掃除。一応農作業はひと段落ということにして、明日彼女が来るので軽トラに乗ることになるだろうから、恥ずかしさを抑えて付き合ってくれるのでせめてもの気持ちとして綺麗にする。
乾燥していたトマトのタネをしまって昼食。
髪を切りに理容院「殿」へ。今回は前回より巻くロッドを一つ細くしてもらった。
2時間半掛かって終了。申し訳なくなるくらい仕事が丁寧。また来たくなる。
帰宅すると、姪と姉が駐車場にチョークで絵を書いていた。そこにちょうど隣町菊川で農業をしている同じ年のM野さんが現れる。山パラを案内するが、蚊が凄いので駐車場に戻って話す。明日1日草刈りをするがガソリン携行缶を持っておらず困っているとのことだか、農業やってるならこれからも絶対必要になるから買うしかないだろうと何度も言うがなかなかそれを受け入れずずっとその話。ちょうど携行缶にガソリンを入れてきたところだから、今日持っていって明日ここに戻しておいてくれるならと言っても難色を示す。何がやりたいのか意味がわからないまま30分近くたちコミュニケーションの取れなさにイライラしてきたが、結局金が無くて買えない、降ろせばあるとかと意味がわからなかったが草刈機に今ガソリンあげるからいっぱいにして持ってけばいいじゃんと言ったらそれで落ち着いた。正直忙しいなか意図がわからない話を続けたことでうんざりして疲れた。しっかりしてほしい。
その後他の話をして気持ちは落ち着いたが、なんというか難しい。同い年としてしっかりしろとしか言えない。俺と会っている時以外どうなのかしらないし、お茶のことは俺より詳しいだろうが、つかめない。そこにM野さんを紹介してくれたお隣のKさんが現れて、紅茶やウーロン茶の話をする。紅茶が一番手間が掛からないらしく勉強になった。演劇のことも考えたかったのでさよならする。
M野さんは悪い人じゃないが、コミュニケーションがうまくとれず疲れてしまった。つぎ会ったらもう少し関係の取り方がわかると思うが、自分に余裕がない時は会わないようにしたほうがいいと思った。
帰宅して姉が作った台湾カステラを食べる。台湾で食べたのと同じ味がして美味しかった。夕食。
M野さんダメージが抜けず、だるい。なんでこんなにダメージを受けたんだろう。疲れ切った。横になっても1時間動けない。友達をお茶に誘うか迷うがその元気も出ない。
シャワーで洗い流すことにする。昔、霊能力を持つメイクさんTさんが、僕の劇団のリーダーが肩が重くてと言っていて写真を鑑定してもらうと、生き霊が付いてるから、とりあえず外から帰ったらシャワーで流すがいいと言っていたのを思い出したから。結構スッキリした。
東京の仲間、演出家S田が連絡をくれ、近々に山パラのツアーをしてくれないかとのこと。電話をしたら、M崎君と飲んでいるようで思いがけず演劇で珍しく友達になったM崎君とも話せてテンションが上がる。リハがあるので23なら、と嬉しくなってと一度約束したものの、本番一週間前に東京で無防備に生活してる人を遊びに招くのはリスキーだなあと思い遠慮してもらうことに。申し訳ない。
最近、即断って感じで動くと、よくよく考えてみると想像力が足りなかったと後悔する事があるので、今後は一間置いて決めるようにしようと思う。
コロナ、辛い。人と濃厚接触がしたい。
夕方山パラを案内したM野さんから、1リットルのガソリン携行缶を買いましたと連絡。買ってなかったらちょっと理解できないなあと思っていたので、ちゃんと買う人で良かった。
明日彼女が来てくれるので準備をして就寝。

14(月)
起床、山パラへ。
作った籾殻燻炭と雑草堆肥を土の表面に混ぜて、みやま小かぶと赤いかぶの種まき。種取り用ズッキーニの収穫。もう少し置いて種を充実させたかったが、株がダメになってしまったのでやむなく。
帰宅してのらぼう菜の苗づくり。
朝食、洗濯。
彼女を駅に迎えに行きがてら、大石種苗店で、日本ほうれん草と水菜の種を買う。
駅で彼女を待つ。7カ月ぶりにあった彼女はきれいだった。
一度家に帰り、彼女のお土産の果物詰め合わせを置いて、母にあいさつ。母の友達がたくさん来てランチをしようとしていたので見ないこぞって彼女を見に来て綺麗な子だねーと口々に褒めてくれる。
山崎パラダイスを案内する。やっと彼女をここに招待する事ができて嬉しい。野菜
爽やかで昼食。スーパーで某有名のあのハンバーグと書いて売っている冷凍ハンバーグを彼女に送って、昨日一昨日と食べていたようなので、本場とそれの食べ比べ。スーパーのやつの方がすこしジャンクな味付けに感じたらしい。このハンバーグは、いま爽やかは全て自社工場でハンバーグを作っているらしいが、元々は菊川本店だけの時に作っていた肉屋のものらしい。お互いに思うところがあっての折衷案がこれなんだろうなあと思う。
田んぼを案内して、近くの猫がいるフェアトレード&カフェのvillageへ。彼女もとても気に入ってくれて良かった。ここの女主人の植木屋の旦那さんが、僕たちがここを出たら住む?と言ってくれていたのだが女主人はここに一人でも住んで、保護猫の活動をしたいらしいので、僕たちがここに住む望みはないかもなあと思う。そこのお客さんにも女主人にも、彼女が綺麗だと褒められて、あんたよりオーラがある、とか、あんたと掛川の自然だけでは彼女はここに連れてこれないから、アートなど掛川の他の魅力も伝えないと、と言われてアートプロジェクトが面白い原泉に連れて行くべきだと教えてくれた。一人の時はおれのことを皆面白がってくれるが彼女がいるとだいぶ下げられる。頑張らないと。
山崎山へ彼女を連れて行く。とても気に入ってくれた。
松葉の滝に向かうとコンビニも自動販売機とないので、蜂場側の海外技能実習生が沢山いる工場備え付けの自動販売機で飲み物を買う。ついでに蜂場へ蜂を見せに行く。蜂に刺されないようにする格好を何もせずに蜂の内検をしている俺に蜂おじさんになってると笑っていた。何も冗談を言わない俺をそうやって笑ってくれたら何より。
松葉の滝に行こうとしたが、今日行く温泉旅館をさらに奥に行ったところなので、明日の朝行くことにして一旦帰宅。
姪は久しぶりに彼女に会い照れて変な動きをしていたが、すぐに慣れてはしゃいで家の小さなジャングルジムでいろいろできるようになった技を披露していた。子供は褒められる事が生きがいなんだなあとまた思う。
梅ちゃんも久々に彼女に再会して、一瞬あれ!っという表情を見せていて可愛かった。彼女は久々に会った梅ちゃんが大人になっていて、以前飼っていたきいちとは歳の取り方が違うねと言っていた。少し休んでから彼女のためにとっておいたスイカを皆で食べてから、紹介したかった世界平和を目指して農業をしているSさんご夫婦宅へ鹿と猪肉を持って伺う。Sさん宅に着くとテーブルを囲んで椅子が四つとお茶、メロンと梨が用意してあり、Sさんが彼女をロックオンしてずっと目を見て哲学的な話をずっとしてから、W奥さんにじゃああなたが彼女に色々質問しなさいと言って、何をしている人なのか、なぜ僕と知り合って好きになったのか、そして俺は何故彼女を好きになったのかなどを話す。最初はSさんが何故哲学的な話をしていたのかとかが全て繋がって、限られた少ない時間の中で僕たちのことを応援してくれたと思い嬉しかった。
旅館へ向かい、少し遅れてチェックイン、風呂に入って夕食。
彼女と久々にゆっくりご飯が食べれて満足。温泉にゆっくり浸かってから、二人で夏にできなかった線香花火をやって就寝。

15(火)
起床、温泉に浸かって朝食。
朝食後、彼女が化粧をしている間に、GOTOキャンペーン用のアンケート的な色々どこから来たかなど細かく書く書類を書いて会計を済ます。職業欄に俳優と書いてあったので、騒ぎになってまた呼ばれる。やはり地方で俳優を名乗ると皆が騒ぐ。色々ここで僕がこうしているに至る話をして、松葉の滝に行くことを伝えると、そのまま粟ケ岳の頂上に最近できたかっぽしテラスに行くことを勧められる。
チェックアウトして松葉の滝へ。
彼女お気に入りの場所なので少しのんびりする。二人でサワガニを探すゲームをして、粟ケ岳へ向かう。
かっぽしテラスのかっぽしとは、茶草場農法で刈った草を円錐状に積んで干していることを言うらしい。
平日ということもあり、テラスは空いていて、お茶畑を見下ろせるテラス席で抹茶ラテを飲む。
あわわ神社にお参りをして、巨石やそこに空いている地獄穴を見て帰ろうとすると、彼女が悲鳴を上げたのでなにかと思ったら、すぐ近くにカモシカがいた。逃げるわけでもなくこちらを見ている。逃げたと思ってもすぐ立ち止まるので近づき、というのを何度か繰り返してさようなら。彼女も喜んでいて会えてよかった。僕は可愛いなあと思いながらも、今年の猟期にまた狩猟をして彼ら野生動物を捕まえて殺すんだなあと、その時の気持ちを想像して気が引き締まる。今までは運良くカモシカが罠にかかることは無かったが、それは運が良かっただけだと思うから、もしカモシカが掛かった時、傷つけないように罠を外して逃すことができるようにしなければと思うと、ちゃんとその時をイメーションして準備しておかなければと思う。
大池公園に行って、彼女が買って持ってきてくれた大きなクジラの凧を上げる。無風だったので全力疾走して何とか揚げて、大きなクジラの全貌が見れて良かった。駐車場で軽トラで引っ張って揚げようと思ったが人が沢山いたのでやめる。
この公園は、今はないおじいちゃんの家のそばにあって、ぼくが子供の頃はおじいちゃんが幼稚園まで迎えに来てくれて両親の仕事が終わって迎えにくるまで遊んでいた。子供の森という山全体をアスレチックにした遊び場があって、お気に入りだったが今はないのが残念。多分スリル満点すぎるのが今の時代に合わないのと、維持費が掛かるから老朽化で撤去されたんだと思う。残念。面白い世の中にしたい。
昼食に僕がお気に入りのカレー屋にチーズナンを食べに行く。彼女と一緒に住んでいた時は近所のカレー屋によく行っていたので、これも嬉しい。
欲張って二人でチーズナンを2つ頼んだら半分くらいしか食べられず持ち帰る。
帰宅して挨拶して彼女は帰る予定だったが、バタバタしたからもう一泊して明朝帰ることにした。ので、彼女を少し昼寝させて、僕は車検の予約や、市役所に書類をもらいに行ったり、次に田んぼに撒く裸麦を農協に電話して探したりする。農協でマンネンボシという品種だけ手に入るとのことなので注文。
愛媛の福岡自然農園の農主Hさんに電話して、去年分けてもらった小麦の量が田んぼ四畝でちょうどいい感じだったので量を聞いて、ハッピーヒルの収穫目安のことなどを聞く。
彼女を起こして、歩いて散歩へ。旅行用のお化粧セットを買いにドンキホーテへ。ドンキホーテは掛川に合わないかもねと言われて、同感、というかなんか掛川が毒される気がするので嫌なんだけど、きっと掛川にずっと住んでいる人は便利になったと喜んでいるだろうし、俺は何様だよ、とも思う、がやはり歓迎したくない、ららぽーとも然り。
帰りに友人の酒屋へ行き、昨日飲めなかった赤ワインのボトルと、気分が良かったので、散歩用に瓶ビールを二本買って、川沿いを歩きながら飲む。田中の表札がついた門の上で寝ている首輪をつけた猫が寝ていて、こいつは名字田中だなと思う。
帰宅して、秋だが皆で花火。肌寒さのせいか切なさがある。
母のオムライスを彼女と食べ、赤ワインを持って、川沿いのベンチへ。ここはいつも彼女と電話する時にくるところなので、一緒にここでお話しできて嬉しい。街灯が眩しかったのでオレンジのエコバック被せるといい感じでバーの様になる。いい発明をした。こんな風に公共の場をうまく使おうという感覚は東京で生活をしているから身についたと思う。多分ずっと掛川に住んでいたら、普通に飲み屋に行ったり、家の中で電話をしたりして、川沿いのベンチで電話したり飲むことは思いもしなかったと思う。
帰宅して風呂には入って就寝。

16(水)
起床、彼女はすでに起きて化粧をしている。
僕が友人の仕事の手伝いで6:45に迎えが来るので、彼女を始発6:31の新幹線に乗せるため朝早く家を出る。
彼女とお別れ。さみしさもあるが、今月末から年末までの舞台の本番に向けて、切り替えて頑張ろう。
帰宅して朝食。
迎えに全然来ないので電話するが出ない。寝坊していたらしく遅れると連絡がある。この時間があれば、彼女ともう1時間過ごせていたと思うと腹が立つ。忙しいのは理解できるが、今日の時間泥棒はちょっと腹が立つ。
1時間以上遅れて迎えに来る。愛知の新城の現場へ。
初めて訪れた新城は山に囲まれて、田園風景でなかなかいいところ。現場のクリーニング工場は隣が田んぼ。稲穂が重みで垂れ出したところという感じ。田んぼに面した壁面についているエアコンのダクトを外す。外したグラスウールの断熱材や金属のカバーを田んぼに落としてしまってヒヤヒヤしたが、稲を傷つけることなく回収できてよかった。自分が田んぼや畑をやっていて思うことだが、天然素材ではなく土に戻らないものが飛んできたり、土に埋まっていたりすると、本当に農作業の邪魔なのがわかったから、小さなゴミも残さないようにした。
お米を今年育てていることで、田んぼの一年というか、稲の一生というか、そういうことが目に入るようになり、日本のかなりの面積を占めているであろう田園風景の見え方が変わったなあと、この現場に来て思った。
昼食に、現場のクリーニング店主さんが用意してくれたカツ丼を頂く。二年近くこの仕事を手伝ってきたが初めてのこと。昔は、食いっぱぐれがないように大工さんのご飯を建ててもらう人が用意してくれていたらしい。普段から手を抜いたりせず真面目に働いているつもりだが、やはりこういうことをしてくれるだけで、仕事への取り組み方が変わる。
午後もひたすら店をたたむクリーニング店の解体作業。
15時の休憩にはアイスをくれたり、ドリンクも冷凍しといて冷えてるやつを出してくれたり、何でこんなに心配りをしてくれるんだろうという感じ。
携帯をチェックすると、彼女が無事帰宅したという連絡が来ていた。一緒にいる時は充分お話ができたと思っていたが、離れるともっともっと話すことがあった気がしてさみしい。
17:30に掃除まで終わって終了。帰りがけに店主さんが明日の飲み物も炭酸がいいとか何かリクエストあったら言ってくださいとのこと。
18:30に帰宅。
風呂に入るが、現場でついたグラスウールがチクチクして取れない。これまで色んなところで気付かずにお世話になっているだろうけど、ほんとどうしようもない素材だ。
昨日、彼女と行ったカレー屋で残したものを夕食に食べる。そんなものさえ彼女との思い出とありがたく感じる。
郵便物で年金のお知らせ。見るとこれまでの加入実績に応じた年金額とひて、117255円と書いてある。一月にこんなにもらえるんだろうか、厚生年金とか一度も払ってなかったので少ないんだろうなあと思っていたが充分すぎる、本当か?これならもし長生きしても老後の不安とかないわ。
明後日から演劇のリハーサルが再開するので、修正台本をプリントアウトしたり、スケジュールを確認して定期を買うべきか検討したり、もし自分が体調を崩して代役を頼む場合のカンニングペーパー作り。稽古での通し動画を見て冷静になった。生き生きしてなかった。
就寝。

17(木)
起床、彼女の食べ残したホウレンソウマトンカレーを朝食にする。
採蜜の様子を見せてもらうために上内田で養蜂をしているTさん宅へ朝7:00にお邪魔する。ご近所の養蜂一年生のYさんも見学に来ていて紹介される。Yさんは僕と同じ高校出身の先輩だとわかる。
どんな感じでやるか道具などの説明を受けて、採蜜が始まる。ネットでは重箱式巣箱の4段がいっぱいになったら一番上を採っていいとのことだったが、Tさんの巣箱は3段に届かないくらいだったが、一番上はしっかり蜜の層になっていた。1段の高さが15cmが標準のところTさんの巣箱は18cmなので、それで計算しても3段強くらい。
動画では見たことある作業だったが実際見ると色々勉強になる。
外した巣箱を家の中に持って行き、細かく切って、濾し布とザルで垂れ蜜の採蜜。
採りたての巣蜜を頂く。初めてのニホンミツバチの蜜。ブドウのような香りがした。聞くと栗の香りじゃないかと言われる。確かに。
家族へのお土産と、巣蜜を頂く。
自家製エゴマ油も食べさせてもらう。癖が無くあっさりしている。
あとホホバオイルと蜜蝋で作ったハンドクリームも試させてもらう。
養蜂もハンドクリームを作るところまでやり、ちゃんとブランディングできたらお金になるとお勧めされる。あとエゴマ油も。
帰り際にTさんの奥さんが彼女にとハンドクリームをくれた。喜ぶと思うのでありがたい。
帰宅して、アートにエールを!の動画の早送りしていないオリジナル版をYouTubeにアップしようとするがうまくいかない。アップロードしている間に、彼女への手紙を書いて頂いたハンドクリームを同封する。
郵便局で手紙を出し、狩猟用の保険料をコンビニで支払い、大石種苗店でニンニクのニューホワイト6片と中国産のニンニクを買う。ニューホワイト6片は高いので、来年の種用に一年育てて増やす用で、中国産は来年食べる用。
帰宅して、種用にとっておいた今年収穫したニンニクの点検。1/3程度虫にやられてダメになっていた。
昼食。
山パラへ行き、じゃがいもの植え付け。籾殻燻炭と雑草堆肥を畑にすき込む。
途中、市議の幼なじみY君が連絡をくれたので山パラにいると伝えたら来てくれるとのこと。
山パラのベンチでY君と世間話。アイスコーヒーを持ってきてくれたので一服しながら。途中でドキュメンタリー用にゴープロで撮影しだす。
Y君の担当が、コロナ以降の新しい生活様式らしく、俺の今模索していることとすごくぴったりで嬉しい。
昨日僕が見た年金給付予定額は月ではなく年単位だと聞き、やっぱりそうかと震える。ベーシックインカムを心待ちにしているが、その代わりとして社会保証が無くなるとのことだった。なるほどと思う。
色々話ができてよかった。田中泯さんはすでに掛川市から出て行ってしまったそうで残念。
じゃがいも植え付けの続き。話に夢中になり、ホウレンソウも種まきしたりする予定だったが出来なかった。
帰宅してシャワー。
友達が経営しているカーテン、雑貨屋へ。Yきっちゃには、すごく久しぶりに会ったがすごくいい感じに歳をとっていた。カーテンも素敵で特にムーミンの柄が素敵だった。草むらで編み物したり楽器を弾いたりしていてその世界感最高、と思う。
帰宅して夕食、風呂。
演劇のリハーサルが明日から始まるので、勇気を出して最後に行った通し稽古の映像をみる。
俺だけぼやけている気がする。落ち込む。課題が多い。簡単に改善できるところと考え直さないといけないところをチェックして就寝。

18(金)
起床、山パラへ野菜の収穫。ナスとピーマンをたくさん。ナスを支柱に留めていた麻紐が昨日の強風で切れていたので新しく結び直す。
帰宅して物置整理、野菜苗の管理。野菜苗の白菜やキャベツなどの葉物は唐辛子スプレーを掛けているがみるみる虫に食べられていく。とりあえず虫が少ないであろうコンクリートの上に移動。
シャワー。
台本を読んで、どうやるか考える。思いつかない。
自転車で駅に行き、電車でリハーサルへ。
制作さんにドキュメンタリーのために稽古場に撮影が入っていいか尋ねると思ったよりあっさりオッケーを頂く。
ついでにアートにエールを!の動画を見てメッセンジャーでメッセージをくれたSPAC制作Tさんに挨拶がしたがったが、メガネを掛けた男ということで話しかけたら人違いでSさんだった。
初めて静岡芸術劇場の舞台に立つ。ここに立てたことが嬉しい。客席が近く感じる素敵な劇場。一体感。今回は機会がなかったが、静岡県民として、ここで本番をやれる日まで頑張りたいと思った。
リハーサル後、眼鏡を掛けた別の男性にTさんだと思って話しかけたらまたしても違った。
帰りにエールアートプロジェクトの事務局により、質問をして帰宅。
夕食後、ドキュメンタリー製作のために書類の確認をしたり、連絡を取ったり、ホテルを予約したり。初めての助成で色々気をつけないとヘマをしそう。
彼女からLINE。今日で付き合ってから9年半がたったとのこと。確かにそうだ!と思った、震災ラブからの9年半、もうフィアンセという感じだが10年が経つ2021年3月18日にはちゃんと形としてプロポーズをしようと思い、薬指のサイズだけ聞いておく。
リハーサル開始とともに始まった頭痛を抑えようと風呂にゆっくり浸かる。
もう一度台本に向かい合い、自分が楽しむためにどうしたらいいかを考え出したら久々に頭が働いてきた。行けそうな気がする。
今日は終わりにして、noteを更新することにする。
結局夜中の3時。ずっとパソコンを見ていたのでギラギラして寝付けない、頭痛もする。
床につく。もっと効果的に表現したい。

19(土)
起床。
noteを更新したものの内容が気になり推敲する。あんまり時間を掛けてもいられないのでちょこっと。
朝食。
リハーサルへ。
駅から劇場への道すがら、喫煙所でタバコを吸っていたら共演するTちゃんに挨拶された。タバコを吸い終わってから後ろから追いかけて走って追いつく。稽古場への道すがら誰か共演者を見つけて走って追いかけるのは久しぶりで、キラリ富士見で女優のJさんを走って追いかけたのを思い出す。自分がTちゃんに懐いているんだなあと気付く。
時間がなかったからちょこっとだけだけどnote見たよと言ってくれ、岩手出身ということで楽屋までの2分ほど宮澤賢治の話をして話す。そこでクラムボンがミュージシャン発でなく、宮澤賢治髪だと知った。調べてみよう。
リハーサルが始まり、頭から場当たりをする。リハーサル室から劇場に変わったことで色々勝手が変わったので戸惑う、のと休み明けに自分が色々覚えているのか不安だったがぶっつけでも意外ときっかけは覚えていた。でも、観客との間にビニールシートが貼ってあるというのは厳しいなあと思った。
昨日思いついたことを試してみた。まだ有無を言わさずぶっちぎることはできなかった、が頑張ろうと思う、それが俺がSPACに来た意味と勝手に思っている。空気に飲み込まれずに新しい風を入れたい。がまだまだ力不足を感じる、あと演者同士のコミュニケーションも苦手。いつも快快では一人でシーンを作ってやっていたから当たり前だが、克服していきたい。
稽古場のドキュメンタリー撮影に関しても、芸術監督の宮城さんがOKをくれたようなので安心する。
帰りの電車で、共演者のYさんが貸してくれた水木しげるや妖怪、春画の本を読む。youさんは文学が好きで、本もたくさん持っていて知識が豊富だなあと思う。そして本から何となくYさんの趣味も出ている感じがして、愛おしくなった。
帰宅して夕食、シャワー。
SPACメーリスで流れてきた、いま関わっている演劇の初演時の資料をみる。
ゲンロンαの宮城聡インタビューを読む。面白かった。読んだ上で謎だった宮城さんの立ち居振る舞いが腑に落ちた。全然掴めないクレイジーな人だなあと思っていたが、本人が集団内で日本語をたまたま喋れる宇宙人でいようとしていたのかと驚く。タイミングが合えばゆっくりサシで飲んでみたいと思っていたが本人は宇宙人でいたいなら望まないかもなあと思った。実際宇宙人なら望むだろうけど、人なのに宇宙人で居ようとしている人だからなあ。

20(日)
起床。
珍しく夢を見た。ひとつは山崎パラダイスの茶畑が綺麗に刈られて無くなっていて驚いていると、修道女の集団が現れてここでピクニックをしましょうという夢。もうひとつは衣装のSちゃんが立って泣いていて誰かに慰められている夢。きっと俺が昨日衣装を雑に扱ったから見た夢だと思う。あと、いつカミングアウトしたの?と聞かれ、俺は女の人が好きだが、どこで誤解を産んだんだろうと迷う夢。
山パラへ行き、KAATのスタッフさんが骨を探しているとのことだったので、鹿の大腿骨の写真を撮って送る。ついでにオクラ、ナス、トマト、ピーマンの収穫。
家の前の畑のピーマンの株が全体的に萎れてもう終わりって感じを出していたのでピーマンを全て摘み取る。
軽く朝食。
台本を読んで、リハーサルへ。
場当たりの続き。難しいと思って考えすぎてしまう。のんきにやりたい
帰宅して夕食、風呂。
鹿の大腿骨を明日KAATに送るために梱包。
ダラダラして、スマホでニュースを見ていたら39までに結婚すれば60マンもらえるというのを見る。やはり来年結婚できたらいいなと思う。台本を読んで就寝。

21(月)
起床、朝食。姉が39までに結婚すれば60万もらえるらしいよ、すれば?と昨日のニュースの話。だよねと答える。
台本を読む。この作業をずっと続けてきたので、何か変えないと台本を読んでも変わらないかもと思い、河川敷を散歩。ずっと気になりつついつも行かなかった川の中洲にある公園を目指す。あまり昼間に歩いたことがないところで放置されている農地をたくさん見つける。空いてるなら手を出してもいいなあと思ったが、去年の台風の時の増水のことを考えると、ここら辺に家を建てて住むのは怖いだろうなあと思う。でも広大にこんな近くにあいていて、しかも取り残されてる感があって良いところだなあと思う。頭に入れておこう。
散歩したものの、演劇に関しては特に発見はなく、頭が働くこともなく、ふと車検の見積もりを予約したのに忘れていたことを思い出し、再び予約を入れる。まあ、こちらも車検切れになったらめんどくさかったので思い出して良かった。
リハーサルへ。頭が変な感じにならず、建設的にリハーサルに参加できてよかった。Yさんが連れてくる子供二人がかわいい。下の女の子はうちの姪とほぼ同い年だが、子供によって言葉の成長って全然違うなあと思う。
帰りがけ制作のNさんに静岡新聞の取材を受ける担当を山崎さんにしたいのでプロフィールを下さいと声を掛けてもらう。
まだ役者としてどうなのかということが今回に限っては疑問だが、静岡県民として静岡新聞の取材を受けられることは光栄。これが自分の世界平和への活動に何かよく働けばいいなあと思い、帰りの電車でプロフィールを書いて送る。
帰宅して、夕食。
アンダー用に自分の役のあんちょこを作って、風呂に入り、就寝。

22(火)
起床、梅ちゃんの小屋掃除。
おれが育てた粟の穂もひまわりの種も全く口にしていないので、試しにひまわりは房のままから種を外しお皿に入れて置く。
朝食。
明日から雨らしいので山パラへ。
ナス、オクラ、ピーマン、ゴマの収穫。ヒマワリ、マリーゴールド、レタスの自家採種。
苗づくりで作っていたレタスが虫に食べられてほぼ全滅していたので、再び撒く。
帰宅してシャワー。
ご近所さんが休日で子供と外にいたので、ナスを配る。
早めの昼食を食べて、リハーサルへ。
駅前で、街頭演説をしていて、自由民主党だったので近づくと幼なじみ市議Y君がマイクを持って喋っていた。デジタル庁に期待しているとのこと。
友人に挨拶する。自由民主党政権には辟易していたが、一番近い友人が自由民主党で、話せばすごく話が通じるし、友人が掛川市のために頑張ってくれていることは素直に伝わるし、考えも真っ当だと思うし、応援もしたい。
でも応援したくない自由民主党であるってこと。難しい。まあY君は頑張ってほしいからそこは関係なく応援するし、掛川市民になって選挙権を得た次の市議選挙にはY君に票を入れる。
地方で自由民主党が強いのはなんでだろう。
電車でリハーサルへ。
今日は通し稽古。やってみてかなり落ち込む。1ヶ月稽古してきて、皆が積み上げてきたものと、俺が積み上げてきたもの。未だ舞台に自分で立てておらず、同じ役のKさんが作った段取りをこなしているだけで、自分のものにして生きられていない。何をどうしたら良いものかと意気消沈し、稽古後に慕っている兄貴、先輩の俳優Yさんに話を聞いてもらう。
話をちゃんと聞いてくれて、俺の立場になって具体的にアドバイスをくれて本当にありがたい。そして俺が作った動画を見てくれた上で、「ほんとうのさいわい」ってのを探していて、今回中高生に見せるときに何を伝えたいのか、俺のテーマが「ほんとうのさいわい」ってこと一つでもこの舞台は立てると思うって言ってくれて頭が働きそうな気がした。
話の内容より、舞台上で楽しんでいる俳優の姿を見せて、こんな生き方をしている大人もいるよっていうことが中高生の頭の片隅に残ってくれたらいいなと思っていたが、ちゃんと演劇として内容に基づいて更に伝えられるだろうと当たり前のことに立ち戻れた。
こんなにたくさんの子供達に伝えられる機会なんてなかなかないから、俺の思う「ほんとうのさいわい」のエッセンスを少しでも渡そうと思う。
帰りの電車で野球部3人が乗って来て、各々すぐスマホを見出す。そこまではまあ普通だと思ったが、駅に着き、そのうちの一人が降りる時に、顔もあげず、お互い何のコミュニケーションも取らないまま降りていったことに驚いた。きっと同じ高校の仲間だろうにどういう事なのか意味がわからず、え?となった。これが普通ならやばくないか?と思う。こんなものなのか。
駅から雨の中自転車で帰り、東京ではしょっちゅうだったが、地元では久々の感覚。
帰宅、風呂、洗濯、夕食。
勇気を出して、今日の記録映像の確認。明日はオフなのでワインを飲みながら。しらふで受け止められないかもっていうビビリの気持ちもあり。
見てみたら、改善点が見えて良かった。自分だけの問題というより全体的なバランスの問題もあるなと感じる。
コロナ対策として決まったことなので、どうにかするしかないが、やはり自分で少しも声出せないというのは厳しいなあと思った。この作品と、息の音すら使えない完全なムーバー、スピーカーの分担は合わないなあと思う。まあ、どうにかするしかないのでどうにかしよう。
客入れのアナウンスで「世界に通用する作品を中高生に見せたい」と言っているし、そうしないといけないと思っているし、それじゃないと見せられてもポカンだと思う。演劇に幻滅させたくない。演劇すご!ってものにしよう。酔っているのか?酔っていたって構わない!それがしたいというこは変わらない。
就寝。
と思ったが、彼女へのプロポーズ用の指輪が何かいいかネットでエルメスかなあとか見てたらティファニーを見て、「ティファニーで朝食を」を思い出して見る。タバコが旨そうな映画でタバコを何度も吸いに外に出る。良くできてるなあ、さすが名作だわと思った。ティファニーにしようかな。行ったことないけど。でも一緒に行って買いたい。3/18に銀座のティファニーで待ち合わせをしようか。みなのほんとうのさいわいってなんだろう。結局「ティファニーで朝食を タイトル 意味」って検索してしまう俺の性。っておさめるのは俺の逃げなのか?
就寝。

23(水)
起床、育苗している苗の整理。結構虫に食べられてしまい、ボロボロになってしまった。植え付け間際のやつを車庫に移動。
晩生のタマネギの種まき。ぜんぶで800つぶくらいを一つ一つセルトレーに撒く。
山パラへ行き、ニンニク(中国産)の植え付け。思っていたより多くて大きな畝立て一つ分になった。
帰宅して、遅めの朝食兼昼食。ユニクロへ衣装用に目立たないパンツを買いに行く。ついでにドラッグストアでジェルも買う。
帰宅して農協の人が裸麦(マンネンボシ)を3kg届けてくれたので受け取る。
東京から、ドキュメンタリー撮影のためMOTIの二人が車で来てくれる。久しぶりに会ってとても嬉しかった。
山パラ、田んぼ、蜂場、山崎山を案内して、行きつけの喫茶店ジュアンで、どんなドキュメンタリーにするか打ち合わせ。アイディアを出してくれてやはり二人を誘って良かった。が考えなきゃいけないことが山積みな感もわかった。
帰宅して夕食、風呂。
疲れ切ったので少し眠り、彼女からの電話で目覚め、そのまま20分ほど話をして目が覚める。
SPACの演劇のことを考える。今の問題をどうクリアしたらいいか。ここに来て暗礁に乗り上げてる感もあり、焦るが単純な問題から片付ける。
就寝。

24(木)
起床、台本を読み考える。なかなか頭が働かずSさんの家で作った頭が冴えるという手作りの王冠を被り少し気分転換。
畑を借りている地主のMさんから電話があり、田んぼに放置してあるワラをもらってくれないかとのこと。欲しいので演劇が落ち着いたら10月頭をくらいにもらいに行く約束をする。
ネット口座を確認すると、経産省の持続化給付金と東京都からのアートにエールを!のお金が合わせて100万円ほど振り込まれていて、驚く。
預金が200万超えたことなんて今までなかったので不思議な気分。コロナ成金。
山パラへ行き、MOTIにあげる為に野菜の収穫、ナス、ニラ、ヒョウタンカボチャ。
とりあえず、頭をクリアーにして稽古場に向かう。
通し映像を見て、気になっていたところを稽古できたので良かった。
途中MOTIの二人が撮影に来てくれたので劇場に案内する。
18時でリハを終え、野菜を共演者のTちゃんにあげる。
電車で帰宅、夕食、風呂。
早めに就寝。

25(金)
起床。早起きして農作業のつもりだったが、起きれなかった。梅ちゃんの小屋掃除。
台本を読む。
大石種苗店へ行き、虫に食べ尽くされ、苗づくりが上手くいかなかったキャベツ、ブロッコリー、白菜の苗を購入。
帰宅して朝食。
リハーサルへ。
Tちゃんの子がナスをとても気に入って食べてくれたようで嬉しい。今度は取り合いにならないくらいあげよう。
通し稽古。
やはり気持ちやその時のテンションに任せるだけでは上手くいかない。
少しずつ良くはなっている。
稽古後に葬式のシーンを自主稽古。
帰宅、夕食、風呂。
通し稽古の映像をワインを飲みながら鑑賞。
この前よりは見やすくなっている。
うまくいっていないところの解決策を考えて、無意味な時間を流すことが大事だと気付き、アイディアも思い浮かんだので明日はビシッと決めたい。

26(土)
起床。
起きると長姉の姪っ子たちが遊びに来ていて、クッキーを作っていた。姉が頭痛が酷く、病院に行く間うちで遊んでいるらしい。
姉に野菜を渡す為に、山パラへ。
ナス、ピーマンを大量に収穫。あとインゲン豆も涼しくなってきたらまた花を咲かせて実り出したので久々に収穫。
帰宅して朝食。義理のお兄さんも肩の調子が悪く病院に行っていたらしく戻ってきて、少し立ち話。このお兄さんは本当に優しい。
電車で稽古へ向かう。
通し稽古。芸術監督の宮城さんが今回初見。色々うまくいかなかったが、まだ本番では無いのでオッケー。コロナ対策としてのダメ出しがあまりなかったのでよかった。
稽古後、明日からスタッフは小屋入りするので小道具の梱包作業。膨大な量で全然終わらないまま、役者は解放時間になり終了。美術班のYさんの仕事量が心配。
帰りがけ、新たに使うことになる小道具を受け取るため、初めて美術スタッフのアトリエへ。地下二階で大学時代の美大と同じ香りがして記憶が蘇る。
帰宅して夕食、風呂。
明日はオフなので、溜まっていた仕事をなるべく済ませておこうと、今年度の狩猟許可証の申請のことなど事務仕事を色々して就寝。

27(日)
スマホが充電切れでアラームがならず早起きするつもりが寝坊して8時前に起きる。
朝食。
家の前の畑の終わった野菜の片付け、種まき(小松菜、ホウレンソウ、ゴボウ、ミズナ)、苗(ブロッコリー、メキャベツ、キャベツ、フダンソウ)植え付け。
種取り用に花を咲かせている青紫蘇にミツバチが来ていた。どこから来ているんだろう。
山パラへ行き、終わった野菜の片付け、草刈り、野菜の収穫。
一時を過ぎたが、どこで作業をきりにするか迷っていたら、地震。縦揺れからの横揺れ。これが余震で大きいのがきたら家族が心配だなあと思い、後悔するくらいなら家に帰ろうと思い帰宅。
2度目の地震は起きずシャワー、昼食。
再び山パラへ。母が欲しがっていたのでサツマイモの成長具合を見ると、まだ大きくなるだろうが収穫してもいいくらいになっていた。
種まき(大根、ホウレンソウ、ミズナ、ゴボウ)、苗の植え付け(メキャベツ、フダンソウ、ホーリーバジル)。
日が暮れて帰宅。
シャワーを浴び、夕食。
ホームセンターに梅ちゃんのエサを買いにいく。せっかくヒマワリや粟を育てたのに全く食べてくれないので悲しいが、人間意外はエコとか無農薬とかそんなことは考えず、どんな育てられ方だろうと旨いものに素直だ。
百均へ行き、舞台のメイク道具とカブトムシの土を買う。畑で作っている雑草堆肥の中にカブトムシの幼虫がたくさんいるから、次からは見つけたら回収して来年子供達用に育てようと思う。
ワインを飲みつつ、昨日の通し稽古の記録映像の確認。細かいところが気になる。これまで大きな部分が気になってばかりいたのでやっとこの段階に来れたと思った。
湯船にゆっくり浸かりながら、タバコを一服。この時間が好きだ。
就寝。

28(月)
起床、朝食。
山パラへ行き、花、ハーブ、野菜の種取り。ツルムラサキ、フダンソウの収穫。
帰宅してメールを確認すると、SPACの宮城さんから文化庁の助成金締め切りが近いと言うメーリスが来ていた。もういいやと思っていたが、
「補正予算というのはつまりは国民が出した(&これから出す)お金の再分配ですから、ここでお金をもらうと誰かが損するわけではありません。」
という文言を見て、僕は既に私欲というより、より良い社会、本当の幸いを目指してアーティスト活動をしているんだから、もらうべきだと思い、本番が近いが無理せずできそうだったら申請しようと思い、準備を始める。
リハーサルへ。
俳優で、今回は演出助手として参加しているTさんに駅で会う。稽古場へ向かいながら世間話。ムーミンを読んだことある人を探していたがちょうどTさんが全巻持っているとのことで少し話を伺う。4歳の姪への誕生日プレゼントand俺が世界観を知りたくてついでに読もうと思っていたが、コミック版も皮肉とかが入っていて少し早いかもとのこと。
小屋入り前、最後のリハーサル。一昨日の通し動画を見て色々気になっていたことはあったが、時間の関係で全ては当れなかった。個人的に話をして解決しよう。
リハーサル後、使っていた楽器を梱包して搬出作業。思っていたより早く済んで早く帰れることに。
文化庁の継続支援助成金のことを調べながら帰宅。夕食。
夜中までになんとか申請が済んで一安心。ただ、実施期間のところを西暦表記のところを令和で書いていてずっと申請することができないことに2時間くらいかかってしまった。そこまで書いてくれないとわかんない。エラーもなんで出ているのかわからないから数字を半角にしたり全角にしたり、無駄に色々トライしてしまった?まあ、コロナに対する応急処置なのでフォームにも荒いところがあってもしょうがないが、もう少しどうにかして欲しかった。
ゆっくり風呂に入り、明日の小屋入り、場当たり、ゲネプロに向けてイメージトレーニング。
久しぶりに、早起きで絶対寝坊しちゃいけないけど夜更かししてしまったっていう状況が演劇の本番前って感じ。
就寝。

29(火)
起床、梅ちゃんの小屋掃除、朝食。
苗に水やり。
台本を読んで、軽トラで浜松の雄踏文化センターへ。車内でKREVAを聴いて気持ちを盛り上げる。
雄踏文化センターは、山里にある感じで落ち着く。軽トラで小屋入りするって感じが、今の俺のリアル。軽トラだと浮くかなって思ったけど、施設周りの草刈りをしている人がいて軽トラも止まっていた。地元に帰ってきてから、よく聞く草刈り機のエンジン音が耳に馴染む様になって、この音が聞こえると安心する。そして灰皿を置いてあるだけの喫煙所も地方という感じがして落ち着く。草刈りの仕事をしているのは大体お年寄りだが、そういう仕事もいいなあと思う。
小屋入りして、場当たり稽古。スタッフさんが稽古場の静岡芸術劇場に仕込んでくれていた美術の再現性がとても高かったのですが、全然違和感なくスムーズにできる。
そして衣装のSちゃんが、ゴーグルやサングラスの曇り止めを色々試してくれた結果、全く曇らなくなり、とても気持ちに余裕ができた。スタッフさん達、素晴らしい、ありがとう。
ゲネプロを行う。色々問題点はあるものの、リラックスしてできた。
軽トラで帰宅、夕食。
今日のゲネプロの記録映像を見て就寝。

30(水)
起床。
山パラへ行き、野菜の収穫。オクラ、ナス、ピーマン、長い豆。タイで買ってきた長い豆が今最盛期感がある。
帰宅して朝食。
梅ちゃん放鳥。昨日の夜、俺が帰ってきて母と喋った声が聞こえたら大鳴きしていたのでゆっくり触れ合う。寂しい思いをして申し訳ない。
家を出掛けに、畑を借りているMさんから電話。田んぼにあったワラは他の人が片付けてくれたのでオッケーというのと、畑を管理してくれている人にお米が取れたのであげたいとのこと。借りしてもらっているのにお米まで頂いてという感じだが、これが今耕作放棄地を所有しているお年寄りの感情なのかもと思う。伴侶が他界して、思い出の場所が荒れているのを見るのは辛く、かと言って自分は出来ず、せめて草刈りだけはシルバーさんにお願いしてやってもらうって感じなんじゃないか。今はそういう状況だが、これからの時代は変わって放棄地もどんどん資本主義に飲み込まれてなくなっていくのかもしれない。
軽トラで小屋入り。
本番。
客入れ中の子供達の反応はいい感じ。
しかし本番が始まると急にしんと静まり返ってあまり反応がわからない。
緊張しているのかいつも考えていなかったことが頭によぎったりして、意識が切れないようにするのが大変だった。最後の演奏をめちゃくちゃミスってしまい落ち込む。当たり前だが、この子達は二度とこれを見ないと思うと演劇の失敗は取り返すことができない。悔しい。
帰宅して、夕食。
明日は入り時間が早いので就寝。


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