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俺、僕、私【#60何があってもマイペンライ!】

人生を生き抜く上で、たくさんの視点を持つことが大事だと思っている。絶対的な正解がないのが人生。1つの考えに捉われることなく、様々な自分を持っておきたい。

実際、人間は複雑な生き物だ。口では「ダイエットしたい」と言っていながら、実際は運動もせず間食ばかりしている人などもいる。

だからこそ私は三重人格制を採用している。自分が1つの人格だと思い込んでいると、なかなか決断できなかったり、一時の感情に左右されたりしてしまう。3つの人格に分けて自分の気持ちを整理すると、決断の精度が上がる。

以前のエッセイでは、3つの人格とは心、体、頭だと書いた。今、自分の心はどう思っているか?体はどう感じているか?頭はどう考えているか?3人の自分に問いかけることで、自己理解が深まっていく。

もう一つ、最近始めた人格の分け方がある。それが俺、僕、私だ。英語ならすべて「I」と表現される一人称が、日本語はやたらと多い。この言語の特徴を生かさない手はないと思った。

同じ事象に対して、俺と僕と私、三者の考え方は必ずしも一致していない。俺はどう思っているのか?僕は?私は?と問いかけることにしている。

かなり昔から、俺と僕は自分の中で飼い続けていた。ただ「私」がいまいちピンときていなかった。

そこでだ。このエッセイの第24回から、一人称を「私」に変更した。それまで基本的に「僕」として文章を書いてきたのだが、この場所では私を主語に書こうと決めた。そうすることで私からの視点を浮き彫りにして、三重人格を確立していこうという試みだ。

このエッセイではしばらく「私」を主語に書き続けようと思う。ただ、たまに僕や俺も登場するかもしれない。そのときは「違う人格が出てきたんだな」と楽しんでもらいたい。

俺、僕、私。いろんな自分がいるから、人間は面白い。


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