見出し画像

従業員へ渡す給与の考え方。利益から配分するのか、配分を先に決めてしまうのか。

最近は社会保険のことだったり、人事というかそういうお話をしていました。
なので、その延長線上で給与の配分のことをお伝えしようと思います。

給与ってどうやって金額を決めていますか?
例えば基本給だったり、時給だったり、〇〇手当だったり、色んな方法がありますね。
美容師さんとかだと分かりやすく、技術売上(指名)の〇%とかだったり。

で、こういった考え方が基本だと思うのです。

売上や粗利、利益のいくらかを配分するという考え方。
つまり労働によって生まれたものの中から配分するということが基本ベースであると。

ただ、これからにおいては、ちょっと思考の転換が必要なのかと思っています。

というのが、まず配分したい金額を決めてから、ビジネスモデルを構築する。ということ。

売上が100万だったとすると、その30%ぐらいで30万配分できるよね〜!

ではなくって、

給与を50万ぐらいは渡したい。
じゃあそれを達成するためにどういうビジネスを組み立てるかという、まず、渡す金額から設計する方法。
そのために、単価や客数、リピート率、リピートスピードなど売上を構成する要素や、経費などの金銭資源の投下方法を組み立てていく。

こういう考え方がこれから大事なのかと思っています。

なぜそう思うのかというと、これからの確定している未来があるのです。

それは、確実に人口が減少する、ということ。

これはもう抗えないものです。
そうすると経営資源の中でヒトというところが、これからものすっごい希少になっていきます。

その時に、既存の給与体系を設定していると、いつまで経ってもその人の給与がなかなか上がらない。(可能性が高い)
さらには、いなくなったり、集まらなくなったりしていく。

大昔に、今もう会社に所属していて、その中で報酬(もらえるお金)をよくすると生産性が変わるのかという実験がありました。
実際にその結果はあまり変わらないということだったのです。
もちろん全員が全員ではないし、理念を浸透をさせていくと変わる話でもあるかもしれませんが、ただ1つの側面としてあまり影響がないと。

そうすると、その利益の配分で考えてるということは、結構会社側の都合なのかもしれないということ。
管理の仕方や、わかりやすい評価の仕方として使っているものであったりもします。

なので、そういった状況下で、先に「給与を最低これくらい貰えたら嬉しいだろう」という視点から作り上げていくことが大事なのかと思いました。

さてさてWEBセミナーしていますのでもしご興味があれば参加してみてください!

「飲食個人店のインボイス」
08月15日(月)13:00〜13:30
08月16日(火)15:00〜15:30
08月17日(水)13:00〜13:30

「飲食個人店の税金と節税あれこれ」
08月15日(月)14:00~15:00


ご参加はこちら!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?