こいとの小話

女子学生達の青春の小話。 ゆるく読んでね。 シナリオ/ショートショート/戯曲 本職は…

こいとの小話

女子学生達の青春の小話。 ゆるく読んでね。 シナリオ/ショートショート/戯曲 本職は不登校支援者。ぬいぐるみも作ります。

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  • 短編小説・シナリオ

    読み切り物の短編です。サクッと読めます。 眠れない夜にぜひ(:3_ヽ)_

  • 思いのままエッセイ

    私の日常です。思ったことの垂れ流し。 共感してもらえるとハピハピ。♡

  • いいねたくさん(^^)/作品

    いいねを多数いただいた作品集です。 ありがとうございます。

  • 指導者の知恵まとめ

  • MV or 楽曲 二次創作

    アーティストさんのMVや楽曲の世界観から創作したシナリオ、小説です。 【現在載せているもの】 ・≠ME『君はこの夏、恋をする』MV創作 ・Official髭男dism『怪盗』楽曲創作 ・=LOVE『cinema』楽曲創作 ・≠ME『秘密インシデント』楽曲創作

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【シナリオ】「暑くて溶けそう」と言われた時の神返答を考える話。

ーはじめにー 「暑くて溶けそう」に対し、「それな」じゃない、ちょっと面白い返し、してみたくありません? 〇電車のホーム 昼間12時 ド田舎の駅で、中学生3人、立って電車を待っている。 周りには人は居なく、蝉の声だけが聞こえる。 ゆうり「…いや暑すぎだろ。」 深雪「後ちょっとで乗れたのに…」 なずな「ごめん…私がもう少し早く準備できてれば…!」 深雪「いや、結局歩くの遅かったから私たち。」 ゆうり「あーー無理ー!!!駅のホームに待合室もない。駅ビルもない。電車来るまであと

    • 朝がしんどい不登校の子に、できることはありますか?

      不登校の子の朝って、ほんとにしんどいものなんですよ。 小高大で不登校になって、いちばん辛かった時間は朝。間違いなく、朝。 学校に行く選択肢を選んだらしんどい心になってしまい、 でも学校を行かない選択肢を選んでも、罪悪感で死にたくなるのが朝。 ほんと朝ってなんであるんですかね。 「ずっと夜でいいですほんとに、朝来なくていいです、お願いしますわほんと」ってどれだけ思ったことか。 そんな朝が辛かった私は社会人になって、不登校の子達とおしゃべりする仕事に就いた。 自分が経験

      • 最近モヤモヤが多いので、心の整理として描いていいですか?シナリオじゃないけど。

        • 【シナリオ】めっちゃ夢叶う短冊の話。

          『八月の七夕』 なずな…中学3年生。ミュージカルスタジオに通っている。純粋で天然。黒髪ポニーテールがトレードマーク。 香織瑠…中学3年生。ミュージカルスタジオに通っている。黒髪ショートで、空気を読み会話をするのが得意な美人。 美和…中学3年生。ミュージカルスタジオに通っている。話が上手な盛り上げ役。髪型は丸みを帯びたボブ。 ーー 人気の無い寂れたショッピングセンター内。 3人の前には、短冊の飾られた大きな笹の葉が飾ってある。 美和「七夕っすね。」 香織瑠「…ん?今日何

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        【シナリオ】「暑くて溶けそう」と言われた時の神返答を考える話。

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        記事

          【シナリオ】辛いことがあるとすぐ逃げ出す女の子の話。

          響「あぁ…悔しいな…。」 ーーーー 響…高校2年生。『WESTミュージカルスタジオ』に通っている。何をしても”普通”で、人に勝てるところがないと思っている。努力家の姉を持つ。関西弁を話すときがあるが、全てエセである。 なずな…中学3年生。WESTミュージカルスタジオ』に通っている。天然で人がとても好き。 ーーーー 7月上旬の夕暮れ時。空気は高い湿度をまとっている。 都内の繁華街を一人ぽつりと歩いている響。 そこに前から、とても陽気なオーラをまとったなずなが歩いてくる。

          【シナリオ】辛いことがあるとすぐ逃げ出す女の子の話。

          【シナリオ】自分のお守りについて話す話。

          短編シナリオ 眠れない夜のお供や、お芝居の練習のためのエチュードとしてお使いください。 柴崎香織瑠...中学3年生。多趣味で人脈も広い。 凛川晴子...中学3年生。人の表情をよく見る。いつも笑顔。 2人は学校は違うが、同じミュージカルスタジオに通っている。 ーーー オシャレなカフェ。 スタジオ帰りの香織瑠と晴子は、レッスン着などの入った大きなカバンを自分の隣に置き、テーブル席で2人クリームソーダを飲みながら談笑をしている。 香織瑠「言葉は、私にとっての、お守りなんだ。

          【シナリオ】自分のお守りについて話す話。

          【シナリオ】入院中の犬ちゃんがどう過ごしているのか想像する女の子の話。

          中学3年生の亜冬なずな、高校1年生の一高祭は、同じWESTミュージカルスタジオに通う仲間である。今日は近くにあるEASTミュージカルスタジオとの合同練習。6月某日土曜の夜、虫の鳴き声が聞こえてくる頃合い。なずなと祭、そしてEASTミュージカルスタジオに通う、中学3年生の柴崎香織瑠の3人は、レッスンが始まる前に、自主練習を行っていた。 ちょうど3人が休憩に入った頃、水をひと口飲み終えた なずなが口を開いた。 なずな「…目が覚めて、いつもと違うところにいて、なんか体の調子もい

          【シナリオ】入院中の犬ちゃんがどう過ごしているのか想像する女の子の話。

          【シナリオ】憧れの人との距離の縮め方。

          6月某日。時刻は20時をまわったところ。 都心から少し外れたところにある、『WESTミュージカルスタジオ』という小中高生のためのミュージカルスクールの電気が消えた。 その建物の中から、会話を楽しむ3人の女の子が出てきた。 天然気質のあるスクールの新人、中学3年生の亜冬なずなと、スクールのリーダーでみんなの憧れの的の高校1年生の夕月彩奈、身長145cmの低身長ダンサー、彩奈と幼なじみの高校1年生、一高祭。 ハードな練習を終えたからか、汗で髪が濡れている。 なずな「この前ね、学

          【シナリオ】憧れの人との距離の縮め方。

          【シナリオ】今、カフェでパフェを食べて満たされる、を生きる。

          6月のとある晴れた日の放課後。夕日が沈む前に、同じミュージカルスタジオに通う高校1年生の夕月彩奈と、中学3年生の亜冬なずなは、2人の学校の近くにある落ち着いたカフェを訪れた。 先にレジで注文を済ませたなずなは、このオシャレな雰囲気を楽しみながら、席にて彩奈を待っていた。 「稽古がない日にこのカフェに行きたい!」と、ずっと前から彩奈に約束を取り付けていたなずなは、学校が終わってから気持ちの昂りが収まらない。おしりの下に両手をいれ、足をじたばたと動かしながら、彩奈が席に向かってく

          【シナリオ】今、カフェでパフェを食べて満たされる、を生きる。

          【シナリオ】写真の中の「私の世界」と「宝物」

          ここは小学生から高校生の女の子が通う『WESTミュージカルスタジオ(以下WEST)』。 レッスンが始まる前に、中学3年生の亜冬なずな と、WESTと同系列の『EASTミュージカルスタジオ(以下EAST)』所属の中学3年生の柴崎香織瑠が、広いスタジオのフロアにたくさんの写真を広げて眺めている。 先日のWESTの定期公演のリハーサルに、香織瑠となずなが撮った舞台写真である。 香織瑠の趣味は写真で、以前からWESTとEASTの写真を沢山撮っていた。そんな香織瑠をいつも見ていたなずな

          【シナリオ】写真の中の「私の世界」と「宝物」

          「日曜の夜ぐらいは...」6話を見て心ぽっかぽかになってる。幸せになるためにうごいている姿に胸がうたれる。もっとこの5人を見ていたいし、この5人を私の心の中に閉じ込めておきたい。いつでも思い出して、未来に進む時に背中を押してもらいたい。

          「日曜の夜ぐらいは...」6話を見て心ぽっかぽかになってる。幸せになるためにうごいている姿に胸がうたれる。もっとこの5人を見ていたいし、この5人を私の心の中に閉じ込めておきたい。いつでも思い出して、未来に進む時に背中を押してもらいたい。

          【シナリオ】今日が最後の日だったらどうする?

          輝(左)、祭(右) 祭「もしさ、ここに隕石が落ちてきたらどうする?」 輝「落ちてこない。」 祭「もしもの話!」 輝「もしもねぇ…。そしたら今日、最後の日になるのか。」 祭「最後とは限らない。」 輝「ここに隕石でしょ?終わるでしょ確実に。」 祭「それは寂しい。」 輝「そういう話じゃなかったんか。」 祭「最後っていう覚悟はしてなかった。」 輝「やり残したことしかないしな。」 祭「うん。…でももしかしたら、最後の日ってそんな軽い感じで来るんだろうなぁ。」 輝「わかってたら、それも

          【シナリオ】今日が最後の日だったらどうする?

          言葉は刃物にもなるし、御守りにもなる。だから辛い。自分が救いたいと思って言った言葉が刃物だと思われたり。言葉が辛い。

          言葉は刃物にもなるし、御守りにもなる。だから辛い。自分が救いたいと思って言った言葉が刃物だと思われたり。言葉が辛い。

          「気にしない」じゃなくて、「味方がいることを気にする」こと。

          いと…ミュージカルスタジオの講師。 美和…ミュージカルスタジオに通う、中3の女の子。 寒さが目立つ1月の夕方。 レッスン後のミュージカルスタジオ。 スタジオの掃除をしている、いと。 そこに突然、温かい恰好をした美和が訪れる。 美和「いとさん~」 いと「あれ、美和ちゃん、どしたん?」 美和「いや、ちょっと、」 いと「あ、そうだ、忘れ物でしょ!」 美和「はい~、すみません。」 いと「中入り。」 美和「すみません~」 いと「あったー?」 美和「ありました!ありがとうございます

          「気にしない」じゃなくて、「味方がいることを気にする」こと。

          眠る前は、ワクワクすることを考えるの。例えば雲の上の話とか!雲は綿菓子よりも甘くて、小さな金平糖が中に詰まってるんだって。そしてその上には、パステルカラーのお城があるの!良い子にしてたら、夢の中で連れてってもらえるんだ。今日は良いこと沢山したから、今日こそ連れてってもらえるかな?

          眠る前は、ワクワクすることを考えるの。例えば雲の上の話とか!雲は綿菓子よりも甘くて、小さな金平糖が中に詰まってるんだって。そしてその上には、パステルカラーのお城があるの!良い子にしてたら、夢の中で連れてってもらえるんだ。今日は良いこと沢山したから、今日こそ連れてってもらえるかな?

          誰よりもできるのに、人を見下さない、1番の女優になりたい天才高校生の話。

          ここはとあるミュージカルスタジオ。 小学生から高校生までが、なりたい自分になれる場所として通っている。 今日はいつかの秋の火曜日。今日のレッスンは18時から。 スタジオの1番の新人である中学3年生の亜冬なずなは、いつもみんながスタジオに来る前に自主練をしている。 時刻は17時。今日もスタジオの電気は、なずなのために少し早くからついている。 今日のなずなは一人黙々と台本を読み、役作りに励んでいる。 なずな「『このまま私が、遠い海の向こうに行ってしまったら…』」 なんか違う

          誰よりもできるのに、人を見下さない、1番の女優になりたい天才高校生の話。