【シナリオ】今日が最後の日だったらどうする?
輝(左)、祭(右)
祭「もしさ、ここに隕石が落ちてきたらどうする?」
輝「落ちてこない。」
祭「もしもの話!」
輝「もしもねぇ…。そしたら今日、最後の日になるのか。」
祭「最後とは限らない。」
輝「ここに隕石でしょ?終わるでしょ確実に。」
祭「それは寂しい。」
輝「そういう話じゃなかったんか。」
祭「最後っていう覚悟はしてなかった。」
輝「やり残したことしかないしな。」
祭「うん。…でももしかしたら、最後の日ってそんな軽い感じで来るんだろうなぁ。」
輝「わかってたら、それもそれで嫌だよね。」
祭「うん。」
輝「…ここに落ちるのかぁ…。」
祭「痛いかなぁ。」
輝「だったら一瞬がいい。」
祭「手は繋いどきたい。」
輝「怖いんだろ。」
祭「輝だって怖いでしょ?」
輝「…怖いって、感じられる間はあるのかな。」
祭「…確かに。」
輝「一瞬がいいな。」
祭「…一瞬だったとしても、大好きな人と一緒にいられたら幸せだよね。」
輝「まぁ、どうでもいい人じゃなくて良かったかな。」
祭「え、え、なんか、え、祭ってそんなもん?」
輝「…ふふっ」
祭「え、なんで笑ったの!?親友では!?」
輝「親友なぁ~w」
祭「え、やだやだ!」
輝「ハイハイ親友。」
祭「やっぱ冷たい。」
輝「ま、最後の日になる前に、やりのこしたことやっとけば、親友さん。」
祭「なっ。ひとりじゃなくて、輝としたい。」
輝「何すんの?」
祭「え、あーあー、ご、50m走!」
輝「一人でやれよ。」
祭「今のは冗談!えっと、えーっと、えー…」
輝「…最後の日も、これでいいよ。」
祭「…だね。」
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