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=AKANE= 第十五話 隠し事



茜「あ〜ぁ……なん一番知いちばんしられちゃいけないのにられちゃったかな……?」


茜「いや!でもべつにそんなつもりじゃないんだから」


と、わたし自分じぶんかせて船岡山公園ふなおかやまこうえんへとかった。


そしてそのかれ一通ひととおりのメニューをこなしていえかえった。



夕方ゆうがたになると理佐と由依がいえた。


茜「どうしたの?」


と、くと…


理佐「いたよ、美波に♪」


茜「ちょっと、もぉー!どうせろくなつたわりかたしてないでしょ?」


由依「スポこん茜がこいちちゃったって♪」


茜「ほらもぉーあいつー!!」


理佐「え、ちがうの?」


茜「ちょっと一緒いっしょにトレーニングしてるだけだってば!!」


由依「二人ふたりっきりで仲良なかよさそうにしてたってってたよ♪」


茜「てもいないのによくそんな……」


理佐「きなんじゃないの?」


茜「そううんじゃないって!!」


茜「そりゃテニスのめんではやっぱあたしより全然上手ぜんぜんうまいから尊敬そんけいはしてるけど…」


由依「それがこいはじまりなんじゃないの〜?♪」


茜「もぉー!おこるよ!!」


理佐「茜に自覚じかくがないんならしょうがないね」


由依「そうだね、まぁしばらくは様子見ようすみときましょ♪」


由依「で、まぁ本題ほんだいはこっちなんだけどね」


茜「なに?」


由依「クロワッサンいたからおすそけ♪」


茜「え、うそ!?美味おいしそうじゃん♪」


と、由依がふくろいっぱいのクロワッサンを手渡てわたしてくれた。


茜「いいにお〜い♡」


茜「なんだ、美波にいてからかいにたのかとおもったよ笑」


理佐「それもあったよ♪」


茜「あるんかーぃ!!」


由依「アハハッ♪ でも樋口ってだれかとつるんでたりしたとこたことないから名前聞なまえきいたときは意外いがいだったなぁ〜」


茜「うん、まぁ部活ぶかつでも一人黙々ひとりもくもくとやってるし……トレーニングももともと一人ひとりでやってたのをあたしが無理矢理むりやりはいんだかんじだったけど……」


由依「それしかけ女房にょうぼうじゃん!笑」


茜「もぉー!由依ー!!」


理佐「でも茜、テニスの成績上せいせきあがってるんでしょ?よかったじゃん♪」


茜「うん、まぁそれはね」


理佐「そうやっておたがたかえるひとがいるっていことだよ」


茜「ありがとう♪」


理佐「『守屋茜近畿大会優勝きんきたいかいゆうしょう!!』とか幕下まくさがるのたのしみにしてるね♪」


茜「そこまでいけるかな?」


由依「茜ならいけるでしょ?てか、やるでしょ?」


茜「うん、まぁ頑張がんばってみるよ」


理佐「そのときは由依にでっかいケーキつくってもらっておいわいしょ♪」


由依「おー、いいねぇ〜♪」


茜「ったね!約束やくそくだかんね!♪」


と、この四人よにんなかではかくごと出来できないようになってるんだね。


まぁべつかくしてるわけじゃないんだけどねぇ〜……




第十六話へつづく…



=AKANE= 第一話はこちら




本編『だって、恋したいもん!』はこちら





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