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竹刀を買う

デスクワークが多い為、日々自宅でトレーニングを欠かさないのであるが、此度、武芸への関心の高まりから、竹刀を購入した。近所に公園があるので、暇な時は素振りをして心身共に鍛錬を行うつもりである。
鎌倉時代の侍は曹洞宗が多かったと言うが、当時の上皇や天皇、貴族の身辺の警備をしていた侍にとっては、仇敵を察知する為には心を静かにし感覚を研ぎ澄ます必要があったであろうから、只管打坐と言って、只管に座禅を組み瞑想を行う曹洞宗は、正しく知行合一の信仰であったと言える。
曹洞禅から派生したものであろうが、宗教性を排し、健康法としての瞑想、マインドフルネスが米国等のIT企業でも流行して久しいが、頭脳労働とは言え、身体の健康を損なっては元も子もなく、明瞭かつ深遠な思考を行い、健康的に暮らす為には、適度な運動とバランスの良い食事が欠かせない。曹洞宗への関心が湧いた理由が、偶々、家が曹洞宗寺院の檀家であっただけなのだが、私は、日常的な振る舞いや食事さえも修行と見なす、曹洞宗の教えには個人的に大いに共感している。

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