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わたしの研究方法

Twitterの足し算です。

 ミードの新訳『精神・自我・社会』(みすず)も入手した。この本と、『シンボリック相互作用論』(ブルーマー、原典と邦訳)、『シンボリック相互作用論の世界』(船津・宝月編、恒星社厚生閣)を掛け合わせて検討する。新堀区相互作用論では、実は、言語の部分の議論が弱い!

 昨日、みっちりこの「掛け算」した。シカゴ学派のこと、デューイ、ミードのこと、そしてそれを踏まえたブルーマーの位置、「ねじ伏せ」た。今日とあすは、ブルーマーを原典で読んで、彼が語り得ていないことをぼくが言葉にする。キーは、gesture、indicationとpresent、signify。この4語の意味!

 解釈、(行為の)調整、そして対象も、言うまでもなくキーになります。

 このステップ、ぼくの研究方法のようです。変わらない関心は言葉の性質を明らかにすること。

1.特定のテーマ(今回はシンボリック相互作用)
2.テーマについて概略を理解する。
3.テーマについてそれ以降のぼくの考察の「踏み台」にできる本or論文を見定める。
4.「踏み台」の 本or論文を精読しながら行間にぼくの言葉(補充、反論、代替的な考え、敷衍など)をいっぱい書き込む。また、関連の研究をメモる。
5.今回のテーマについての論考をまとめる。論考としての主要部は、「敷衍」と「関連の研究」。

 ここまでで、「わたしの研究方法」は終わり。以下は、それの敷衍で、実証的研究の場合。

 ぼくの研究は、たいてい、実証的研究ではなく、論究なので、4と5はこのようになりますが、実証的研究の場合でも1から3は同じだと思います。ただし、実証的研究の場合は、3は「テーマについてそれ以降のぼくの(実証的)研究の「踏み台」にできる本or論文を見定める」となる。そして、4として、

4.焦点化された研究テーマを探究するための調査や実験を立案する。

そして、以降は、

5.調査や実験の実施
6.データの整理
7.分析
8.研究テーマと照らし合わせながらの考察
9.先行の研究と照らし合わせながらのディスカッション

となる。
 
 

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