超簡単!脱運動不足の初級テク 病気に勝つ人負ける人⑨
こんにちは、子だくさん美容師イシちゃんです
オリンピックも残すところあとわずかとなりましたね
メダルを獲った選手は素直に凄いと思うのですが、残念ながら今回は逃してしまったという選手も僕達からしてみたら、それでも記憶に残る試合というのはありましたよね
僕にとってはメダルまであとほんのちょっとだったサッカーや、2大会連続メダルの夢を与えてくれた男子陸上リレーなんかも、そうした試合の1つでした
やっぱり、第一線で活躍する世界のトップアスリートの活躍を見るってそれだけで刺激になりますよね
だからというわけではありませんが、こうしたイベントをきっかけに、運動不足を解消しようと何かを始めようとすることは、今の社会状況から見ても非常に良い事です
前回は、運動不足の人が運動不足から抜け出すためのマインドセットについてお伝えしたわけですが、今回はそれを具体的にお伝えします
この暑さの中でも無理なくできる上に、ナイトルーティーンに取り入れることで睡眠の質も高められる一石二鳥なエクササイズです
前回は、もっとも根源的な運動から始めることが、運動不足の人にとっては良いとお伝えしました
その根源的な運動が呼吸であると書いたわけですが、僕たちが無意識にしている呼吸も実は、現代社会の影響で質が低下していると言われています
さまざまな環境の影響によって、姿勢が悪くなり、それによって正しい呼吸が行えなくなってきているからです
なぜ、呼吸が免疫を高めることにも繋がるかというと、呼吸によって酸素が運ばれるからです
それによって、免疫の循環にも関係する血液やリンパの流れにも影響します
つまり、血中酸素濃度も日頃から高い状態であれば、病気になっても戦いやすくなるというわけです
姿勢の悪さが影響を与えるのは、呼吸ばかりではありません
立つ、座る、歩くといった日常動作の姿勢も現代人の多くは崩れてしまいました
例えば、ぎっくり腰なんかはその典型とも言えます
重いモノを持ち上げる時の、適切な体の使い方は
膝をしっかりと落とし、立ち上がる力を利用して持ち上げる
ということです
これを、ズボラに腰を曲げただけで持ち上げようとすると、持ち上げる荷物の重さの10倍以上もの負荷が腰に集中し、腰を痛めるのがぎっくり腰のメカニズムです
もう少し、呼吸について掘り下げておきます
意外に思うかもしれませんが、実は呼吸というのは
肺がしているわけではありません
イメージとしては、肺というのはただの袋なんです
袋をそのままにしていても、袋には空気が入りませんよね?
では、袋に空気を入れるにはどうしているでしょうか?
手を使い、袋を動かして空気を入れますよね?
この手の動きのような働きをしているのは、肺を取巻く20種ほどの筋肉です
筋肉の収縮によって、肺が膨らんだり、縮んだりして空気が出入りしているというわけです
先程、呼吸によって酸素を取り込むと話をしましたが、十分な酸素を取り込もうとした場合、本当に大事なのは【吐き切る】という動作です
酸素を充満させるには、肺にそれだけのゆとりが必要になります
しかし、二酸化炭素などの不要なガスが溜まっていればそれだけ肺の中にゆとりが無くなります
二酸化炭素などの不要なガスは、言うなれば老廃物です
その老廃物を出し切る事で、初めて酸素が十分に取り込まれます
様々な要因から、呼吸が正しく行えなくなっていることを考えると、正しく行えるようになるには、トレーニングが必要です
トレーニングとは、意識して行う動作だからです
無意識のままでは改善されることはありません
その為に何をするかというのが、エクササイズというわけです
椅子に足を乗せるというのは、より腹式を意識しやすく、腹筋を効率よく刺激しやすいからですが、この姿勢でなくても、通常の仰向けでも構いません
普通の仰向け状態でもできるということは、寝る前にもできるということです
深呼吸なので、副交感神経が優位になりやすく、良い眠りに就きやすくなります
あるいは、朝、起き上がる前にこれをしてから起きるのも良いです
寝ている間は意識することができないため、今の悪い呼吸で寝ている事になります
すると、睡眠時の酸素供給が滞り、脳が酸素不足な状態で目覚める事になります
そこで、起床時にこれをすることで、新鮮な空気が体内、脳内に送り込まれ体に良いというわけです
呼吸1つにしても、姿勢が悪ければその効果も減少するわけですが、姿勢が悪いと、免疫の働きも鈍くなりがちです
人間は基本的には2本足で行動をする生き物ですが、姿勢が悪くなることで内臓の位置がずれてしまい、代謝が低下しやすくなります
こうしたことを引き金に、様々な体の不調に影響を与えるというわけです
原因不明の体の不調とか、長年悩み続けている体の不調を抱えている人の中には、このようなことが原因である場合もあります
例えば、僕は美容師として20年活動してきましたが、決して平坦な道のりではありませんでした
腰痛に悩まされ、リハビリを兼ねて美容学校で講師をしていた時期が3年あります
その時に気づいたのは、自分の姿勢です
シャンプーの時に、美容師さんが腰を曲げて仕事をしている姿を見たことがあると思います
また、カットやパーマの時などシャンプーの時程ではないにせよ、中途半端に腰を曲げて仕事をすることも多々あります
腰を曲げる
というのは、姿勢が崩れるということです
本来の体の状態とは異なる状態が短時間でも、繰り返し積み重なる事で、腰痛となっていたわけです
すると、不思議なもので、体調も崩しやすくなっていました
それほど、姿勢と体の不調は密接に関係しているということです
姿勢が矯正されることで、僕は腰痛だけでなく、体調も良い状態を維持できるようになったわけですが、それにもちゃんとした理由がありました
姿勢が良くなることで、呼吸も正しく行いやすくなり、ご覧のような効果があるということです
こうなると、
呼吸が先か、姿勢が先か
と思いたくなるでしょうが、僕がオススメする順番は、やはり呼吸からです
呼吸のエクササイズで鍛えられるのは、呼吸筋と呼ばれる20種の筋肉たちです
そして、この呼吸筋は姿勢を支える上でも必要となる筋肉で、筋トレなどでも時折見聞きする【コアトレーニング】で鍛えられる筋肉も含まれるからです
また、呼吸のエクササイズは寝た状態で行うので、正しい姿勢の感覚も掴みやすいというメリットもあります
その状態のまま立てれば、それが正しい姿勢だからです
呼吸のエクササイズになれてきたと感じるようになったら、壁などを利用して寝た状態と同じ姿勢になるように立つというトレーニングに入ります
やってみると分かりますが、この正しく立つというのは全身の筋肉を地味に使うので、意外と慣れるまでがしんどいです
慣れても、人の体は常にズレやすいので、意識してリセットする必要があります
これも、初めは寝る前や、起床時、休憩時間などを使って呼吸のエクササイズと併用して行えます
感覚を掴んできたら、信号待ちや電車待ちで立っている時などで、壁なしでも同じ感覚を掴めるようにトレーニングすることができます
つまり、呼吸のエクササイズにしても、姿勢のエクササイズにしても、場所も時間も選ばず、どこでも、誰でもできるということです
しかも、どちらも実生活の質を高める事に繋がるので、実用的です
毎日行えると良いのですが、運動不足の人はそういう習慣がそもそもないところから始まります
なので、最初は全くできない日、やらなかった日というのがあっても良いです
挫折する人に多いのは、初めから完璧にやろうとする気持ちが強い傾向があることです
もともとやってなかったことをできるようにするには、それなりの時間が必要だということは、仕事などでも学んでいると思います
なので、初めから完璧にやろうとしなくても構いません
それよりも、
今日は意識してできたとか
今日は〇回できたとか
せめて寝る前だけでもやっておくかとか
それくらいの方が良いと思います
僕も、実際毎日これができているかというとそうでもありません
できない日や、やらない日、忘れてた日というのはあります
ですが、これを知ったことで、次第にできない日、やらない日が減っていき、1日を通して少ない日というレベルにまではなりました
前回、僕はある検証のために10㎏増量を目指しているけど、3年かかっても達成できていないと書きました
8,9㎏くらいは増えたんですが、あと1,2㎏がなかなか増えないんです
で、太るのになんでそんなに時間がかかっているのかというのは、姿勢や呼吸といった、一般的には「運動」と呼ぶにはレベルの低すぎることを習慣化していることで、
太りにくくなっている
からなんです
なので、
短期間で劇的に変化する
というようなエクササイズではありませんが、少なくとも今以上に状況を悪化させるという事はありません
ちなみに、僕が10㎏増量達成したあとに検証してみようと考えていることは、
呼吸のエクササイズ
姿勢のエクササイズ
ウォーキングエクササイズ
ストレッチ
のみで、10㎏の減量をどのくらいの期間でできるかということです
今は、健康維持程度の呼吸と姿勢、歩き方なので、1日あたりの頻度と負荷は低めですが、まぁ、細かくはまた別の機会にお伝えしたいと考えています
次回は、いよいよ解説記事もラストです
こればかりは、本当に個人の力の及ばないことが多いだけに、本当に難しいですが、これまでお伝えしてきた事の中で、一番重要な事だと思います
これが真の意味で実現できた暁には、人類史上初の光景が待っているのではないかとすら思えます
最後までご覧いただきありがとうございます
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