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児童養護施設でヘアカット~第4回前編~

ども、イシちゃんです。
今回は慈愛園さんが抱える小規模ホームと本園の2カ所に行ってきました。

児童養護施設って、1施設で1か所だけとも限らないようで、複数の場所で運営されている施設もあるみたいですね。


メッチャ住みたくなるようなお家でビックリしました

小規模ホームには5人の男の子たちが兄弟のように仲良く過ごしているようです。"兄弟のよう”なだけに、時々ケンカもあるのだとか(笑)

今回は入って最初にほほえましかったのは、学校のお友達が玄関先でプラモを広げてワイワイにぎわっていたこと。
そんな【ごくありふれた家庭の風景】を見ると、本当にほっとしますね。

今回は中高生が多くて、両施設で合わせて7人の子達をカットしてきたのですが、中高生の今の時期って受験なんですよね。

で、そういう状況もあってか、今回は子供達との会話ももっぱら進路【夢】についての話題が多かったです。

情報系の仕事につきたいからと、近所の私立高校に進学を希望する子は実は美容師も興味があって悩んでるとキラキラした笑顔で相談されました(笑)

正直20年以上も美容師しているオジサンにしてみれば…

楽しい、大好きすぎる!

シンプルにこれしかないから20年って続くんですよね。ホント。
とはいえ、まがりなりにも43歳ですので、そんなアドバイスにもなりゃしないことだけ話しても仕方がないので、今後の勉強の糧にしてもらえたらなぁと1つだけ意外な話をしました。

13年ほど前に美容学校の講師をしていた時期があったのですけど、その時の生徒たちがわりとよく口にしていたことでもあり、それが実は結構大変だったってことがあります。

というのは、アーティスト色が強くもてはやされがちな理美容師ですが、実は・・・

わりと理系寄りのオールラウンダー

だったりするんですよね。ヘアカラーやパーマなんかはモロに化学の知識が必要ですし、ヘアカットやブロー、パーマでロッドを巻く作業なんかは物理や数学的思考が必要だし、公衆衛生学に至っては医学的な知識も必須なんです。

接客に関しては会話をする以上はお客さんの話を聞いて、文脈を読んで、お客さんが伝えたい事を汲み取らないと仕事になりませんし、お客さんとの話を広げるためには実生活に基づく地理的知識も必要です。

って美容師の仕事を分解していくと、実は結構理系寄りのオールラウンダーでないといけなかったりするんですよね。

ってな話をしてる内に、どんどん食い気味でインタビューされました(笑)

小さい子達とふざけ合いながらワイワイするカットも楽しいですけど、こうして中高生の子達が喜々として自分の将来についての話を聞くのもホント楽しいです。

…ん?あれ⁉

楽しませるつもりが、これじゃ逆じゃん!(笑)

って感じるほどのエネルギッシュさに逆に癒されるばかりです(笑)

そして、実はもう1人凄い夢を語ってくれた女子高生がいたのですけど、その子の話はまた改めて書きたいと思います。

実は、この活動を始めたばかりだというのに、他業種の方からご支援の話を頂く機会があって、その方との話にも繋がってきそうだからです。

この方の事業は、今福岡でもテレビで何度も取りあげられるほどなので、お話を頂いた時には僕もビックリしたほどです。

人と人が繋がるってホント思いもしない時に思わぬところで繋がっていくもんですよね。

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