アルコール以外の消毒方法
国の要請を受けて各地の公立学校が続々と休校を決定し、我が家の子供達の通う学校も漏れなく火曜から休校です。
本当に『戦々恐々』とした空気が蔓延していますが、僕たちにできる事はトイレットペーパーの買い占めなんかではなく、体調管理に努めて可能な限りの予防をするという極々当たり前のことを当たり前にすることだと思います。
とはいえ、今どんな事を皆さんにお伝えできるだろうかと考えていたら、美容師としてはごくごく当たり前すぎて日常的にしている事でも十分お役にたてる予防法がある事に気づいたので今回はそのお話です。
美容師が国家資格である理由は、人を美しくする目的の為の国家資格なのではなく、衛生上、健康上の問題を引き起こさないための国家資格だからですが、この知識は今回の感染予防においても充分に効果的です。
それは、消毒に関する方法です。
アルコール消毒にしても、マスクにしても、何もかもが品切れ状態が続く中で、何をどう予防していくか分からない人もいるかと思います。
最近ようやくテレビでも取り扱う番組がでてきましたけど、消毒においてはかならずしもアルコールでなければならないということはありません。
というよりも、アルコール消毒はこれだけ品薄な状況では大変貴重なので、手指の消毒に限定した方が良いです。
それすらも、30秒以上の石鹸手洗いは同じ効果と言われていますから、アルコール消毒を肌に使う機会はもっと減らせると思います。
テレビ等では「モノに付着したウイルスは留まる」と言われているように、こまめな拭き掃除は必要かと思われますが、こうした場所に関してはアルコールも有効ですが、アルコールが無い、あるいは、貴重だからあまり使いたくないという人もいるかと思います。
そうした場所への消毒に効果的なのが、保健所も推奨している塩素消毒です。
これは、意外なほど単純で、まだドラッグストア等でも十分ゆとりがある商品を使う方法なので、結構おススメです。
それは何かというと、ハイター薄め液です。
肌に直接使うのはおススメしませんが、物に使う分には十分に効果があります。
作り方は簡単で以下の通りです。
準備物
・ハイター
・空の500mlペットボトル
・霧吹きのスプレー部分
・ペットボトルのキャップ
・水道水
作り方
1.ペットボトルキャップ約1杯のハイターを空のペットボトルに入れる
2.水を満タンに入れる
3.霧吹きのスプレー部分で蓋をする
4.テーブルやドアノブなどにスプレーし拭き上げる
以上です…「え!これだけ!?」と言いたくなるでしょうがこれだけで十分で、この方法は保健所の方も推奨しています。
肌の弱い方は、ゴム手袋等をして拭き上げる事をおススメしますが、「子供の学校が休校で家で何をさせたら良いか分からない」というご家庭におかれましては、感染予防を大義名分に(?)自宅の掃除の習慣化を目的として家中の拭き掃除をお手伝いしてもらうのも良いかもしれません。
自宅兼職場な我が家では、子供達に拭き掃除をこの方法で手伝ってもらっています。
家中を拭くとなると、小1時間くらいは使うと思うのですけど、自宅の掃除の習慣化と、生活の中で身につけるライフハックと、感染予防とで一石三鳥くらいにはなるかと思います。
臭いは若干気になるかもしれませんが、アルコールが貴重な状況においては贅沢も言ってられないと思うので、よろしければ是非お試しください。
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