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タイの県名、その由来(6)

สุพรรณบุรี(スパンブリー)=黄金の街
 สุพรรณ (スパン) は黄金という意味で、สุวรรณภูมิ( スワンナプーム)空港の スワン(สุวรรณ) と同じ語句である。ちなみに空港の名前は、インドシナ半島を指す黄金の土地・国の意味で、プーム(ภูมิ)は大地・土地という意味があり、自身の称号から、先のラーマ9世王が命名したものだ。
 
バンコクからわずか100㎞程のスパンブリー県は、自然が豊かで、長い歴史を持つ街。スパンブリーの歴史は、伝説上の王国、スワンナプーム王国に遡ることができる。実史上では、ドヴァーラヴァティー王国に遡る。この時のスパンブリーは、ムアン・タワーラーワディー・シー・スパンナプームという正式名称であった。建設は877年 - 882年行われたとされる。後にチエンラーイからやって来たウートーンがアユタヤ王朝の初代の王になるまでここに滞在した。後の同王朝パグワ王によって現在の名前に変更された。
 
県章
1593年ドン・チェディの戦いで、ナレースワン王が象に乗ってビルマ軍と戦いに勝利し、アユタヤを奪還した。その大王の勇姿がデザインされている。

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