ラグビーとの出会い

こんにちは！キレです！
プロフィールに記事をリンクしたいので
僕のラグビーとの出会いから順番に書きます。

変なマジック先生

僕の人生を大きく変えた『ラグビー』との出会いは、マジックをする変な先生のお陰でした。

白ゆり幼稚園に4歳から入園。

園内でいつものように遊んでいると見知らぬお爺ちゃん先生に突然声をかけられました。

眼鏡をかけて白い帽子にジャージ姿で猫背。
片手にスーパーボールとタバコを持った見るからに変な先生に手招きされてマジックを披露されました。そのマジックが笑い要素もあってタバコが鼻から出てきたりボールが口から出てきたり。初めて目の前でマジックを見てタネを見破ろうと先生に夢中になっていました。

そしていつも決まって先生は言います。

こーへー、お前マジックわからんかったな。
ラグビー入りなさい。

ラグビーってなに？変な先生やな。。
出会った頃はマジックを見るのが好きなだけでした。

僕は近所の友達が入部予定の器械体操部に入部しようとしていましたが当時足が速かったようで、ずっと先生は僕にしつこく入部するようにマジックを通じて伝えてきました。親にも先生は言っていたらしく、知らない間に僕は半強制的にラグビー部に入ってジャージを着ていました。。

先生は園内でも有名で、生徒からも大人気。今考えるとタネめちゃ簡単やん！って思うけど、当時は生徒みんながあばきたくて、でもどこかで変なとこから物が出てきて笑うことを期待していて、幸せな時間だったなと思います。

ラグビー部にはマジックを見て入部した生徒が何人もいて、今も続けている選手もいます。入り口はマジックでもラグビーをするキッカケを与えてくれていた先生は本当に凄いなと思います。

そんな変なマジック先生は僕の恩師です。

垂優 先生
(ﾀﾚ ﾏｻﾙ)

先生が声を掛けてくれなかったら僕はラグビーをしていません。先生から学んだことは『仲間を大切にしないさい』『突き進みなさい』この2つを生前から対面や手紙で何度も言われてきて、今でも立ち返る言葉にしています。

この時計は亡くなられた際に奥様の園長先生から頂いたもので、不安な時とか思い入れのある行事の時は持っていきます。唯一の宝物です。

仲間

保育園は近所の友達、幼稚園は地域ごとのクラスの生徒と、ある程度知っている範囲の友達作りが多く、ラグビー部に入る事で全く知らない生徒とも知り合い、ラグビーを一緒にプレーする事で知らないうちに打ち解け合って沢山の友達が出来ていました。僕の人生でもこの体験は大きく影響していて今では多方面で様々なコミュニティに属し前向きに交流をするようになりました。

対抗戦の為に初めての結成したチーム『タイガース』のチームメイトにサントリー梶村祐介も居て僕はその時からSOで、なぜかキャプテンでした。

姉妹校のいずみ幼稚園にもラグビー部があり、卒園前の冬は年長生徒のみ年に1度恒例の対抗戦があります。

伊丹スポーツセンターで開催され、横では伊丹ラグビースクールの小中生が練習に励む姿が印象的で大きくて格好良かったのを覚えています。幼稚園最初で最後の試合ということで先生も親もみんな盛り上がりますが生徒は試合に勝ったらチョコがもらえるのでそのことしか頭にはありませんでした（笑）

運良く勝ち進んで迎えた決勝戦の対戦相手にはトヨタ自動車岡田優輝や神戸製鋼前田剛がいて、そこが彼らとの出会いでした。それ以外の仲間も大学までラグビーを続けた選手が多く、今でも親交があり、大学の卒業旅行も行きましたね。

対抗戦を終えて小学生になり、各々が市内の伊丹ラグビースクールに入団したわけですが、その伊丹ラグビースクールの創始者は変なマジック先生の垂先生でした。この中にもマジックを見て参加した人は沢山います。

ラグビーをしたきっかけはみんな違っても、きっかけを与えてくれて、ラグビーを一緒にする環境を創ってくれて、その先の受け皿も創ってくれて、ずっと”楕円のご縁”をプレゼントしてくれる先生は偉大だなとつくづく思います。

選手としてプレーだけでなく、何らかの形で未来ある子どもにきっかけを創っていくことはアスリートの使命だと思います。ラグビーは人生を楽しむ事ができる魅力あるスポーツです。できるだけ沢山の人に触れる機会を創造し、魅力を感じてもらえるように出来ることからしています。それは先生への恩返しかもしれませんね。先日参加した長期療養の子どもたちとオンライン交流をした際にお世話になった稲橋さんも伊丹ラグビースクールの大先輩でこのような形で関わることができるのも幸せなことです。

最後に

改めて振り返り書いてみてラグビーを始めたきっかけを大切に、選手には引退という終わりが必ず来るので後悔しない選択をして懸命にラグビーと向き合えたらなと思います。

最後まで見ていただき、
ありがとうございました😊

キレ