暖の元気と、秋の味覚のあじの南蛮漬け
夕方の空が好きだ。
帰り際、空を見上げると、ふと浮かんだ言葉。
いつも帰る時間より少し早いので、空は夕焼けで赤く、でも陽が翳り、薄暗くもあって。
そこに浮かぶ雲に、なんだか切なくもなる。
不思議な気持ちになりました。
家に着いて、リビングのドアを開けると、ちょうど暖が次男坊に飛びかかっているところ。
………元気でなによりです。
実は、数日前急に暖の元気がなくなりました。
いつもは走りまわるのに、半日以上眠っている暖。
おかしい。
すぐ次の日、仕事前に病院に連れていきました。
結果、検査しましたが問題はなし。
少し安心して、出勤の出発時間とともに父に病院で引き渡して、すぐ仕事にいきました。
それから、しばらく。
少し元気がなかった暖でしたが、ご飯もよく食べ、あっという間に元気になりました。
子猫が急に元気がなくなることは、結構あるそう。
何事もなくて、ほっと一安心したのでした。
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さて、話は今日にもどり。
家に帰ると、父が昨日魚釣りに行って、釣ってきた魚を調理していました。
今日は、アジの南蛮漬けに挑戦だそう。
タレを作り、そこには野菜がすでにつけてありました。
そこへ、兄の畑で採れた丸ナスを切って揚げて、ドボン。
父がひたすらアジを揚げ、捌いたキスもフライにしていきます。
その間、私はお風呂へ入り、洗濯物畳み、水筒やお弁当箱を洗って、簡単に机を片付けて、スタンバイ。
秋の味覚のごちそう、いただきます。
アジの南蛮漬けは、しっかり味が浸かっていて美味しい。
キスのフライもふわふわです。
なんだか、豪華に暮らしている気分です。
でも、こうしてごちそうにありつけるのはありがたいこと。
日常への感謝を忘れてはいけないな、なんて思いました。
私は、心ばかしのデザートを用意。
30%オフで買った、ケーキ屋さんのエクレア。
「みみっちい生活してるな、俺ら。」
と、値札を貼られたエクレアを見ながら父はボヤいていたのですが、私はこんな豊かな生活していていいのかな、と少し心配になるくらいです。
前のボロボロの私は、好きなことをしても、何もしない時間があっても、「こんな楽なことしてたら、いつかバチが当たるんじゃないか。」って不安になっていたのです。
でも、今は違う。
人間、ずっと幸せで楽なことはないのです。
どこかで、山もあり、谷もある、と少しずつわかってくるようになりました。
だから、この幸せな、豊かな時間が少しでも長く続くよう、努力しよう。
最近、やっとそんなふうに思えるようになりました。
「幸せ」のハードルも、毎日の「できる」のハードルも、少し下げて。
毎日を、大切に紡いでいきたいと思っています。
さ、明日も頑張るぞ。
最近、暖さんが自分からゲージに入ってくれるようになったので、大変楽になり、私も進化しなければ、と思う最近なのでした。
皆さま、明日もよき日をお過ごしください。
それでは、また。
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