エレ煎(えれせん)

小説[砂漠の花]連載開始します。 たまに、[学生手帳にいきもの]という、日常系FTも…

エレ煎(えれせん)

小説[砂漠の花]連載開始します。 たまに、[学生手帳にいきもの]という、日常系FTも書いてます。 エレ煎は私個人のPNです 🐦@yui2019sagari ※アイコンは、Twitterの あんころもちこ先生のフリーアイコンより。 ヘッダーはフリー素材より使用しています。

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    • Rencontre2

        約束の時刻より5分ほど早く着いた。受付のおねえさんに、とある編集者から呼び出しを受けて来たことを告げると、近くのソファーに座って待つように言われ、大人しく座って待つこと10分。漸く、電話で話した編集者らしき人がこちらに向かって来た。 「こんにちは。櫻井ハル子です」 「こんにちは。ピーチバットこと小桃井奈々子です。宜しくお願いします」 「まぁ、あいさつはこの辺で」 どうぞ、と、座るよう、手で合図されたので、ソファーに座る。 「早速、今後のことについてピー

      • なんとか、加筆修正を経て百合小説の連載開始出来たー!! やったー!!☆彡

        • 百合小説[パステルピンクの恋ゴコロ]第1回-Rencontre

           思い続ければ、いつか必ず、夢は叶う。そう信じて、私は今日も小説家を夢見ては現実と向き合っている。  私、小桃井奈々子は、夜の清掃のバイトをする傍ら、帰宅後や休日は小説をせっせと書いている。バイトを終えた今、自宅へと向かっていた。 電車の中でスマホを手にして開くのは、ワープロアプリ。この中には、私が今まで書いてきた小説のプロットや原稿が、たくさん入っている。  いつものように開いたアプリのマイページの執筆物一覧から原稿を一作選んでタップ。開かれた執筆画面に向かって、後は続き

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        • いつかの空へ~never ending love~
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        • 学生手帳にいきもの
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        記事

          電子書籍の話は無かったことにしました。 絵空事でしかなかったんだ、結局。

          電子書籍の話は無かったことにしました。 絵空事でしかなかったんだ、結局。

          実は近々、電子書籍を作るべく、 それ用に新作を書いています。 (とはものの、まだプロット段階ですが。) 原稿作業に入って、ある程度ページ数を書けたら、noteにてマガジン内で連載する予定です。

          実は近々、電子書籍を作るべく、 それ用に新作を書いています。 (とはものの、まだプロット段階ですが。) 原稿作業に入って、ある程度ページ数を書けたら、noteにてマガジン内で連載する予定です。

          今年は

          大晦日まで忙しくなりそう。。 大掃除は勿論、大晦日に覚悟してるけど、 他にも「次、何を書くか」を考えて書いてを繰り返すうちに年が明けてしまいそうだ。 以上、仲崎心陽にしては珍しいブログ記事でした。 今書いてるSFラブストーリー、多分、年をまたいでの完結になる予定です。 読んでくださっている方、お待たせしてしまっていて申し訳ありません。 年内に、あと2回くらい更新(第2章突入)する予定です。

          いつかの空へ ~never ending love~

          第2節 放課後は喫茶店にて 放課後。漸くひとりになれた酉嶋は、最近見つけた馴染みの喫茶店“リラクスコーヒー”の隅の席に腰掛ける。  マスターおすすめのブレンドコーヒーを飲みながら、スクールバックから問題集とノートを取り出し、機動部隊試験に向けて勉強を始める。  問題を解いて、答え合わせをしていると、従業員らしき女性が声をかけてきた。 「今日も頑張っているのですね、お勉強……」  丸いトレーを持ちながら、フリル付きカチューシャの下で微笑む表情をするこの女性は、襟野千早といい、最

          いつかの空へ ~never ending love~

          いつかの空へ ~never ending love~

          「よし。それじゃ、上空の帝戸の機体を偵察してみろ」 『雲の隙間から一機体発見。帝戸前衛機サンライズ006。粒子砲経口15ミリ搭載。内包粒子残り3ミリ。そろそろ交代する頃ね。……あ、今、昼間部隊と夕方の部隊が交代したわ。交代時間わずか0.1秒。流石は先輩たちね』 「なかなか良く見ているな。上出来じゃないか」 『ありがとう。少し自信持てた』 「降りてこい。出入り口に誰か来た」 『了解!』 酉嶋の視線の先には、デジタルモノクル(眼鏡)をかけた男子学生の姿が近づいてきていた。 スター

          いつかの空へ ~never ending love~

          いつかの空へ ~never ending love~

          第1章 戦いは日常のなかに 第1節 千鶴の特訓 翌日の放課後。メールで待ち合わせた時間、指定した棟の窓辺に2人は集まる。 青々とした空にセットされた天候機構。 2人の学院生が今日の空を見上げて言う。 「今日も良い天気ね、酉嶋君」 「まぁまぁってとこじゃないか?」 酉嶋が先に窓から離れて行く。 それに気づいた千鶴が追いかけてくる。 「酉嶋君の脳内はもう、私の実力を見ることに向かってるってわけね」 「当たり前だ。なんの為にお前と一緒に行動を共にしなきゃならないんだ」 「はー

          いつかの空へ ~never ending love~

          いつかの空へ 〜never ending love〜

          1章 戦いは日常のなかに 2ページ目 放課後、酉嶋は学院内の喫茶店に居た。 ぼーっと、窓の向こうを見上げても、見えるのは、偵察機と、前衛、それから後衛の出動部隊。 酉嶋にとっては先輩にあたる彼らは、今日も自国の空を、命を賭して守っている。 「おーい、有能パイロット!」 背後から声をかけられた。 「やめてくれないか、晴人(はると)。せめて学院の外ではその呼び方は……」 振り返った酉嶋の視線の先には、淡いキャラメル色の髪にダークブラウンのブレザー姿の少年。 丸い

          いつかの空へ 〜never ending love〜

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          第1章 戦いは日常のなかに 「ねぇ、そこの君、キミ〜!」 2時限目の終わり、教室の出入口から、濃いめなピンク色のふわふわしたロングヘアの女子生徒から声をかけられた。 「キミって確か……、二年の酉嶋君、だよね?」 酉嶋は(女子に話しかけられた経験など暁聡絵と出会ったあの日以来、ほとんど無い為、)些か戸惑いながら答える。 「酉嶋、ですけど……、何か?」 「やっと見つけたー!!」 満面の笑みを浮かべ、女子生徒が走ってくる。 窓辺の席に座る酉嶋は、避けるように窓に身を

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          学生手帳にいきもの3

          第一話まえしま君と喋るいきもの 最終節 公園組 まえしま君と富永君が遊んでいる頃、ユンカース・ジュピ太の居る公園には、ゆばを含め、様々な喋るいきもの——幻獣が来ていた。 ジュピ太は皆と何やらおしゃべりを楽しんでいるようである。 「そうなんだよ、ツヨシ!ぬばとまえしま君はまた会うことになってさ。何かもう、その話をそばで聴いていた私も嬉しくなっちゃって。友情が生まれる瞬間だなぁなんて、私、ぬばの友達として感動しちゃった」 ツヨシと呼ばれたのは、はちみつが大好きなクマさんで

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          学生手帳にいきもの3

          学生手帳にいきもの2

          第一話:まえしま君と喋る動物 第二節:まえしま君と富永家 五月一日、メーデー。まえしま君は放課後にクラスメイトであり 数少ない友人の富永君に声をかけられた。 「ねぇ、まえしま君。今日は用事ある?」 「ないよ」 何だろう、と、そわそわするまえしま君。 「ないなら、うちにおいでよ」 それまで富永君の家に招待されたことも、行ったこともなかった まえしま君は、初めて富永家の人に招待されて、未知なる希望を 抱いた。 「え!? 良いの?!」 「もちろん。親友の仲だろ

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          学生手帳にいきもの2

          学生手帳にいきもの

          第一話:まえしま君と喋る動物 第一節:新学期とユンカース・ジュピ太 4月中旬。新学期を迎え、中学二年生になったまえしま君。彼は今、専ら将来について悩んでいた。 4月26日金曜日の放課後、彼は今日も悩みながら下校していた。 信号を待つ間も、横断歩道を渡る時も、とにかく彼は、自分が将来どんな職業に就くのが良くて、その為にはどの学校に進学するのがベストなのか……そんなことばかり考えていた。 真剣に悩んでいたからこそ、彼は気付かなかった。いつもの帰り道とは違う道を自分が現在進行

          学生手帳にいきもの

          いつかの空へ ~never ending love~

          プロローグ 少女と少年が初めて出会ったのは、今から十年くらい前——二二九五年の、ある夏の日のことだった。偵察機の舞う灰色の空の下、まだ幼かった彼は、その小さな体で日本の首都の帝戸(ていと)の第三地区を目指して、薄汚れた道の上をひた走る。 「はぁ……。はぁ……」 しかし、少年がたどり着いた先は、第三地区ではなく、帝戸の中心地である政司街(通称:グウェルリモント・ヴィエ)だった。国会塔の日陰には、青い髪色に純白のワンピースを着た少女が、少年に背を向けて立っていた。  少年は叫

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