KOHARU

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プロフィールをご覧いただきありがとうございます。 KOHARUと申します。 普段は、しがないシステムエンジニアをしておりますが、結婚、妊娠を機にエッセイに挑戦してみようと始めました。 マイペースですが、楽しんでいただければ幸いです。

最近の記事

時には旦那のズボラさがいきる

旦那も私も仕事をしている。 そのため、普段の生活費は互いに給料から一定額を出す形をとっている。 だから、正直、私がこれ欲しい!と思えば、別に自分の財布から出しても問題はないのだが、いちおう旦那にも確認を取ることにしている。 案外、ワンクッション置くことで、これほんとに必要なのか?と考えるきっかけになるから、衝動買い予防になるのだ。 と。 いうわけで。 「ねぇ、ねぇ、最近ちびちゃん髪が生え変わってきたからブラシが欲しいんだけどどう?」 とちびちゃんを抱っこしている旦那に聞く私。

    • 子どもの成長が遅いって初めて聞いたと言われた話

      ※注意※  一部に不愉快に思われる描写があるかもしれません。ご注意ください。 無事にはじめの一か月検診を終え、元気にすくすくと成長しているちびちゃん。 いわゆる「新生児期」とは、この1か月検診までの期間だけを指すのを初めて知った、この頃だ。 とはいえ、まだまだオムツは新生児サイズ。 1日の大半を寝て過ごす。 ちびちゃんは、ロングスリーパーの旦那に似たのか、夜はずっと寝ている子なので、思ったほど手もかからず。 妊娠中、あれだけ大変そうな育児体験を見て、いろいろ覚悟していたのだ

      • 母の自覚とは

        私は3人兄弟の一番上だ。 下に、妹と弟がいる。 とはいえ、末っ子の弟とは5歳違い。 親戚の中では、わりと年が下のほうでお姉さん、お兄さんばかりだった。 つまり何が言いたいかというと、自分よりうんと下の子どもとは接する機会がほぼなく過ごしてきたのだ。 20代の私はそれこそ、子どもとは縁がなく、友人の子どもに対してもどう接していいのか全くわからず、苦手意識だけがあり、関わることはしなかった。 子ども慣れしている、子ども好きの友人が和気あいあいとしているのを眺めて終わるのが対外だっ

        • 予想外にのんびりだった私の入院生活

          おちびちゃんが大事なく、保育器で経過観察と聞き安心した私。 丁度夕飯の時間ということで、かちゃかちゃと食事の音。 そして、遠くで聞こえる赤子の鳴き声。 (…意外と時間ある…?) 空になった夕飯の皿を前に私は思った。 私が入院した病院は基本的に母子同室という、母親と赤ちゃんが極力同じ病室で過ごすという方針をとっている。 ところが、私の場合、ちびちゃんは保育器の中で経過観察中。 もちろん、そんな状態で母子同室なんてできないわけだ。 出産前は、育児書やネットで体験談を見ていた私の

        時には旦那のズボラさがいきる

          長女誕生 - 入院編 -

          無事に生まれた長女・ちびちゃん(仮)。 とはいえ、生まれてすぐに保育器に入りNICUへ行ってしまった。 結果的に、無事に退院までしたのだが、このとき私は気が気ではなかった。 おちびちゃんが生まれたのは、正午前後。 なんともか細い産声がしたと思い、一瞬だけ私の横にちびちゃんを置いてくれたあとは慌ただしく分娩室を後にする我が子。 「次の患者さんがこの部屋使いますので、ベッドまで運びますね」 という看護師の言葉で、私自身も無痛分娩の麻酔が抜けるより前に病室へ移動する。 この間、終

          長女誕生 - 入院編 -

          長女誕生

          (・・・痛い・・・) 新たな年が明けた1月。 正月の慌ただしさも落ち着き、世の中は来るバレンタインでチョコとハートがあふれてきた頃、ズキズキとした痛みで目を覚ました。 妊娠の症状の1つ、頻尿で早朝に目を覚ますのは割といつもどおりなので、早朝に目を覚ますのは珍しくない。 腹の痛みも、出産予定日も近くなってくると前駆陣痛も珍しくない。 (また前駆陣痛かー) 私は吞気に思い、トイレにいき再び布団に包まった。 とはいえ、出産予定日はすぐ目の前。 いつ生まれてもおかしくない状態には変わ

          長女誕生

          布団の取り合い(冬の陣)

          (・・・寒い) ふと、私は寒くて目を覚ます。 冬のある日の真夜中のことだ。 寝るときにはかかっていたはずの掛布団も毛布もない。 身一つで布団に転がっている自分がいた。 原因は明白。 隣で眠っている旦那だ。 案の定、ミノムシ状態で寝てる。 しかもご丁寧に、布団の端を自分の体の下にしているため、つなぎ目がない状態だ。 私はイラつきながら、旦那に巻き付ている布団を引きはがしにかかる。 体重が80kgもある成人男性の体を動かすのは容易ではない。 おまけにつなぎ目が下ということは布団の

          布団の取り合い(冬の陣)

          夫は「育てない」といけないのか?

          旦那側のご両親に結婚の挨拶をしたときに、義母に言われたのは 「○○(旦那の名前)にはビシバシ叩き込んでやって」 という言葉だった。 そのときの私は、旦那にいろいろ教えないと何もしてくれない、という考えがあったので「もちろんです!」と肯定的な気持ちで答えたものだ。 だが、結婚して数か月。 よくよく考えてみたら、別に旦那自身、家事ができないというわけではない。 同棲する前は社宅とはいえ、独り暮らしもルームシェアも経験しているし、 おまけに飲食業界も長いので、掃除、皿洗いと衛生管理

          夫は「育てない」といけないのか?

          小さいことは積み重なる

          ”塵も積もれば山となる” 1つ1つは大したことなくとも、積み重なれば大きなものとなる、ということわざだと誰にも知っている。 良い積み重ねの例としては、勉強だったり、日記だったり、努力だったりするのだが、悪い積み重ねも同様に存在していたりするのだ。 (なんでこんなところにトイレットペーパー…?) 私は洗濯機の上の棚に並ぶ、洗剤、漂白剤、柔軟剤、使いかけのトイレットペーパーを眺めて思う。 ちなみに、洗濯機置き場のとなりがトイレであり、トイレットペーパーのストックもトイレの個室の

          小さいことは積み重なる

          妊娠報告

          妊娠発覚して、まず報告したのは職場。 とりあえず、妊婦健診で昼間抜けるかもしれない、悪阻が酷くて休みが増えるかもしれない、といった不安要素が多々あったからだ。 さいわい出社の必要がない完全在宅の案件を対応していたので、ちょっと横になって休むといったこともできたこと、結果的に悪阻もほとんどなく、さほど休むということもなく過ごすことができたと思う。 そうして、妊娠して早くも3か月。 普段通りに仕事をこなす毎日。 結果。 (なんか、母親になるイメージつかん…) あまりに普段通りすぎ

          妊娠報告

          引越し見積もり

          ”複数の引越し業者から見積もりを取ったほうがいい” ネットでググると、だいたい出てくるオススメ事項である。 妊娠が発覚し、部屋の狭さ以外不満がなかった部屋から引っ越すと決めた際に、私もそのセオリー通りに、適当なサイトで一括見積を行った。 私自身、これまでに引越しを数回行っている。 特に、上京して3年以降はルームシェアで、荷物は減る一方であり、同じ区内を移動していたこともあり、引越しは友人たちの手を借りて自分で行っていたぐらいだ。 なので、引越し業者を使う、というのは地元から

          引越し見積もり

          カフェイン中毒

          ”カフェイン中毒” どこか都市伝説を見聞きするような感覚で私はこの言葉を目をした。 8時間は椅子に座りっぱなしのデスクワーカーである私は、昼休みと入れ替わりにくる眠気に対抗するためと気分転換にコーヒーを飲むのが習慣だった。 飲むコーヒーは気分によって変わる。 コンビニのコーヒーだったり、缶コーヒーだったり、ペットボトルコーヒーだったり。 残念ながら、ブラックではなくカフェラテで飲んでいたためか、コーヒーの良さや味を語れるほどの味覚は持っていなかった。 せいぜい甘さの加減であ

          カフェイン中毒

          妊娠発覚

          「おー、おー??」 野外のテスラ席でコーヒー飲むのが心地よい気温の5月。 私は、自宅のトイレで妊娠検査薬の結果を目の前に、驚きと疑問が混じった声を上げた。 使用した検査薬は近所の薬局で売られているありふれたもの。 いわゆる、陽性なら結果枠に2本の赤線が入るものだ。 そう、陽性、つまり妊娠なら2本の線が入るはず。 だが、目の前の検査薬の結果枠の中の線は1本。 うっすら2本目が入っているわけでもなく、くっきり1本なのだ。 (…どっち??) 左側と右側、どちらかの1本が入っていれば

          妊娠発覚