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引越し見積もり

”複数の引越し業者から見積もりを取ったほうがいい”
ネットでググると、だいたい出てくるオススメ事項である。
妊娠が発覚し、部屋の狭さ以外不満がなかった部屋から引っ越すと決めた際に、私もそのセオリー通りに、適当なサイトで一括見積を行った。

私自身、これまでに引越しを数回行っている。
特に、上京して3年以降はルームシェアで、荷物は減る一方であり、同じ区内を移動していたこともあり、引越しは友人たちの手を借りて自分で行っていたぐらいだ。
なので、引越し業者を使う、というのは地元から東京へ東京へ上京したタイミング以来であった。
そういう経緯なので業者を使うときの相場など知らない。
ちなみに、個人だとハイエースをレンタルする金額と人手ぐらいで1万もかからない。
さすがに業者に頼む時点で、それよりは金額はかかることは百も承知だ。
とはいえ、荷物運ぶだけだし、できるだけ安くしたい、という心情だ。
そういうわけで、見積もりラッシュ開始である。

一括見積の対象は数十社。
見積もりを送信した瞬間から電話がなるわ、なるわ。
電話対応中の間にもかけられていたらしく、通信履歴が埋まる、埋まる。
『平日のこの時間であれば、当社ではいくらで~』
『A社がいくらということでしたら、わが社はいくらで~』
『うちはこの値段でいけます!今決めていただければこれで~』
圧を感じるセールストークに、5社を超えるともうお腹いっぱいである。
5社も見積もり予定を取ったところで電話対応はストップ。

さぁて、次は訪問での見積もりである。
ある程度の家具は一括見積の時に入力しているが、こちらとしても後から追加料金が発生するよりは、実際に確認してもらったほうがいい、という考えの元だ。
訪問での見積もり。
それはズバリ、営業マンによる値段交渉である!
訪問する営業マンはまずは自社基準でのサービス料を計算。
そして、他社の見積もり結果を聞き、自社の人間と値段の交渉。
ここで交渉相手が私でないのがみそだ。
他社との見積もりをもとに交渉するために、複数社の見積もりが必要。
そのための”オススメ事項”ということだ。
「その値段ですか?!うーん…もしかしたらトラックのルート次第では行けるかもしれません」
「梱包をしていただければ、この値段でいけると思います!」
「御宅では、うちの強みは生かせそうにありませんですので・・・」
グイグイ来る営業マンもいれば、さっさと折り合いをつける営業マンもいた。
正直、続けざまの値段提示に疲れがあるなか、ささっと終わらせてくれる営業マンがちょっとした癒しになってしまった。

結果的にわりと安めに手配できたと思う。
ただ、いざ引越しとなると、段ボールが足りない、あれがない、これがない、と小さなトラブルは多数発生。
安価は安価なりに理由はあるのだなと思った。
とはいえ、無事に引越しは完了。
ちょこちょこ、荷ほどきをして、部屋はとりあえず落ち着くことはできた。
しかし、電話、訪問と熱い値段交渉でげっそりしてしまったので、一括見積をするときにはもう少し考えることにする。

※注意
妊婦の引越しは助産師さん曰くあまりお勧めしない行為でしたので、自己責任でお願いします。

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