視覚障害があるんですけど大丈夫ですか?

いろんなことをしたい。
けど、できることに限りがあると思い知らされる日々です。

まだある程度見えていたころは、
一人で買い物もできたし、お茶もできたし、映画もなんとか行けたし。
興味があるイベントや講座にも行けていたし。

一人で行動することが難しくなって、
行きたいけど、やりたいけど、
できないよなあって諦めることが多くなってきたなあ。

そんな中でも、もしかしたら参加できるかも?
というものに関しては、申し込みと同時に、
ネットなら連絡事項のところに、
電話ならひと言、

「視覚障害があります。弱視で少し見えます。白杖使用です。
サポートをお願いするかもしれません。大丈夫ですか?」

と聞いて受け入れてもらえるか、反応を見て、

ここなら大丈夫
ここは駄目だな

って判断する材料にもなっています。
自分でその場所まではどうにか行くことができても、
会場の中やトイレ、階段など自分の頭の中で把握できるまで助けてもらわないといけないんですよね。

例えば。
英会話なら見えなくても話すことでできるんじゃないかと
思い切って体験の申し込みと、自分の状態をお知らせして、
返事をどきどき待っていた、、、のが去年のこと。

返ってきた返事には、
っもちろんサポートします、と。
教室がはいってるビルの案内を事細かに書いてくれて
ビルの入り口に来たら電話ください、迎えに出ます、と言ってくださり。
文面からやさしさが伝わり、体験に行き、
迎えてくれたあたたかさにうれしくなり、そのまま受講を決めて
今、楽しくレッスンを受けることができています。

道に雪が積もった時は、レッスン時間に合わせて
途中までお迎えに来てくれていたり。
テキストの文字を太く大きく印字してくれたり。

あ、私でもまだできることがある、と
毎回楽しみに通うことができています。
感謝です。

あるところでは、
その場所に行って、説明を受けるから、テーブルに案内しようとしたスタッフさんに
「こちらべ」
と言われて
「こちらって?」と聞いても
「こちらへ」と言われて、
「パンジレットにそって説明します」と言われて。

白杖持ってるんだけど、、、
視覚障害があるんだけど、、、
と思いながら。

ここには来ないぞ

と思ったりしたこともありました。

これからずっと、何かしようとする時は
「視覚障害があるんですけど、大丈夫ですか?」
って伺い続けていくんだけど。

心が傷ついたり
とってもあったかくなったり

いろんな心の経験をして
自分ができることを探していこうと思います。

koharu

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