外来オーケストラの名曲プログラム化が止まらない
最近すっかりご縁がなくなった「外来オーケストラ」。😅
昔は名門オーケストラの最安席が8000〜9000円で買えました(KAJIMOTOで)。
いまは円安で青天井😱
凄い時代になりました……。
さて、近年私が非常に憂いているのは、
外来オケのプログラムが「名曲の花束」になっている!
ことです。
クラシックの本場、欧米では現代音楽も取り交ぜた「粋な」プログラムが常態化しているのに、来日公演はお子様ランチみたいなプログラムばかり!
日本のクラオタはナメられてるのではないか⁉︎
そう私は思いましたが、これには理由があるのかもしれません。
いまの外来オーケストラはチケット代が高騰しすぎて、主な購買客は富裕層なのでは?
つまり、普段コンサートに通い詰めてるオタクではなく、普段コンサートに来ない富裕層(コンサートを社交場として楽しみ、演奏中にプログラム冊子読んで暇つぶしする人たち😛)向けにプログラム組んでるからこういう事態になるのではないかと。
普段クラシック聴かない人たちに現代音楽聴かせても意味ないですからね。ベト7やブラ1聴かせておけばいいのです。
試しに2024年、2025年の外来オケのプログラムを見てみましょう。
まず、フィルハーモニア管。
辻井さんが絡んでるので名曲化は仕方のないことですが……
それはともかく、辻井さんがよく共演してるユロフスキ、ティチアーティ、V・ペトレンコって単独で聴きたい俊英ばかりなんすよ!😭
たまには辻井さん抜きで来日してくれませんかね?(チケット代安くなるだろうし……)
次はグザヴィエ・ロトが降板になったこちらのオケ。
これも名曲の花束ですよねぇ。メインがベト7(のだめでおなじみ)ですか⁉︎
ロトの時点でもそうだったんですかね?
次はこちら。
うーん、ザ・名曲ばかり!
まあ、エストニアの現代音楽されても困るってか?😅
次はこちら。
こちらはそうでもないというか。
11/7のプログラムは名曲揃いですが、メインの「シェエラザード」はあまり生でやらないので、ロシアものでバランスの取れた選曲に感じます。
11/8はブル8一曲入魂! クラオタはこういう肉厚のビフテキが食べたいんですよね😋
11/26はずいぶん重厚な印象。ピアノ協奏曲第1番ならよくありそうだけど。
11/27は「前奏曲と愛の死」とブル9だけで全然いいのに、リゲティやウェーベルンも入れちゃうあたりがラトルの面目躍如。
最後はこちら。
これもまあ名曲だよねぇ。11/16だけ異色な感じするけど、売れ行き悪いのかなぁ。
一昔前は「せっかくウィーン・フィル聴くならモーツァルト聴きたい!」って人が多かったように思うのですが、最近はそうでもないんですかね😅
こんなふうに書いてあったけど、「多彩」ってほどでもないと思うんだが😅
最近界隈で「小うるさいおじさん」として認知されてそうだからこのへんで🫢
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