歌を歌うことを諦めなかった

あの時

こんな長い時間が私たちに訪れるとはおもっていなかった。

三か月ぐらいで再開

そんな風に言ってる人いて
私はそれを信じて
きっと、信じたかったんだとおもう

気持ちを落とさないよう

できることをやった

できることは沢山あった

それまでの数年

毎日のように本番　歌声の会場に朝早く行って
帰ってきて　次の日の用意を本番終わりの楽屋ではじめるという生活

着替えることなく　そのまま　寝て
数分横になり　起きてシャワー

そのまま車に乗って　開場へ！

本当に本当にこの生活を何年もしてたなんて
信じられないぐらい遠くにも感じて

何も考え
お客様と歌うことを
どうしたら楽しく歌っていただけるか？
どんな歌を望んでいらっしゃるのか？
伴奏を組み立てて
リクエストを手紙のようにいつも持って
見て　読んで！！

譜面を抱えて　ユーチューブで聴いて

日比野君がプレゼントしてくれたゲームの機械でずっとずっと
ずっと、、
歌えない歌　知らない歌を流し　寝てるのか寝てないのかわからない状態で聴きながら本物の歌と一緒に歌う
それが癖になってて　お風呂でも聴いて　歩いてるときも　車の中も　楽屋でももちろん！！

大変なんておもったことなかった
疲れたなんて感じなかった
声がでなくなることはあった
本番中に声がでなくなって
もう、これで声でなくなるのかなあ？？って

やだな　声でてほしいなー！と、心で何度も繰り返したこともあった

それから声のことを気にするようになって

いろんなことやった
試した　声に良いことと言われてること試した

でも　おもしろい
気にしないのが一番よさそうってことがわかった

足や腕　背中　痛くて痛くてよくわからなくて動かないこともあったけど
今考えてみれば　あたりまえで
やすんなかったから　痛くもなるし、無理してて、、身体が
「おーい！　少しやすんでくれ！」と、言ってたんだとおもう

夢中

譜面を見て　メロディーや歌がでてこないと
本番に困っちゃう

だから　いつも自分の周りは譜面だらけ
笑えるぐらい譜面

それは今でもかわってなくて

本物の歌を聴いて
書き込みして
歌手の方に　「有難うございます！」って、口から

いろいろ教えてくれて
いろんなことを感じることができる

ユーチューブがなかったらきっと、私はこんなに歌を感じたり知ったり出会ったりできなかった！
本当に本当に有難い。

私は伴奏をする
楽しく歌ってもらいたい
あの笑顔になってほしくて
そして、その微笑みに逢えるのがめちゃくちゃ嬉しくて幸せ。

あなたの笑顔

私がこんなだと知らなかった

握手してくれて　嬉しかった

話しかけてくれて有難かった

一緒に歌ってくれるのが幸せ。

私が自分に

「私ってこんなだったっけ？」