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優雅な彼女を時間通りに登校させるコツは「次はココア飲もうか」だった


朝の葛藤

わが家の小一のお嬢さん、朝はゆったりとパンをお召しになっていて
「あの、そろそろ時間が……」
と声をかけようものなら烈火のごとく怒りだし、タップダンスみたいな地団駄を踏む。
私は彼女を怒らせないようにおずおずと声をかけるが、毎日のように失敗し、最後はこちらが怒って終わる。
「早く着替えなさい」「なんで毎日同じこと言わせるの!」
これではお互いに不快な朝となる。

時計の勉強もしているし、少しなら分かるだろうと
「時計を見て動くのはいかがでしょう?」
と娘に提案。
出発時刻の横にシールを貼っておいた。
「ここに長い針が来たら出発するんだね、分かったよ!」
翌日のお嬢様、時計に背を向けまったく見ておりません。
でも、声をかけると怒るので
「ぐぬぬぬ……!」
と、心の中でこらえる。
早く、早く時計に気付いてくれ!
じゃないと私はまた地雷を踏んでしまうじゃないか!
カブトムシみたいな寝ぐせをつけて、動こうとしない彼女に根負けし
「少し焦った方がよろしいかと……」
「だから!そういわれたらイヤなんだって!」
(こっちだって!一生懸命待ってたのに!)
と、ぐぬぬぬ……と毎日心の中で思う日々を過ごしていました。


抽象的な指示は分からない


ある日、同じことで悩んでいる方はいないかと、ネットでリサーチしてみたら
子どもに早くしてと言っても子どもは分からない。分からないから動かない。今日もお母さん怒っているけれど、なんで怒っているのかと思っている」
と、衝撃的な文言を見つけてしまった。

え、待って待って……
早くしてって学校行くための準備なんですが……うちの子分かっていなかった?うそやん…と目から鱗がポロリとこぼれ落ちました。

翌日、さっそく試してみる。
「娘ちゃん、お口動かそうね」
「次はココア飲もうか」
「右の靴下履けたね、次は左の靴下履こうか」

そんなに細かく言う必要ある?って思ったでしょう。
でもこれが、効果てきめんでした!

テレビのニュースにすぐ心を奪われる娘、パンを持ったままフリーズしている時間がとても長い。かつては
「早く食べなさい」 「分かってるよ!」 「分かってないでしょ!」
というやり取りだったのが
「お口動かしてね」「うん」モグモグ……

ノーストレス!こんなに受け入れ方違う!?
娘が反抗しないからこっちも穏やかな声かけができる!
winwin!

子どもがどうとらえているのかを知って、親の対応を変えた方がお互いのためにいいんだなぁと思った次第です。これからも続けていこうと思います!

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