Kogitone

年々、「わたし」というこの世でもっとも意味不明な生き物が、透明になっていく。全く透明化…

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年々、「わたし」というこの世でもっとも意味不明な生き物が、透明になっていく。全く透明化する前に、何かを記しておくのも悪くない。でも、その日が来る頃には全部の履歴を完全に削除して、透明な対象となるのです。

記事一覧

映画<怪物>に潜む光線

怪物、だ〜れだ! 抱える君へ 子どもたちの住む世界には怪物が潜む。その子どもの頃を引きづったまま、生きる大人のなかにも、残り火のように怪物は、潜み、生き続ける。…

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1年前
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ピカソ作品のもつ〇〇と、シンボルスカ

DIC川村記念美術館 [芸術家たちの南仏] 来た、見た、出会った。 はじめて行った美術館、素晴らしかった。なんといっても、敷地がやたらに広い。屋外展示も何点かあるなか…

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1年前
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オレンジ・カードってナニ?

ゴールデンウィークは毎年のように、部屋を整理するのが恒例行事。 今年はオレンジカードなるものを発見。 懐かしい、と思いながらテレフォンカードだと勘違いした勢いの…

Kogitone
1年前
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映画<怪物>に潜む光線

映画<怪物>に潜む光線

怪物、だ〜れだ! 抱える君へ

子どもたちの住む世界には怪物が潜む。その子どもの頃を引きづったまま、生きる大人のなかにも、残り火のように怪物は、潜み、生き続ける。

時に、狂気を演ずる怪物は、いつか誰かによってつくられた、<普通>という、もう一方の怪物と微妙にズレを生じて舞い踊る。

怪物は自分のなかにも眠っている。その狂気を飼い慣らしながら、どうやらここまで生きてきたに過ぎない。

グッバイ怪物

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ピカソ作品のもつ〇〇と、シンボルスカ

ピカソ作品のもつ〇〇と、シンボルスカ

DIC川村記念美術館 [芸術家たちの南仏] 来た、見た、出会った。

はじめて行った美術館、素晴らしかった。なんといっても、敷地がやたらに広い。屋外展示も何点かあるなかで、森林の続く小道を行くと、鳥の鳴き声、蓮の浮かぶ池、風も気持ちいいし、池の噴水も心地いいんだなこれが。

公園のような芝の広場で寝っ転がって、サンドイッチ食べながら、シンボルスカの詩を読む。ん〜、ベストマッチ。

美術館の正面入り

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オレンジ・カードってナニ?

ゴールデンウィークは毎年のように、部屋を整理するのが恒例行事。

今年はオレンジカードなるものを発見。
懐かしい、と思いながらテレフォンカードだと勘違いした勢いのまま、蜘蛛の巣が張ってる公衆電話ボックスから使えるのかと、カードを入れようとするが、入らない。

はじめは公衆電話め、おぬし壊れおったな、と憤慨をするも、よく見るとこれってテレフォンカードじゃない。
オレンジカードって書いてあるぞ。ナニ、

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