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解説編① 養育権侵害国賠法律論

大きな反響を得ており、ありがたいことである。

法律構成を公開をしたのは、ドヤ顔ではない。

どうぞ踏み台にして、批判して、 #知る学ぶ考える  素材にして欲しいに尽きる。

この闘いは一筋縄ではいかないということはよくわかっている。

総帥(と呼ばれるようになってる・・・w)が、「負ける気がしない」と、言い切ってくれたのはとても心強く頼もしい。専門職代理人としては、常にリスクを意識せざるを得ないが、運動に参加した一人としては、この上なく、これは「負けのないアクション」だと私も言い切っている。

批判があっていい。

各々の理想とする未来を切り拓くための肥やしにでもなれたら、それだけでも意義がある。

原告候補も十分控えているし、もっと優秀かつエネルギッシュな法曹が取り組んでくれたら、別の角度からの閃きで救ってくれるだろう。

私は、このタイミングで、この原告団の方々と思いを一つに立ち上がれたことを素直に嬉しく思う。

そして、諸々の活動のすべてにリスペクトしているから、可能な限り駆け付けたくなる。

ひそかに参加するつもりが、マイクを持ち、聴講していた事実が報道されるというめぐり合わせという奇跡を楽しんでいる。

デジタルデモなるアクションの恩恵を受けてか、このnoteのダッシュボートに見たことのない数字を見る。

膨大な発信をチラ見してくれたのだろうか?

ちょっとずつ噛み砕きながら、味わいを共有したいと思い、解説編を用意した。しばらくお付き合いいただきたい(=日々の発信のネタに困らない)。

全文はこちらから。

1は、当事者に関する情報で、非公開にしている。法律論の2以降を公開している。まずは、2から、ハイライトを見ていく。

2 親の養育権は基本的人権であること

 子を養育する意思と能力を有する親が子を監護・養育する権利は(以下、養育権、という。)、自然権であり、憲法13条の幸福追求権として憲法上保障される基本的人権である。親が子を養育し子が親から養育を受けることは人が人として行うごく自然な人格的な行為であるから、同自然的な関係が憲法上保障されることは言うまでもないことであると思えるが、念のため、以下述べる。

養育権の定義から導入する。

元々憲法が定める権利は抽象的なので、養育権と名付けたことに躊躇いはない。

「親権は人権ではない」と言ってくるのが日本という国である。

世界から笑われようが、怒られようが、そういうスタンスだろうから、入り口は「親権」を回避した。

 養育権は人権である、という主張は、上記で尽きるが、「念のため」と丁寧に解説しているので、異論があれば歓迎する。むしろ楽しみだ。

否定するならしてみて欲しい。

子育ての権利を否定でもすれば、その時点で国の滅亡だろう。

実際、この国は、一切尊重してこなかった。

子育て世代が一番生きづらさを抱えている。何をどう頑張って一生懸命やっても辛いのだ。

およそ無理ゲーをトライさせられている子育て世代のど真ん中にいる40歳、3児母(フルタイム勤務)だから叫ぶ。

婚活・妊活・保活(私は楽だった)ラン活(ランドセル選び)、小1の壁、小4の壁、中1の壁、活活活活壁壁壁、いつにっこりできるのでしょうか?

国の未来を支える存在でもあるのに、全く大事にされないことが親子2世代にわたって続いている。昭和のように頑張った分を稼げるわけではない。共働きをしなければ、裕さが維持できない一方で奪われているのは親子の時間だ。

待機児童、保育の質の問題、どうしろというのだ。安心して託すことも悩ましい中、キャリアを手放したら、終わり、微妙に残る終身雇用・年功序列のレールを外れて、都合よい・非正規・契約社員という「働き方の多様性」を甘受させられていく。マミートラック。モヤモヤが募る。かといって、子育てに専念すると、過ぎたるは及ばざるがごとしの孤育てが待っている。

男性の育休を推奨だ・義務だといったところで、即効性があるのだろうか?

司法試験合格率より険しい、男性育休取得率。キャリアへの影響はまだ懸念されている。そして、親ブロック。会社が理解を示しても、親族が理解を示さないこともある。

キラキラ集まるのは、最先端企業だけで、現実には、女性の育休取得すら難しい現場はまだまだある。格差だけが深刻になる。

そんな世の中だからこそ、「子育ての権利を、当事者(原告のこと)以外も考えるとき」。

記者会見の質疑に応じる形でのアドリブが全国に報道され、古い友人からの連絡もあった。


みんなの問題なのだ。

子育て世代全員の、そして、子育て世代を支える祖父母世代も、子育て世代に養育される子ども世代も。

冒頭だけで、こんなに話が広がる。

こんな調子で解説をしていく。

つづく

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