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ハピマリ重説

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婚姻するときは,民法を読んでから!!
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2018年7月の記事一覧

民法753条~ハピマリ重説

民法753条 未成年者が婚姻をしたときは、これによって成年に達したものとみなす。

婚姻したら、大人になる。。。

っていうのは、女子は、16歳、男子は18歳で婚姻できるようになっていたところ(改正予定)、婚姻するほど成熟しているなら、民法上は20歳以上の成人と同じように扱おうとするもの。「民法上」なので、お酒が飲めるようになるわけではありません。。。

いろんな条文とのからみ、成人とは、未成年者

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民法754条~ハピマリ重説

民法754条は、「夫婦間でした契約は、婚姻中、いつでも、夫婦の一方からこれを取り消すことができる。ただし、第三者の権利を害することはできない。」と定める。

これ。

2018年7月15日、読売新聞の報道によれば、政府が、離婚後の共同親権を選択できるように検討すとあり、民法(家族法)改正の兆しを示した。そんな動きがある中で、以前から悪名高く、削除論もあったのに全く話題になることもないのが、これ、夫

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「婚姻の効力」総括ーハピマリ重説

婚姻の効力として掲げられているのはたった5条でした。

(夫婦の氏)
第750条 夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する。

(生存配偶者の復氏等)
第751条 夫婦の一方が死亡したときは、生存配偶者は、婚姻前の氏に復することができる。
2 第769条の規定は、前項及び第728条第2項の場合について準用する。

(同居、協力及び扶助の義務)
第752条 夫婦は同居し、互いに協力

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