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いつの時代も家は、シンプル・イズ・ベスト!エッセイ書くなら、好意的に思いを巡らせてみるのも大事

仮の宿りとは思へど、興あるものなれ。よき人の、のどやかに住みなしたる所は、さし入りたる月の色も一きはしみじみと見ゆるぞかし。

(第十段)

住まいは、現世の仮の宿にすぎないけど、住む人にふさわしい家は、いいと思う。
立派な人の、ゆったりと住みならした家なら、差し込んでくる月の光も心に沁み入るように見えるものだろう


皆さんは、どんな家にお住みでしょうか?

兼好さんは、人工的にあれこれ作り上げた家がお好きではないようです
シンプル イズ ベスト!

確かに、個性的な家は、ちょっと引くかな
「ステキ〜」とか、言いながらもね


以前、テレビでバイオリニストの古澤巌さんがおっしゃってました

ご自分の美学で、家の中にトイレを作らなかったそうです
隣の公園で済ますようにしていたとか

そんな我が家をカッコいい〜と思ってたけど、
売った途端、次の持ち主が、あっという間に壊したと・・・

そりゃそうです
どんなにカッコ良くても、トイレは欲しい(笑)

どんなに本人がカッコいい〜と思っても、必ずしもそうではないこと
よく物語っています



⭐️エッセイのヒント

後徳大寺にも、いかなる故か侍りけん。

(第十段)

後徳大寺実定公が、寝室に鳶を止まらせようと縄を張っていたという話
要するに趣味が悪いと言いたかったようです

しかし、訳あって屋根に縄を張っていた家があると聞き、もしかしたら、実定公にも、実は他の理由があったのかもしれないなぁと思いを巡らします


鳶を止らせて・・は、西行法師のお話ですので、100年以上前の話
読み物から得た話のようです

事実だったかどうかは、さすがの兼好さんも分からなかったのでしょう


つまり、当人であっても、ホントのこと、語ってない可能性があること

だからこそ、一方的に弾劾してはいけない

エッセイ書くなら、あれこれ真意に思いを馳せること大事ですね

そして、できるだけ好意的な発想であること

悪い方に考える方が、100倍、アイデアは生まれますけどね😆
そこは、じっと我慢!


お互い、書く力、信じて、好意的な発想を試みましょうね

ではまた☺️

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こがねのいずみ@読書ブロガー
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