いつか聴いた音の記憶
おはようございます。
あさイチからレッスンに向かっています。
明日は発表会なのです!
みなさん本番前の調整の日です。
世界のオザワが亡くなりました。
物心ついた頃には、オーケストラといえば小澤さんのCDを聴くのが当たり前になっていた私が、彼の音を初めて生で聴いたのは、フランス、パリでした。
それまで海外の著名な指揮者率いる、ダイナミックで荒々しいオーケストラを何本も聴いていたので、小澤さんの音を生で聴いた時に「何て繊細なのだろう。まるでシルクを紡いでいるかのような音楽」と日本人指揮者特有の繊細さ、丁寧さ、緻密さ、誠実さにとても感動をした事を今でもハッキリ覚えています。そして、同じ日本人であることを海外の地で、大変誇りに感じた瞬間でもありました。
ダンナ様は、根っからの小澤ファン。
小澤さんがボストン響を振っていた時代、たまたま近くで学生生活をしていたので、ボストン響のマイシートを持ち、小澤さんの音楽を聴きまくったのだとか。彼は私なんかよりも、よっぽどオーケストラに詳しく、出会った頃には私が教えてもらっていたほどでした。結婚してからは、小澤、オザワと、ことあるごとに彼のCDや映像を見せられたものです。
世界中の人々に感動を与え、クラシック界を牽引、一時代を築かれた巨匠に、私たちは尊敬の念を抱かずにはいられません。どうぞ安らかに。
私たちに夢と感動を与えて頂き、ありがとうございました。
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