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知識を知恵に=知識を支援に

この記事は1,940文字あります。個人差はありますが、3分〜5分でお読みいただけます。

noteの連続更新31日目です。noteのほかに、Voicy(音声配信)もしておりますので、併せてご活用いただけると理解しやすいと思います。noteの通知をオンにしていただけると記事が更新するたびに通知がいきますので、フォロー、スキ、シェアと合わせて通知オンもしていただけると嬉しいです。

今日は、「知識を知恵に」というテーマで書いていきたいと思います。どうぞお付き合いください。


知っているだけでは、支援にはならない

TEACCHプログラム研究会東北支部では、定期的に実践報告会を行なっており、今週12日(日)にも実践報告会があります。知識(=知っている)を使うことで、はじめて自分の技術になり、技術を使っていくことで、それは知恵(=ものごとを理解し適切に処理する力、つまり"支援")になるのではないでしょうか。そのためには、知識が知恵になるまでを仕組みにしたいと考えていました。

TEACCHプログラム研究会東北支部では、 
(1)まずは研修会に参加
(2)トレーニングセミナーのような実践型のワークショップに参加
(3)それらで学んだことを整理してアウトプットする(実践報告)
(4)ただし、個人でこれらを全て行うには負担も大きいので、支部として助成する

という形にしています。ただ、そのためには支部として助成できるだけの費用がなければいけません。そうした活動を支えるために、会員の皆さんから応援して頂いている会費があり、またほんの少しの足しになればと思い、ぼくが講演をして得た収益は全額これらの助成等の活動資金にあてています。

毎回3名程度、年2回開催しているので年間で6名は実践報告をしてくださる方がいます。たったの6名で何か変わるの?と思われるかもしれませんが、きっと変わると、ぼくは信じています。地域で中核になる方が毎年6名ずつ増えていくわけですし、今度はそれぞれの方が別の方に支援を繋いでいけると思います。ほんの少しのことかもしれませんが、0(ゼロ)よりもずっといいです。少なくとも、ぼくが代表をしている間はこうした仕組みが途絶えないようにあれこれ策を考えていかなければならないなと思っています。

毎日の情報発信もそうです。少しでも、一緒に取り組んでくれる人が増えればいいなと思って日々発信しています。多分、かけた時間に見合うだけものはないかもしれませんが、それはぼくにとっては大事なことではないので、やらないよりはやったほうがいいと思って続けています。

アイディアが知恵を充実させる

ぼくは、普段からさまざまな現場に出入りしたり、現場の方々とご相談させて頂いたりしています。現場にもよりますが、「引き出し=アイディアを増やす」ということは意識しています。支援の原則というのは大抵は抽象的です。でも、支援はその抽象的な情報から、個々に合わせて具体的にしていく必要があります。例えば、「見通しを伝えることが大切」という支援の原則があっても、何を、どう伝えれば良いかは、個々に違います。

だけれども、そうしたことを頭で理解していても、具体的なアイディアがなければ「じゃあ、どうやって?」となり、支援にはつながりません。

ぼくらの生活に置き換えて考えてみましょう。
「お金は大切」というのは、多くの方にとって異論はないでしょう。そして、「節税できるならした方がいい」というのも、あんまり異論はない考えではないでしょうか。これが原則だとします。

でも、こうしたことを頭で理解していたとしても、実際に何をすればいいのか具体的に思いつく人は少ないのではないでしょうか(ぼくは、ファイナンシャルプランナーの資格も持っているので、その辺りのことはちょっとだけ知っています)。そうした中で、「ほら、お金は大切に使って。節税しなよ!」と何回言われても、わからないものはわからないし、できないことはできません。

そうではなくて、具体的にどんな方法があるのかを教えてくれれば、つまり、引き出しが増えれば「それならやってみようかな」という気になるかもしれません。

支援だって同じです。アイディアや引き出しの数は多いに越したことはありません。では、それをどうやって拡げていけばいいかというと、他の人の実践に触れるのが一番です。もちろん、そのアイディアをそのまま真似すればいいわけではありませんが、そこからヒントになることはたくさんあるのではないでしょうか。

こうした視点で実践報告会に参加していただけると、また違った学びがあるかもしれません。ぜひ、一緒に支援の引き出しを増やしませんか?

今日の記事は以上になりますので、参考になれば幸いです。補足はVoicyで話をしますので、宜しければVoicyの方も応援していただければと思います!それでは!

佐々木康栄

セミナー情報

佐々木が関係する研修会情報をいくらか紹介します。ぜひ一緒に学びませんか?

自閉症eサービス@とうほくー「不適応行動へのアプローチ 実践編」

2023東北支部活動

▼4支部合同セミナー▼

▼保護者限定勉強会▼

・100名まで
・参加費は無料
・東北支部会員または東北支部会員から紹介を受けた親御さん
という条件にしたいと思います。会員の方で、親御さんたちにお声がけできる方がおられればご協力お願いいたします!

また、2月には仙台にて対面セミナーを開催します!お楽しみに!

▼会員限定動画▼

これまで、会員の皆さんには限定のコラムや動画を配信してきました。現在下記のような動画を配信中です。閲覧にはパスコードが必要です。何度かメールでご案内しておりますが、もし会員の方で「パスコードがわからない!」という方はteacch.tohoku@gmail.comまでご連絡ください。

▼会員限定コンテンツ▼

現在、会員限定の質問フォームを設けています。匿名にしようかとも思ったのですが、会員の方からのご質問であることを確認するためにお名前のご記入をお願いしたいと思います。ご質問については、全てにお返事できるわけではなく、会員の皆さん全体にとって有益だろうと思うものを中心に取り上げて、限定コラムなどで書いていきたいと思います。

▼その他▼

ここに記載した以外にも、東北支部ではさまざまな取り組みを今後もしていきます。会員の皆さんには、「今こんなことを考えています」というのもお届けしますのでお楽しみに。公式LINEもあり、会員以外の方もぜひご登録ください!定期的に情報発信していく予定ですので、「TEACCHって何だろう?」「興味はあるんだけれども、どんな活動をしているんだろう?」という方はぜひご登録ください!

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