選挙って

最近、なぜ若者は選挙に行かないのか
という話をしていたとき

選挙に行っても、それで何かが変わった経験がないから
というやっぱりそうだよねって結論になりました

ちょうど、うちの長女が小学5年生で
児童会の役員選挙があったところでした。

これまでも、学級委員選出の際
むむむっと思うことがあったから
今回はどうかなと思っておりました。

昨年まで広報部の部長及び副会長をしていて
児童会にインタビューした際
先生もいて、決め方は立候補→5年生の中で選挙
だけれど、選挙結果をもとに先生が決めます
という回答をもらって衝撃を受けた記憶があり
その時も、先生にはちょっと違うのでは??と伝えたけれど
実際に当事者になって、改めて確認してみました。

娘、立候補
本当に立候補する意思があるのか一人ずつ担任と面談
3日後、一言みんなの前で伝えて
(「いじめのない学校にしたいです」とか
「明るく元気な学校にしたいです」という
フツーのこと)
選挙

一週間後結果発表

得票数は公開されず、結果のみの発表

娘は、結果が出る前から
どんな結果であったとしても
表の公開をしてほしいことと先生に訴えていましたが

得票数が少なかった子が、虐められるかもしれないとか
かわいそうという理由でしないの一点ばり

いじめのない学校にしますって立候補している子が当選したなら
それを認めてはいけないし、その子の約束に共感して入れたのに
その子がいじめをするなら、おかしいですよね
だから大丈夫です。公開してくださいと
真っ当なお願いをしたにもかかわらず

前に答えたから、
これまでずっとそうだったから
と話も聞いてもらえない状態

そこで、以前の広報誌に先生が決めると書いてあったが
だから言えないのかと詰め寄ったところ(娘が)

選挙は人気投票ではないから
例え得票数が多かったとしても
模範となるような児童でなかった場合は
選ばれませんと返事があったと

選挙って、なんでしょうか
模範になるとは、誰の模範で
誰目線で言ってるんでしょう

子どもたちがこの子に、と託した一票を
先生が覆す

先生が扱いやすい、優等生?に決める

なんのための選挙なのか

自分が投じた結果が反映されない

立候補したこどものことを信頼していない
投票した子どもたちのことも信頼していない

だから、子どもたちはどうせ大人は、、と諦め絶望する
信頼してくれない人に心は開かないし
敏感にそういうことを感じたり
見抜く力は子どもほどあって
だから、自分の意見を持っている子ほど
不登校になっていく

学級委員の時も
立候補した子が一人だったら
他になってほしい子をみんなから名前を上げてもらって
その名前が上がった子は、やりたいやりたくない関係なく
立候補者とともに選挙の対象となる

そして、立候補した子が負ける
そりゃそうだ
立候補した子ではなくて、他にやってほしい子をわざわざ出させたのだから
そのクラス内で投票したら、その結果は明らか
立候補した子は、あなたはダメだという烙印を押され
推薦された子は、イヤイヤでも選ばれたんだからともてはやされる

それを狙って、自分で手を挙げず
誰かに花道を作ってもらおうとする子が増えている

誰の意見も尊重しない、今の学校の選挙

選挙が終わって、選ばれた子たちが
やります!と言ったことを守れなくても
選んだ方はそこを追求しはしないし
選ばれた子は
先生の手となり足となり、小さい監視役として役割を果たしているつもり

これを経験している子たちは
大人になったとき、どんなことを思うのだろうか

大人たちのことを、どんなふうにみながら
成長していくのだろう

主権者教育ってなんですかね
高校生になったらするんですか?
もうすぐ選挙権をもつから
その時からするんでしょうか

もう、遅いですよね
なんなら、保育園や幼稚園の
お遊戯会の役決めあたりからきっと始まっている

結果はどうであれ
自分の投じた票がどこでどんなふうになって
どう影響したのか

そして、何を基準に選ぶということをしていくのか
選んだ先の責任はどうなのか
選ばれた人は、ただ権力を持つということで
特別扱いされるということが当たり前だと思うようになる

娘の小学校での話です
他の所は知りません

教育が大事だよとは
本当にこのこと

全て学校のせいとは思わないけれど
与えている影響が大きいことは確か

どこからどうしていくかなーーー


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