SDGsを子ども目線で。
「世の中にわくわくを!」をモットーに、難しいことをわかりやすく、デザインというフィルターを通し、社会に役立てるアイデアを日々このページから発信していきます。
今回考えて行きたいテーマは、「子どもとSDGs」です。
2015年国連によって、世界における様々な社会問題解決のためにSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)という全人類共通の目標が掲げられました。目標達成は2030年。これからの未来を担う今の子どもたちが社会に出て活躍するその時代のために、『SDGsこどもデザイン』と題して、子ども達の未来のために、子ども目線で、子どもと共にSDGsについて考えて行きたいと思います。
そこでまず最初に取り組むことは、子どもの目線に立ち、よりわかりやすく伝えること。SDGsを難しくとらえず理解してもらうために、目標ひとつひとつにちなんだ本を紹介していきます。説明的な情報ではなく、おはなしの世界を通して伝える事で、さまざまな視点や気づきを持ち、子どもたちが理解を深めるための手助けとなればと考えております。
「SDGsこども本だな」と称した本棚には、絵本・児童書を中心とした子どもにも読みやすいSDGs17の目標にまつわる本を並べていきます。1つの目標に対してでも、この本と共にお子さまと社会課題について考えるきっかけになればと思っております。最初のテーマは「貧困をなくそう」です。
今、世界はあぶないのか?ー貧困と飢餓
文/ルイーズ・スピルズベリー
絵/ハナネ・カイ
訳/大山 泉
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「今、世界は あぶないのか? 」シリーズの中の1冊。なぜ貧しい人がいるのか? なぜ飢える人がいるのか? どうしてそんなことになるのか? どうしたら変えていけるのか? 子どもたちにできることは何? を考える、貧困や飢餓について、根本的なところからわかりやすく説明された1冊です。解説は教育学博士の佐藤学氏。
そのこ
詩/谷川俊太郎
絵/塚本やすし
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遠く西アフリカ ガーナのカカオ農園で働く「そのこ」と、日本にいる「ぼく」との日常を描く。「そのこ」は働かされ、「ぼく」は学校へ行って遊んでゲームも買える。谷川俊太郎さんの詩によって、「ぼく」が「その子」を想う姿が描かれています。同じ空の下、世界には、貧しさの中さまざまな環境で暮らす人々がいることを、子どもの姿を通じて気づかされる1冊です。
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