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おぼれている人を見つけたら? ウォーター・レスキューゲームで水難事故への対処法を学ぼう

梅雨が明け、本格的な夏がやってきましたね。連日の暑さに、「海や川で思いっきり水遊びがしたい!」と思う方もたくさんいらっしゃることでしょう。そんな時期だからこそ、水難事故への心構えはしっかりと持っておきたいものです。

こども防災協会が開催する「こども防災キャンプ」では、自然の中でアクティビティを楽しみながら、災害や事故への対応力をトレーニングします。夏のキャンプでは、海や川などで水に親しみつつ、水場の危険性も同時に学べる企画をたくさん用意しています。

その一つが「ウォーター・レスキューゲーム」です。もしも海や川で誰かがおぼれているのを見つけた時、助けるためにはどんなことをすればいいのでしょうか? ゲームを通し、その対処法を学んでいきます。

身近なものを活用して救助に挑戦


この日のキャンプは快晴で、まさに海水浴日和でした。子どもたちは水着に着替えて砂浜に集合し、専門家から海の危険や水難事故での救助の仕方を教わります。レクチャーの後は、教わった救助方法を実践してみました。

おぼれている人を見つけた場合、つい自分も飛び込んで助けに行きたくなりますが、それは絶対にしてはいけません。おぼれている人がしがみつき、自分も一緒におぼれてしまう危険があるからです。おぼれている人を見つけたら、まずは通報するなどして周囲に助けを求めるようにしましょう。

その場にあるものを救助に活用することもできます。例えば、ロープのような長いものや、ペットボトルやクーラーボックスのような浮くものをおぼれている人の近くに投げる方法があります。この日のキャンプでは、ロープを結びつけたペットボトルを使った救助方法にチャレンジしてみました。

ボランティアさんが救助される役として海でスタンバイしています。そこに、何人かで手をつないで「ヒューマンチェーン」を作り、近づいていきます。波に流されて手が離れないよう、しっかりと手首を握り合うのがポイントです。

そして、先頭の人がペットボトルをボランティアさんの近くに投げてつかませ、ロープを引いていきます。波に揺られながら人をロープで引っ張るのは想像以上に大変な作業でしたが、どのチームも声をかけ合いながら懸命に取り組み、無事にレスキューを成功させることができました!

レスキューゲームでしっかりと学んだあとは、もちろん水遊びも存分に楽しみます。よく学び、よく遊びながら防災意識を育む、有意義なキャンプの一日となりました。

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