一社)こどもの未来につながる働き方研究機構

一般社団法人 こどもの未来につながる働き方研究機構の公式noteです。 保育・企業・地…

一社)こどもの未来につながる働き方研究機構

一般社団法人 こどもの未来につながる働き方研究機構の公式noteです。 保育・企業・地域、それぞれがつながりを持ち、未来を創造するこどもにとって何が一番大切なのか、一緒にアクションを起こしていきます。保育者、親、そして未来人材である子どもたちの将来の働き方を創造します。

最近の記事

給料を下げずに労働時間を1時間短くしたらどうなる?           ~こどもまんなか社会で私たちができること~

こんにちは。一般社団法人こどもの未来につながる働き方研究機構代表理事の菊地加奈子です。 今回は社団についてではなく、私が代表を務めるもう一つの法人、「社会保険労務士法人ワーク・イノベーション」の働き方改革について紹介したいと思います。 今年の秋から、正職員について、基本の労働時間を8時間から7時間に短縮することにしました。現状、私たちの社労士法人では8時間の基本的な正職員の他に7時間・6時間といった短時間正職員を選択できますが、今後はスタンダード(上限)が「7時間」というこ

    • いつ、どうやって子どもは気持ちを切り替えているの?

      昨日の朝、幼稚園に子どもを送りに行ったらテレビでもお見かけするあのすごい先生がいらっしゃって。 学生さんを連れて訪問されていらっしゃるところでした。 なんとその先生が夕方、わが子の数枚の写真を見せてくださったのです(撮影の際にはわざわざ顔が映らないようにという配慮まで!)。 写真を見ただけでどれだけの自己主張っぷりかがお分かりになるかと思いますが・・・ それを、「なかなかのドラマでしたよ」って。 場所に慣れるまで時間がかかる子なので、朝は大体、私からしがみついて離れず、

      • こども未来戦略方針(案)~異次元の子育て支援は実現するのか~

        こどもの未来につながる働き方研究機構 代表理事の菊地加奈子です。 6月1日、第5回こども未来戦略会議が開催され、「こども未来戦略方針」案が示されました。若い世代が子育てに希望を抱き、子育て世代が感じている育児と仕事の両立の苦しさ、さらには経済的・精神的負担感や不公平感を解消していくための異次元の子育て支援策。ここ3年の集中取り組み期間に取り組むべき具体的な施策が「加速化プラン」として掲げられています。  企業・保育所等における働き方の構築に携わる社会保険労務士という立場、そし

        • 人口減少時代における保育の多機能化~子育て支援・保育の職場環境改革~

          社会保険労務士法人ワーク・イノベーション代表 一般社団法人こどもの未来につながる働き方研究機構 代表理事 菊地加奈子です。 このたび、人口減少時代における保育の多機能化~子育て支援・保育の職場環境改革~(日本法令)という書籍を上梓しました。これまでも社労士として執筆してきましたが、今回はいわゆる実務本よりも視野を広げて「保育」「子育て」「働く」ということついて考察してみました。 今回は執筆にかけた思いとこれからの社会への展望について書いてみたいと思います。 1.本の説明を

        給料を下げずに労働時間を1時間短くしたらどうなる?           ~こどもまんなか社会で私たちができること~

          【賛同者募集】こどもたちの未来のために社会で働き方を考えよう!プロジェクト

          一般社団法人 こどもの未来につながる働き方研究機構では、こどもたちの未来のために社会で働き方を考えよう!プロジェクトを始動します。 背景保育・幼児教育の現場では、働いていたり子育てで疲れてしまった親に代わり、こどもたちが安心して過ごせる環境を提供するため、そしてその環境をより良いものにし、保育・教育の質を高めていくためにたゆまぬ努力を重ねています。しかし、そのために担い手である保育者が過酷な状況で働いていたら、そもそもの質の向上は望めません。 働いている親たちも、両立支援制

          【賛同者募集】こどもたちの未来のために社会で働き方を考えよう!プロジェクト

          保育園・こども園のキャリアパスを根本から考える

          1.キャリアパスってどんなもの?処遇改善等加算の要件でもあるキャリアパス。キャリアパスとは保育園特有のものではなく、人が働く上での成長指標になり得るものです。組織の中で機能するもののように見えますが、個人として組織を超えたキャリアパスを自ら据えてもよいと考えられます。 ウィキペディアで調べるとこのような表記。 処遇改善等加算Ⅰのキャリアパス加算や処遇改善等加算Ⅱの副主任や専門リーダーといった新たな役職定義の存在も手伝って、キャリアパス=賃金制度と結びついた評価指標と捉えられ

          保育園・こども園のキャリアパスを根本から考える

          あの時、ひとりの母として保育園に願ったこと

          社労士の私がつくった保育園8年前というと保育園を開園して1年経ったころでした。まだ補助金も何にもなくて、ほぼボランティアのような状態で、自分の子どもと地域の子どもと保育士さんたちの子どもを一緒に育てていました。小学生の娘が絵本を読んであげたり、急にお迎えが遅くなってしまったお家があれば一緒に夕飯を作って食べたり、何度も何度も採用面接に落とされるお母さんの涙に寄り添ったり・・・ 目に入ってきた写真では、当時3歳くらいだった三女が保育園の洗濯物を畳んでいます。ああ、あの頃は本当に

          あの時、ひとりの母として保育園に願ったこと

          不適切保育に思うこと

          社労士として向き合ってきた保育現場の問題ニュースの報道があった時の私の最初の印象としては、正直「毎日のように受けている相談が事件として扱われた」という衝撃だった。同時に、あまりの相談の多さとそこで皆が訴えている「無力感」によってどこか感覚が麻痺してしまい、踏み込んだ行動が起こせていなかった自分自身に対する自己嫌悪と消化しきれない思いに言葉を失った。 改めて、これまで寄せられてきた相談と、逮捕報道の前である2022年夏、課題感を持って取り組んだ全国の保育士に向けて行った独自の

          一社)こどもの未来につながる働き方研究機構 公式noteを開設しました。

          はじめまして。 一般社団法人こどもの未来につながる働き方研究機構代表、社会保険労務士の菊地加奈子です。これから社団メンバーと一緒に取り組みの様子や保育のこと、法律や制度のことなどを発信していきたいと思っています。 どうぞよろしくお願いいたします。 設立の経緯についてはこちら→ 熱い思いももちろんありますが、初めての投稿ではこの社団を通して何を実現したいのか、具体的に宣言しておきたいと思います。たくさんありすぎるのですが全部語り切れないので最初の目標を。 この社団で実現したい

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