お子さまの言葉がでなかったり遅いと感じたら、チェックすべき場所は…ここ！①
さて、連日夜泣きのお話をさせていただきましたが、今回のテーマは別の角度からお子さまと向き合う内容に。それは・・・お子さまの言葉が出なかったり遅い時チェックしておくべき場所についてです。
発語の悩み。これまた個人差が大きすぎるテーマです、そして奥が深い！
ということで、こちらも数回に渡ってお届けいたしますね。
■早速ですが、ここのチェックを・・・！
ことばで自分の気持ちを表すことができるようになると、親子だけでなくお友達との無駄な戦いも本当に激減します。
早くことばが出てほしい！！
それは全ての親の願いでありましょう。
そして、ちょっと言葉が遅いな・・・・と、感じたなら、まずチェックしていただきたい場所があります。
それは、舌です。
言語の遅れには様々な要因がありますが、このシリーズでは「発語をするために必要な筋肉」に注目していきます。
■舌と言葉、ここをまず語りますよ！
私の仕事である鍼灸治療、 最初に勉強させて頂いた先生が脳梗塞専門の手法を取り入れている方でしたので、大人の言語障害に接する機会が多くありました。
脳の損傷された部位によって言語障害の種類も変わってきますが、（言葉は話すけれど意味不明だったりなんてこともあるのです）
「話す」という「動作」ができなくなると、舌はどんどん縮んでいく・・・という現実をみました。
使わない筋肉は固まって縮むといいますが、舌ほど顕著なものは他にないかもしれません。
口の中をみると、喉の奥の方に肉の塊がある・・・その位のレベルの方もいらっしゃいました。
でも反対に、その舌の筋へのアプローチをすることでまた会話を取り戻せた方もいらっしゃったのです。
話す道具としての舌。そんな印象も受けました。中々言葉がでなかったり、声をださないお子さんの場合、そもそも舌を動かすことが苦手な場合があります。
ので、まずは使える舌を作りましょう。
■実際にお子様の舌の状況を確認してみましょう！
①舌の長さをチェック
チェック方法は簡単。
全力であっかんべーてへぺろ をしてもらいます。
どうですか？どれくらいまで舌伸ばせてますか？下唇の先まで出せるようならさほど問題はないです。
②舌を上下左右に動かします
てへぺろ と舌を出した状態で上下左右に動かしてもらいます。
レロレロとぺろぺろ！
ですね。
こちらもどうでしょう。
動きはスムーズですか？
泣いたり食事をしたりするときは無意識に舌を使いますが、意識して使うことができるかどうか是非確認しておきましょう。
※舌の裏にある「舌小体」というスジが短いお子さんもいらっしゃいます。
③上手にごっくんできるかな？
舌が正常に働いているとゴックンが上手にできるようになります。
舌の後ろが発達してくるとゴックンが上手になるので、ヨダレは発育とともに減少していくのです。
■舌の動き、奥深きものですよね。
①～③が問題なしなら舌の長さも動きも合格。どちらか一方でも あれれ？ な状態のお子様は舌が縮んでいるか、動きが悪いです。
そうした症状をお持ちのお子様向けに、どのように改善させるかの運動も提案させていただいております。
・・・実はこれ、お子様向けだけでなく、当院では滑舌の悪い方や小顔になりたい方にもお勧めしている運動です。
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是非この機会に舌の運動を覚えてみましょう！
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