[青ブラ文学部]#あなたへの5つの質問 Q2
今回こちらの企画に参加させていただきました。Q2の小説を書きました。
Q.2
どんなに言葉を尽くしても、結論が出ないであろう哲学的なテーマについて語り合うことは、時間の無駄だと思いますか?それとも有意義だと思いますか?
山根あきらさん、ありがとうございました。では本編です。
「俺の人生ってなんなんだろう。」
「お、どうしたんだよそんなこと言うなんてお前らしくないじゃん」
「ごめんごめん。こういうの考えても絶対答えなんかないし、考えないようにしてたんだけどなぁ。」
「なんかあった?」
「今日ちょっと仕事でミスっちゃってナイーブになってるのかも」
「うーん人生か。どうなんだろうな」
「うん」
「俺もさ、中学生の頃考えたりしたんだけどさ、全然答えみたいなのが出なくてさ、めっちゃ悩んでたわ。まぁ40にもなってまだお前とこうやって飲めてるあたり人生ってなんかいいけどな」
「そういえば、俺ら中学のころめっちゃ遊んでたよな。ゲーセンとか行ったりしてさ。楽しかったなぁ」
「あぁ、あと夜の海で遊んでたのめっちゃ楽しかったよな。」
「あの禁止だったとこのやつ?」
「うん」
「めっちゃ楽しかったけど、今振り返ってみると結構やばいことやってたよね。」
「そうゆうの含めて全部楽しかった!って言えるような人生にしたい。まぁ、もうあと10年で折り返し地点だけど」
「人生って難しいね」
「なんかさ、人生ってなんなのかとかはわからないけど人生について考えることをやめたくないな」
その日は朝まで語り明かした。
了(492文字)
僕の考えとしては「有意義である」です。もしくは、「もし無意義であるとしても考え続けていきたい」です。
お読みいただきありがとうございました。
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