公認会計士を目指した理由

2010年に公認会計士を目指してからはや9年が経過したので、なぜ目指そうと思ったか、備忘のために残しておこうと思います。

◆2010年頃の僕

2010年、私は高校2年生でした。

大学まで附属している中高一貫の私立に通わせてもらっていて、親の財力があればエスカレーターで上がれる学校でした(親は血のにじむような努力の結果、私を中高大一貫校に入れてくれたので、それを当たり前とも思っていませんし、将来どうなるかわからない不確実な投資物件、すなわち子供に惜しげもなく投資してくれたことに感謝しています)。

当時から学校では「将来の進路」といったテーマで附属大学の話を聞こう、みたいな授業があり、各学部の教授が話しに来てくれていました(高校と大学がエスカレーターなのでそのような特殊な授業がありました。今思えば囲いこみだと思いますが)。

その時にたまたま僕が説明を聞きに行った経営学部は公認会計士の方が話に来てくださっていました。その方のお話を聞いて「あ、将来この職に就いてるわ」と確信したのが目指した理由です(いわゆる第六感が働いた)。

目指した理由はこれだけです。単純でしょう?

なお、その時のレベルがどのぐらいだったかというと、実際に自分が公認会計士として働いているイメージが鮮明に思い浮かぶほどでした。

◆公認会計士を目指した4つの要因

「第六感で目指したのになんやねん」と思われるかもしれませんが、
こんな理由があったんだろうなという4つの要因をピックアップしてみました。

1.手に職をつけたかった
親・親戚のほとんどが自営業であったことから、サラリーマンとして組織に帰属し、定年まで働くといった働き方は私の頭の中に一切なく、「将来は自分の手で何か商売をやるのだろう」と漫然と頭の中に思い浮かべていました。おそらくこれが最も大きな要因だったと思います。

ゲームが好きだったのでゲームクリエイターにでもなろうかと思ったのですが、数学が絶望的にできずに文理選択の際に文系に進んだ私にとっては、上記職業を目指すのはほぼ不可能に近い形になりました。

それでも普通に就職活動をして普通のサラリーマンとして働くのは絶対に嫌だったので、何かないかなあと思い13歳のハローワークをぺらぺらめくっていました。

2.母親の存在
そんな時、母親が「税理士でも目指したら?」と持ち掛けました。
母親から税理士という単語が出てくるとは思わなかったのですが、聞くところによると商業高校在学中に簿記1級を受験し、合格したとのことでした。

自分にもその才能があるのではないかと思ったことも要因の一つかと思います。

3.税金について知りたかった
上記の通り親が自営業だったので、お金で苦労していた面がありました(子供の僕にはそんな素振りを一切見せませんでしたが)。

そこで税金について詳しくなれば親の資金繰りも少しは楽になるのではないかと思ったからです。

これは公認会計士の業務というよりは税理士の業務ですが、公認会計士を取得すれば税理士も登録できるので、これも要因の1つとなります。

4.試験期間が短い
「試験期間が短い」とさらっと書きましたが、これは税理士試験と比べての意味です。
税理士試験は5科目取れば合格(しかも1科目合格した場合、効力は永久的です)です。

が、1科目当たりのボリュームが非常に多く、1年1科目もしくは2科目受験でコツコツ合格していくいわゆるマラソン型の試験です。

対して公認会計士は短答式・論文式と2段階の試験ではあるものの、最短で合格している受験者は1年等と受験期間が短いいわゆる短距離型の試験です。

私の性格上コツコツやるのは得意であるものの、5科目合格するのに何年かかるかわからない税理士試験を続けていくのは絶対に無理だと思いました。

また、これ以上親に資金面で苦労させるわけにはいかなかったので、何としても大学在学中に合格しなければなりませんでした。

上記を総合的に判断し、複数の科目をこなす必要はあるものの、受験期間は短い公認会計士試験を受験することにしました。

◆まとめ

目指した理由は、第六感が働いたことですね。
もちろん目指すと決めてからは真剣に勉強しました。

私はこんな感じで公認会計士を目指したのでした。

目指す理由は人それぞれだと思いますが、この業界に色んなバックグラウンドの方が入ってくれることは大変喜ばしいことです。

次は簿記3級を受験した時の話でも書いていこうと思います。

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