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公認会計士になるまでのお話

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大学生が簿記3級の受験〜公認会計士になるまでのお話をこのマガジンにまとめています。 高校生や大学生で公認会計士を目指そうかな、目指してみようかな、と思っている方に特におすすめです。
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記事一覧

修了考査とやら

前回からだいぶ飛びます(大体3年ぐらい)が、修了考査の話も備忘で書いておこうと思います。 ◆どうやったら公認会計士になれるんや世間的には、国家試験である公認会計士試験合格=公認会計士というイメージだと思いますが、現実は違います。公認会計士合格は登録要件の1つを満たしたにすぎません、 公認会計士になるには、以下3つの要件が必要です。 公認会計士法第三条に書いてあるので、確認してみましょう。 (公認会計士の資格) 第三条 公認会計士試験に合格した者(同一の回の公認会計士試験に

そうだ、公認会計士になろう④(ラスト)

そうだ、公認会計士になろう③の続きです。 約1年半ぶりに更新となります。今回で最後です。 ◆短答に受かった短答に受かったので、ようやく論文の勉強に取り掛かることが出来ました。 1年前に論文の答練をほぼ全てライブで受けたので、少しはアドバンテージがある状態でした。そのため、適度に休みをいれつつ、のんびり勉強をやっていました(それでも朝から晩まではやっていた気がする)。 ◆答練スタート年明けごろから徐々に答練が始まりだし、毎日答練を解く日々でした。 論文に向けての答練は、主に

そうだ、公認会計士になろう③

そうだ、公認会計士になろう②の続きです。だいぶ間あいてすみません。 ◆論文式の勉強ひとまず1回目の短答式に落ちたので、論文式の勉強を始めることにしました。 前述の通り、論文式は租税法と選択科目が増えるので、その科目は1から勉強しないといけないです。 科目の特徴を説明すると、以下の通りです。 ・租税法:法人、所得、消費の計3つの税法が試験範囲。6科目の中でもボリュームが多いが、やればやるほど伸びる科目。 ・選択科目:経営、経済、統計、民法の4つから1つが試験範囲。大半が

そうだ、公認会計士になろう②

そうだ、公認会計士になろう①の続きです。 ◆講座が始まった2012年の12月1日に第1回目の講座の授業が始まりました。 教室に入ってまずびっくりしたのが受講人数の多さ。50人ぐらいいたと思います(結局最後までやり抜いたのはそのうち10人にも満たなかったですが)。 この試験がなぜ難関国家試験と位置付けられているか、私は以下3点が要因だと思います。 ① ボリュームがあること ② 複数の特性の異なる科目を同時並行で勉強しないといけないということ ③ 母集団のレベルが高いこと

そうだ、公認会計士になろう①

簿記2級を受けた時の話の続きです。 ◆大学に入った大学に入ったとは言っても、エスカレーター式の付属校だったので、一定程度の成績を修めていれば高校から希望の学部へ進学することができました。 そのため、センター試験や二次試験を受けずに大学に入学することができました(今思えば国立・上位私立に行っておけばよかったと後悔している。やっぱ頭いい人多いし、話面白い。なお、国立・上位私立へ入学できるだけの学力があったかと聞かれると耳が痛い。)。 私は経営学部に進学したのですが、その理由

簿記2級を受けた時の話

前回は簿記3級を受験した時の話を思い出して書いてみました。 今回は簿記2級編です。 ◆何故簿記3級が不合格だったのに、簿記2級を受験しようと思ったのか⇒これは、3級の不合格の点数が決め手でした。 簿記3級の合格点は70点で、69点で不合格となったのですが、「あと1点のために勉強するんやったら簿記2級の勉強したほうが絶対ええやろ」と思ったからです。 確かに不合格は不合格ですが、私の場合は上記のように考えており、絶対に受かってやるみたいな執念があったので、2級の勉強を開始し

簿記3級を受けた時の話

本日は日商簿記検定の試験でしたね。受験された皆様、お疲れさまでした。 ひとまず試験の重圧から解放されたと思いますので、ゆっくり休んでください。 前回は、公認会計士を目指した理由を書きました。 今日は簿記3級を初めて受けた時のことを振り返ろうと思います。 ◆簿記って何やねん公認会計士を目指そうとは思ったものの、まず何から手を付けたらいいか全くわからなかったので、とりあえず調べてみました。 調べてみるとどうやら「簿記」というものが公認会計士や税理士などの会計系資格の登竜門ら

公認会計士を目指した理由

2010年に公認会計士を目指してからはや9年が経過したので、なぜ目指そうと思ったか、備忘のために残しておこうと思います。 ◆2010年頃の僕2010年、私は高校2年生でした。 大学まで附属している中高一貫の私立に通わせてもらっていて、親の財力があればエスカレーターで上がれる学校でした(親は血のにじむような努力の結果、私を中高大一貫校に入れてくれたので、それを当たり前とも思っていませんし、将来どうなるかわからない不確実な投資物件、すなわち子供に惜しげもなく投資してくれたこと