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【廃漁網で起業する社長の日記】#4 本が降ってきた。加藤が検証したい仮説ってなんだ?

ある日の朝、打ち合わせに向かおうと
車に乗り込んだらフロントガラスに写真のように文庫本が。笑

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メモが挟まっている。

「まちがえて2冊買ってしまいました
暇つぶし(?)にでも読んでください。」

といつもお世話になっている大家さん(たぶんお父さん)からのサプライズ。

本のタイトルは『ぼくらの仮説が世界をつくる』
宇宙兄弟やドラゴン桜の編集者の佐渡島庸平さんの著書でした。

「ず、ずいぶん意識たかい本読んでるな」と思いつつ、
本は出会いでもあるので読了。

ロジカルだけど、押し付けてくるわけでもなく
静かな熱さを感じる良い本でした。

一冊を通して書かれているのは
下記順序がめちゃくちゃ大切ってこと。

①仮説を立てる

②情報を仕入れる

③仮説の再構築

④検証

⑤考察

①に戻る

①と②の順番を逆にしてしまう人が少なくなくて、
情報ドリブンになりすぎちゃうと
視野がぎゅーんと狭くなっちゃって、過去に情報があったことから
仮説を立てるので、新しいものは生まれない。

間違いを自然と怖がっちゃっていつの間にか②を先にやりがちなのはわかる。

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で、加藤はどんな仮説のもと事業を作っているのか?
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「廃漁網の資源化」ってどんな仮説のもとやっているのか?
改めて向き合ってみました。

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<主仮説>
「意味のあるモノ」の次は
「意味のある素材」の時代になるのではないか。

<従仮説>
地域が無価値に思ったモノこそ
地域性が色濃く出ていて、
今までにない視点、技術をかけ合わせたら
「意味のある素材」になる可能性を秘めているのではないか。

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地域が無価値に思ったモノ、いわゆるゴミは
誰かを経由してゴミになっていて、
ゴミになる前は『その地域を、その地域たらしめているモノ』。

そんな元モノが地域には必ずあります。
気仙沼にとっての『漁網』のようなモノが。

こんなふうに地域の歴史、文化という唯一無二の要素を素材に練り込ませたら
地球上にふたつとない素材が作れることができると考えています。

その素材で何を作るのか? ということをいろんな人とワクワクしたいのです。

※漁網はナイロン6、ナイロン66というめちゃくちゃ頑丈な原料で作られていて、
素材の機能面がバッチリなことは大大大大前提です。

よく『SDGs的で良い活動ですね!』と言っていただけるのですが、今後の未来を考えたらそうなっていくのは必然だと考えていて、これまた前提中の前提。

商品のデザイン、機能、物語に魅力を感じて買ったけど、
結果としてSDGsに準じていた商品だった。

こんな順番になるくらいのパワーあるモノをいろんな人と
ドキドキしながらつくっていきたい。

ジャケットとか、スニーカーとか、リュックとか
気仙沼企業さんのユニフォームとか作りたいものたくさん。

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さいごに
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日々日々事業のことばっかり考えていて、
いろんな人に話していくうちに少しずつ考え方が変わっていく毎日ですが、今日書いたことは根本の揺るぎない部分です。

自分の心の整理も兼ねて書いたこともあって
とっ散らかっててすいません。まだまだ自分でも整理できてないんだなぁと痛感。

でも、大家さんの注文ミスのおかげで大切なことを考え直すことができた。笑

来月からさらに加速して事業作っていくのでまた報告させていただきます!

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