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これからのデザイナーに求められる情報発信とは?「note designer meetup」まとめ

こんにちは。デザイン楽しんでますか?
昨日ピースオブケイクさんで開催された「デザイナーの発信」をテーマにした『note designer meetup』に参加させていただきました。自分のとっちらかったメモをまとめたものですが、良い機会なのでnoteに投稿してみました。初noteです。

▽会場の様子(提供:note運営事務局)

会場の様子

少し自己紹介します。kochitakuといいます。サイボウズというグループウェアをつくってチームワーク向上に努める会社でUX/UIデザイナーをしています。

弊社のnote先輩であるといといさんにこのイベントを教えてもらい、同じく篠原さんに「もちろんイベントレポートはnoteですよね」と言われ、イベントで登壇したみなさんのアドバイスを聞いて感化され書きました。

■イベントのプログラム
・noteデザインチームの紹介
 ・note 沢登 達也さん
・LT
 ・baigie 枌谷 力さん
 ・Tokyo Graphic Recorder 清水 淳子さん
 ・OFFRECO 山下 正智さん
 ・LINE 中谷 豪さん
・CXO鼎談
 ・メルカリCXO 井上 雅意さん
 ・dely CXO 坪田 朋さん
 ・note CXO 深津 貴之さん
・noteからのお知らせ

📄noteデザインチームの紹介:note 沢登 達也さん

・デザインチーム5名+アシスタント1名
・得意分野がそれぞれ違う
・noteのデザインはもちろんのこと、イベント企画やクリエイターのインタビューも行う
・noteの未来の話。画にして記事にする(実装コストは考えない)とコスパ良く反応を知ることができる
・noteお茶会。カジュアルなユーザー会。ユーザーと対等に話せる
・情報を閉じない事で得られることがたくさんある

弊社のプロダクトも考えていることやUIイメージを公開して、フィードバックをもらえる流れがあると良いと思いました。


📄LT:baigie 枌谷 力さん

・baigieのメンバーは18名
・28歳で未経験でWEBデザイナーになった。起業家と言われることもあるが軸足はデザイナー
・情報は発信している人に集まってくる
・情報発信することでファンが増え、案件の問い合わせや採用にかなりの効果も出ている
・オウンメディアのアクセスログはダイレクトが1位。SNSは2位。ダイレクトはメールや社内チャット、グループウェアでの拡散などと分析
・情報発信の効果は時差がある
・習慣化がポイント

その場で資料のQRコードを紹介して、手元で見れるようにしてくれました。資料もnoteカラーで素敵でした。
・資料:デザイナーが情報発信をする100のメリット
https://baigie.me/download/pdf/note_191210.pdf

Twitterで良く拝見している方の登壇を見れて嬉しかったです。


📄LT:Tokyo Graphic Recorder 清水 淳子さん

・デザインリサーチャー /グラフィックレコーダー/多摩美情デ講師
・グラレコが流行ってきて、本質的な価値を探求し始めた。視覚言語の研究
・その場で描いたグラレコをもとにディスカッションが生まれる
・企業内のことや社会問題のグラレコも。保育園の課題で政治家と小さい子を持つ親とをつなぐ仕事など
・メディアの取材も積極的にうける。話したことが文字になる面白さがある
つくった本のウラ話。試行錯誤して表現のルールを決めた。画に比べて文章が難しかった
・決めすぎない。真理とか言わない
・グラレコは流行りではなく、普遍的な表現だと思っている

情報発信のノウハウというより清水さんの活動を知ることで、各々ヒントをつかんでねと解釈しました。個人的には特定分野の探求と発信のすばらしさが刺さりました。


📄LT:OFFRECO 山下 正智さん

・インテリアデザイナー
・インハウス6年を経験後フリーへ
・noteの「#デザイン 記事まとめ」の運営メンバー
・最初は1、2桁だったnoteのビューは現在月間11万ビュー
・noteは特別なことはしていない。「つづける(習慣)/つながる(交流)/とどける(感想を言う)」を実直に
・「つづける」が一番大事。間が空いても良い
・ノウハウ記事はアクセスが伸びるが、大変なので適度に
・情報発信によりクライアントへの説明コストが下がった。noteを読んで考えを事前に知ってもらえたり

▽登壇資料がすぐ公開されてました

「特別なことをしていない」「間が空いてもつづけることが大事」という言葉が刺さりました。「つづける」大事ですね。


📄LT:LINE 中谷 豪さん

・LINEクリエイティブセンターのnote運営メンバー
・LINEのnoteの書き手(デザイナー)は170人
・UIデザイン1室、UIデザイン2室、BX室がある。主なデザイン対象はUIはオンラインでBXはオフライン
・noteは2019年1月スタート。現在フォロワー9000
・クリエイターのコミュニティがあるnoteを選択
・情報発信により採用面のマッチを増やし、ミスマッチを減らしたい
・以前はLINEのデザイナーは外部への露出が少なかった
・LINEにはデザイン部署があることが周知されてきた
・noteの意図「デザイン環境のPR」「業界への貢献」「デザイナーの説明力向上」
・noteも仕事。記事の反響が良い時は書き手の上司にも共有
・人気の記事。ノウハウ系、業務フロー系、インタビュー
・毎週金曜日に記事を投稿
・note運営メンバーは、校正・確認・翻訳などをサポートする
・デザイナーのPRする気があると社内・社外に伝わった
・続けるのが一番大変

▽登壇のnote記事が公開されてました

弊社でもデザイナー内でも外部発信をもっとして行こうという話をしているので、とてもタイムリーでした。組織で取り組むnote発信の参考になりました。170人はすごかったです。。


📄CXO鼎談

3人の方のコメントで特に印象的だったり刺さったものをまとめました。

メルカリ CXO 井上 雅意さん

・外向けの情報発信は最終的に内向けにもなる。中の人に「見たよ」と言ってもらえたり、トンマナの周知
・ブランディングの番人みたいになって、記事の更新が止まった。書きやすくなるしくみをつくった。OGPを文字メインにしたり
・個人よりチーム発信が大事

弊社でもデザイナーのやっていることを知らないメンバーはたくさんいると思うので、「内向けにもなる」という点に目からウロコでした。

dely CXO 坪田 朋さん

・情報発信は人のつながりを広げてくれる。飲み会とかほぼ行かないので
・自分が発信すると若い人も続いてくれる
・腹をくくってプロダクトをつくっていることを知ってもらう。名前をちゃんと出すことも大事

真剣に取り組んでいることの周知や後輩の見本になる姿勢がとても参考になりました。

note CXO 深津 貴之さん

・ブログやnoteはアイデンティティの1部。生き様
・情報発信する時、デザイナーは高品質探求で雑なものを出せない?作品としてカテゴライズされる?自分の場合、カテゴライズはスケッチ
・noteは「前編」として出すと「後編」も書く良いプレッシャーになる
・インターネットに奉仕する感覚で情報発信すると良い

スケッチのように気軽に書くという視点をもらいました。たしかに画像とかに凝ると腰がどんどん重くなる気がします。「インターネットに奉仕」は達観すぎて自分にはまだ咀嚼が必要そうです。


📄noteからのお知らせ

現状の「#デザイン 記事まとめ」や「デザインマガジン」がどんどん盛り上がって来たので「デザインメディア」として専用のコンテンツができるそうです。近日公開とのことで楽しみですね!


📄最後に

以前からnoteを書きたいとぼんやり考えていたので、とても良いきっかけになりました。ありがとうございます!2020年は企業のデザイン組織や個人の情報発信が加速する気がしています。大量の情報の中で届けたい人に正しく届くように工夫しながらまた投稿したいと思います。
登壇者のみなさま、noteチームのみなさま、素敵なイベントとお土産(情報とノベルティ)をありがとうございました。

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