Kayo

毎日のできごとを、少しずつ。

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最近の記事

花をかざる

先週、朝晩がちょっと涼しく感じられて 「今年は秋が早いかも!」とウキウキしてしまい、 花屋さんで、実ものを選んでしまった。 ブラックベリー、セダム、バラの種。 種になっても、飾ってみると風情を作れるバラってえらい。 立秋も過ぎたし蝉の声もまばらになって、早く涼しくなりますように。

    • 絵のこと

      根津美術館に「美麗なるほとけ」展を見に行った。 今回ははりきって単眼鏡を持って行き、兜率天(とそつてん)曼荼羅をじっくり見る。 兜率天は、天界で弥勒菩薩が説法をしているという御所のようなところ。 華麗な色彩の細密画で、ベースが珍しい緑色。 中心よりやや左上から、金色の蜘蛛の糸みたいなものが周囲にパーッと広がっているので、 「おお、ここにいらっしゃったのね!」と弥勒菩薩を発見できる。 この金の糸が、金泥ではなくて截金(きりかね)というのでビックリした。 截金は、金箔を細ーく切

      • 絵のこと

        閉幕ぎりぎりになって、やっと泉屋博古館東京に「やまと絵」の展覧会を見に行った。 撮影OKだったのは、三十六歌仙の書画帖の一部。 やまと絵は、貴族や武士が主人公の絵が多いのだけど、 絵巻物の中に出てくる、庶民を見るのが大好き。 春日権現言験記絵の中の、春日大社を作る大工さんたちがワイワイと仕事をしている様子や、 貴族の男女の逢引きのために、船を漕がされる船頭さんの、 「やってられないよ、早く帰りたいよ」っていう背中に思わず笑ってしまう。 北斎漫画は庶民が主人公だけど、絵巻物

        • 学ぶこと

          今年の春分の日、近所の浄土宗のお寺で、 お彼岸の日だけ、伝定朝作の十一面観音菩薩像の御開帳があるというので出かけてみた。 優雅な立ち姿となだらかで平坦な面には、平安時代後期である和様の特徴が、、。 でも額の髪の生え際の中央が下向きにとがっているところ、面長で厳しめの表情をしているところは、質実剛健な鎌倉時代の特色を持っている。 時代的にも、定朝作というのはちょっと無理が、、と思ったけれど、 「伝」とつけてでも定朝作としておきたいのは、なんとなくわかる。 ところで、きっかけ

        花をかざる

          絵のこと

          鎌倉にでかけるつもりが、そのまま足を延ばして箱根まで行った。 箱根の山の中にある岡田美術館に、ずっと行ってみたかった。 S字カーブの続く坂道を登りながら、遠いなぁ、、とつぶやき少しずつ心細くなる。 朝10時でも早かったのか、来場者は自分一人だけで、広い展示室を独り占めのしあわせ。 そして見たかったのは、中国の膨大な陶器のコレクション。 中国の芸術史は皇帝の人間性に負う部分が多く、賢帝で知られる乾隆帝の官窯の陶器の素晴らしさ、精緻さ、技術の高さは息がとまるほどだった。 帰り

          絵のこと

          花をかざる

          いつも行く美容院の並びに、ラスティークという素敵な花屋さんがある。 今日は、夏らしい涼しげな花を選んでもらった。 白の南国っぽい花の名前は「クルクマ」、ウコンの仲間。 白いところは葉っぱが変形したもので、本当の花はこの奥にひっそり咲いている。 友達にそんな名前の人がいたような気がする、、と帰り道でずっと考えていて、 思い出したのは、民俗学者の南方熊楠。友達じゃなかった。

          花をかざる

          本のこと

          浅田次郎の「神坐す山の物語」の完本を買った。 文庫本の方は、6年前に京都で東寺裏の銭湯に行った帰りに古本屋で見つけて買ったもの。その時は仁和寺の金堂壁画の特別開帳があり、仕事帰りに新幹線に飛び乗って京都に前泊して見に行ったのだった。 本を開くと、仁和寺の境内で拾った落ち葉がハラハラと落ちてきて、金堂の暗さや空の青さ、「アルバイトで来てるんです」と言って壁画の説明をしてくれたお坊さんの笑顔を、一瞬にして思い出して胸が熱くなった。 記録に残る写真やSNSも良いものだけれど、手に触

          本のこと

          本のこと

          今朝のニュースで、建築家の槇文彦氏の訃報を聞いた。代官山ヒルサイドテラスやスパイラルを設計した人。美大生だった自分は、ヒルサイドやスパイラルはただただ憧れの場所だった。 丹下健三を師としていたとのことで、丹下氏をモデルとした設計者が登場する小説を、本棚の奥からひっぱりだしてきた。 夏に向かう季節にぴったりの小説だった。心よりご冥福をお祈りします。

          本のこと

          お買物

          世田谷美術館で見つけた、南部鉄のカラスの栓抜き。本当は台所の引き出しへ行くべきところを、離れがたくて文鎮にしてみた。

          坂道のこと

          細川家所蔵の中国の陶器展を見るために、永青文庫へ行く途中の「胸突坂」 あまりに急なために、胸を突くように上ったので、 江戸時代の人がつけた名前だそうで、神田上水の守り神である水神社がふもとにあるので、水神坂ともいう。 江戸時代には、階段も、もちろん手すりもなかったから、悪天候の日は大変だっただろうな、、と思った。 登り切った左手に永青文庫の入口がある。 前庭から眺める肥後細川庭園の眺めは絶景である。

          坂道のこと

          食べること

          東京ステーションギャラリーに、 「みちのく いとしい仏たち」を見に。 東京駅でのお昼時は、迷わず虎屋。 食事療法中でカフェインレスで、とお願いしたら、 小豆茶を勧めてくれた。 とっても小豆でした。笑笑

          食べること

          旅のこと

          5月に長崎を再び訪れる予定。 次は、市の図書館に籠って卒論の資料集め。 いちにちは万里ちゃんとあかりちゃんと、 波佐見焼の有田から外海にかけてドライブ。 明日が一粒万倍日なので、明日チケットを取ろうと思う。 今日は地図を広げて、色々妄想した。

          旅のこと

          本のこと

          大学に編入学して期待していたのは、読書の幅が広がること。と思っていたら、広がりすぎて読みたい本リストがどんどん増えてしまった。 「人間がいなくなった後の自然」は、人類の遺すであろうゴミについてのやり切れないstoryを想像していたけど、希望も隠れ見えていて、またじっくり向き合いたいと思った。

          本のこと

          絵を見る

          今日は六本木 「恋し、こがれたインドの染織」大倉集古館 「たのしい隠遁生活」泉屋博古館 立派な祭祀用の壁掛けより、普段着の木綿のターバンに、胸キュンでした。 写真は、泉屋博古館のハリオカフェ

          絵を見る

          音楽のこと

          所属オーケストラの定期演奏会が、終わって2日目。 まだなんだかフワフワしてる。 サッと次に切り替えた人から、LINE来たんだけど、 乗っていけなくて、ごめんなさいな気分。

          音楽のこと

          おでかけ

          暑い暑い暑い もう9月も後半だというのに、、。 みなとみらいの臨港パークに、煮詰まった頭を冷やしに行った。 机やパソコンからいったん離れることって、 大事かも。

          おでかけ