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絵のこと
鎌倉にでかけるつもりが、そのまま足を延ばして箱根まで行った。
箱根の山の中にある岡田美術館に、ずっと行ってみたかった。
S字カーブの続く坂道を登りながら、遠いなぁ、、とつぶやき少しずつ心細くなる。
朝10時でも早かったのか、来場者は自分一人だけで、広い展示室を独り占めのしあわせ。
そして見たかったのは、中国の膨大な陶器のコレクション。
中国の芸術史は皇帝の人間性に負う部分が多く、賢帝で知られる乾隆帝の官窯の陶器の素晴らしさ、精緻さ、技術の高さは息がとまるほどだった。
帰り道は、がたごと走る箱根登山鉄道を見ながら山をくだった。
次は小田原からのんびり電車で来れると、もっと楽しいかも。
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